江戸のクラフトマンシップと好相性!? 新店舗「パタゴニア東京・京橋」へ行ってみた | アウトドアショップ・自然派の店 【BE-PAL】キャンプ、アウトドア、自然派生活の情報源ビーパル

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2025.10.27

江戸のクラフトマンシップと好相性!? 新店舗「パタゴニア東京・京橋」へ行ってみた

江戸のクラフトマンシップと好相性!? 新店舗「パタゴニア東京・京橋」へ行ってみた
東京駅から近く、銀座線京橋駅から直結という好立地に、パタゴニアが新店舗をオープンした。神奈川県の鎌倉や長野県の白馬など郊外を中心に出店する印象が強い同社が、なぜ都内の中心部に出店することを決めたのか。また他の店舗を比べてどこが異なるのか。実際にお店に伺ってお話を聞いてみた。
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江戸のクラフトマンシップ&アートとパタゴニアの精神がベストマッチ

店舗
手作りの看板を入り口上部に掲げた店構え。

都内で8店舗目となるパタゴニアの新店舗は、売り場面積が100坪と都内では大型店の位置付け。渋谷、梅田に続く「ブランドエクスペリエンスストア」という重要な位置付けになっている。

添付
江戸時代に使われていた工具の紹介する資料。

なぜ京橋に店舗を構えたのか。

約400年前の江戸時代、京橋は古代から幹線道路として使われていた東海道(いまの中央通り)が通っており、南北からさまざまな人や物が行き交っていた。その中で職人が多く集まり、材木、大工、桶、鍛冶といった職人が住むようになった。彼らのクラフトマンシップは江戸の発展に大きく貢献し、庶民の生活を支えていた。

じつは、パタゴニア創業者のイヴォン・シュイナードは鍛冶屋出身。1本1本ハンドメイドで作るピトンで数多くのロッククライマーを支えた。そういったクラフトマンシップの共通点もあり、京橋の出店は偶然のようで必然だったそうだ。

また、江戸時代には浮世絵が普及し、当時の世間をポジティブに描いていた。同店は、江戸のクラフトマンシップやアートの姿勢に敬意を表し、店舗の随所にその要素を散りばめている。

店舗
1階(©yasu matsumoto)。

1階はレディスとキッズを中心としたウェアを展開。高い天井と都会的な内装で、洗練された印象が残る。また、キッズコーナーには子供が遊べるフリースペースもあり、親子連れでも有意義に過ごせる工夫もポイントだ。

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レジの後ろには、チリ南部・パタゴニア地方のトーレス デル パイネ国立公園の写真。
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同店のために製作されたレジ台は、橋をイメージしたこだわったデザイン!
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階段の下にはパタゴニアで販売しているパタゴニア・ブックスの書籍を展開。
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階段には、創設者のヴォン・シュイナードの写真や当時に製作したクライミングギアの本物が飾られている。
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“私たちは、故郷である地球を救うためにビジネスを営む”は、同社のミッション。京都の漆職人に依頼して1文字ずつ塗られている。
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2階(©yasu matsumoto)

2階はメンズで、トレイルランニング・ウェアが充実。同地域は皇居に近い立地ということもあり、ランナーが非常に多いのがその理由。また、丸の内ストアで長年培ってきたグループランは、京橋ストアでも引き続き定期的に開催する予定だ。

また、2階の屋外にはテーブルチェアが並べられており、ランナーの交流や休憩所としても役立てられる。

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今季大注目の「R1 エア・クルー」¥16,500
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スタッフが書いたフロアマップ。アウトドアを交えた各階の紹介はアーティスティック!
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2階の奥にはリラックススペースがあり、ヨセミテのモノクロ写真と吉田博の版画を配置。
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試着室には、歌川広重などの浮世絵をシルクプリントした絵が飾られている。しかも、部屋ごとに飾られているものが異なっているので、どんな絵が飾られているか見ていただきたい。

東日本初の「Worn Wear」コーナーも必見

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修理したナノパフが飾られたウォーンウェアコーナー。

そして、1階のレジ近くには「Worn Wear」コーナーを設けており、ひとつの製品を長く使い続け、消費を抑えることを目指す取り組みの一環として、修理・買取・中古販売を行なっている。

「海外のお客様や、気候が異なる地域からいらっしゃる方のために、夏でも冬向けのアイテムを、冬でも夏むけアイテムを販売しています。季節外れのウェアがないかと、意外と問い合わせが多いんです。お越しになった際はぜひチェックしていただきたいです」とスタッフは話す。

江戸のクラフトマンシップとアートに敬意を表し、それと融合させた新たな店舗づくりを目指した東京・京橋店。東京駅やその周辺に来た際にはぜひ立ち寄っていただきたいです。

店舗紹介

パタゴニア 東京・京橋

東京都中央区京橋2-4-12 京橋キノテラス
TEL:03-3214-2101
営業時間:11:00〜19:00
定休日:毎月第3水曜日

同店の詳しい紹介はこちら

小川 迪裕

『ロウホウ』代表

アウトドア&ファッションメディアの編集者、ライター、コンテンツディレクター。雑誌、WEBメディアの編集と執筆に加え、ブランドのホームページやブックレットの製作も行なう。愛車はトヨタ・ランドクルーザープラド(通称・95プラド)。愛犬のジャック・ラッセル・テリアとともに、家族で北海道を旅するのが今の夢。

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