
モルックとは?

モルックはフィンランドの伝統的なゲーム。モルック(木の棒)を投げてスキットル(ピン)を倒し、点数を競う。ルールが簡単なので子どもから大人まで遊べる。土、砂浜、芝生と遊ぶ場所を選ばないところもポイント。

2チーム以上で行うことや点数の計算方法など、細かいルールがあるが、簡単なので老若男女問わずに遊べる。本場ヨーロッパでは世界大会もある。
TACTIC モルック
●サイズ:(モルック)約直径5.5cm×長さ22cm、(スキットル)約直径5.5cm×高さ15cm
●梱包サイズ:32cm×22.4cm×19.4cm
●重量:4.44kg
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ルールは簡単!モルックの遊び方
必要な道具は?
スキットル

1から12までの数字が表記された木製のピン。並べ方は写真の通り。これを棒で倒して勝敗を決める。
モルック棒

スキットルに向かって投げる棒。持ち方は自由。下から投げるのが基本。
モルッカーリ

スキットルから3~4m離れた場所にコの字に置き、投げる位置を示す。
50点ぴったりを得点したら勝ち

通常1チーム2~4人で編成。合計50点になれば勝ち。ピンが1本だけ倒れたら表記数字が加点。2本以上倒れると倒れた本数が点となる。点数が50点を超えると25点に戻る。乗り上げたらノーカウント。


倒れたスキットルはその場に立てる

倒れて止まった所が、スキットルの位置になる。

スキットルが倒れた位置から動かないように、垂直に起こしてから回して数字を投擲者に向けよう。
撮影/山本会里
▼参考記事
世界チャンピオンが解説!モルックの投げ方&コツ

誰もが共に楽しめると話題のモルック。日本国内ではチームや競技会が急増して人気はうなぎのぼり。2020年モルック個人戦の世界チャンピオン、河野靖信さんに投げる手本を見せてもらった。

「やっぱり手軽さですかね。道具さえあれば公園でもできます」
とは、2020年モルック個人戦の世界チャンピオン、河野靖信さん。河野さんは競技歴3年半、始めて3回目で競技会デビューし、2019年の世界大会にも出場した。
「友人からモルックのことを聞き、興味が湧いて体験会へ行きました。やってみたら面白いし、手応えもあって。ちょうどボウリングやビリヤードにはまっていたので通じるものを感じました。初めて出た競技会の打ち上げで世界大会の話題になり、触発されて(半ばノリで?)自分も出場することになったんです」
結果は予選敗退、惨敗だった。
「すごく悔しかったです。帰国してから月に20日以上、練習に打ち込むようになりました」
この世界大会出場を機に闘志に火がついた河野さん。本気で世界を目指せるチームを結成し、日々練習に励んでいる。
モルックの持ち方

こちらがベーシックな持ち方。

縦投げの場合。スキットル同士の幅が狭い状況下で、1本だけ倒したいときなどに用いる。

裏投げの場合。モルック棒を順手で持って投げる技。バックスピンをかけることができる。
モルックの投げ方
〝アンダースロー〟で投げる

モルックは下投げ。モルック棒の中心を持って投げる。棒がブレずに真一文字のまま飛んでいくことが一番打撃力を生む。ちなみに河野さんのフォームはボウリングに近いという。
放物線を描くように投げる

遠く離れたスキットルを狙いたいときには、大きな放物線を描くように投げるといい。 投げ手は肩を軸に腕を振り子のようにして遠心力で投げる。真っ直ぐ振り、力を抜くのがポイントだ。
達人のアドバイス

「先攻が断然有利。最初の一投目から50点への得点パターンを考えます。」
撮影/山本会里
▼参考記事
子どもも遊びやすいミニサイズもチェック
TACTIC モルック ミニ
家族みんなで楽しめるモルックのミニバージョン。通常のモルックよりひと回り小さいから、小さな子供も扱いやすい。
●サイズ:22.5×10.5×高さ22.5cm(パッケージ)
撮影/三浦孝明
▼参考記事