世界チャンピオンと BE-PAL編集部が対決してみた!大人気スポーツ「モルック」の 楽しみ方とマル秘テク | アウトドア・外遊び 【BE-PAL】キャンプ、アウトドア、自然派生活の情報源ビーパル
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    2022.11.07

    50点ぴったりを 狙うゲームです!

    誰もが共に楽しめると話題のモルック。日本国内ではチームや競技会が急増して人気はうなぎのぼり。早速ビーパルチームを結成!人気の秘密を探った。

    教えてくれた人

    モルック世界チャンピオン 
    河野靖信さん

    福岡県出身。システムエンジニアとして働く傍ら世界一を目指すモルッカー。ʼ19年世界大会に初出場。ʼ20年オンライン開催されたモルック世界大会でチャンピオンに輝く。「誰もが一緒に 楽しめます!」

    これぞアウトドアの新レクリエーション!

    フィンランド生まれの「モルック」がいま大人気だ。棒を投げ、ピンを倒して得点を競うもので、とてもゲーム性が高い。

    「やっぱり手軽さですかね。道具さえあれば公園でもできます」
     
    とは、2020年モルック個人戦の世界チャンピオン(日本にいた!)河野靖信さん。河野さんは競技歴3年半、始めて3回目で競技会デビューし、2019年の世界大会にも出場した。

    「友人からモルックのことを聞き、興味が湧いて体験会へ行きました。やってみたら面白いし、手応えもあって。ちょうどボーリングやビリヤードにはまっていたので通じるものを感じました。初めて出た競技会の打ち上げで世界大会の話題になり、触発されて(半ばノリで?)自分も出場することになったんです」
     
    結果は予選敗退、惨敗だった。

    「すごく悔しかったです。帰国してから月に20日以上、練習に打ち込むようになりました」
     
    この世界大会出場を機に闘志に火がついた河野さん。本気で世界を目指せるチームを結成し、日々練習に励んでいる。

    What’s "Mölkky"?

    ʼ96年に誕生したフィンランド発祥の新しいスポーツ。カレリア地方の伝統的なゲームを元に開発された。老若男女を問わず誰もが一緒に楽しめるのが特徴。日本の競技人口は推定1万人。

    必要な道具は?

    スキットル

    1から12までの数字が表記された木製のピン。並べ方は写真の通り。これを棒で倒して勝敗を決める!

    モルック棒

    スキットルに向かって投げる棒。持ち方は自由。下から投げるのが基本。

    モルッカーリ

    スキットルから3〜4m離れた場所にコの字に置き、投げる位置を示す。

    50点ぴったりを得点したら勝ち

    通常1チーム2〜4人で編成。合計50点になれば勝ち。ピンが1本だけ倒れたら表記数字が加点。2本以上倒れると倒れた本数が点となる。点数が50点を超えると25点に戻る。

    3点の状態

    7点の状態

    まずは達人に見本を見せていただきましょう!

    そんな一流モルッカー(モルックのプレイヤー)から教わっちゃお〜と、編集長サワッキー、ブッシュハヤサカ、新人カジハラがチームを結成。しかし全員がモルック初体験。河野さんがイチから説明し、投げる手本を見せてくれた。「カーンッ!」当たるとじつに爽快な音が響く。狙いを定めた正確な投擲に加え、エレガントなフォームに一同どよめく。「おお〜」

    〝アンダースロー〟で投げる

    モルックは下投げ。モルック棒の中心を持って投げる。棒がブレずに真一文字のまま飛んでいくことが一番打撃力を生む。ちなみに河野さんのフォームはボーリングに近いという。

    ベーシックな持ち方

    縦投げの場合

    スキットル同士の幅が狭い状況下で、1本だけ倒したいときなどに用いる。

    裏投げの場合

    モルック棒を順手で持って投げる技。バックスピンをかけることができる。

    放物線を描くように投げる

    遠く離れたスキットルを狙いたいときには、大きな放物線を描くように投げるといい。

    河野さんを 真似てエイッ!

    あらよっと こんな感じ?

    力が入ってしまいます……

    達人のアドバイス1

    投げ手は肩を軸に腕を振り子のようにして遠心力で投げます。真っ直ぐ振り、力を抜くのがポイントです。

    倒れたスキットルはその場に立てる

    完全に地面に倒れたスキットルだけカウントされる。乗り上げたらノーカウント。倒れて止まった所が、スキットルの位置になる。

    起こして、クルッと、回転させる

    スキットルが倒れた位置から動かないように、垂直に起こしてから回して数字を投擲者に向けよう。

    世界の河野にビーパルチームが挑む!

    3対1なら、勝てるかも?

    ブッシュハヤサカ緊張の一投。狙いを定めるもモルック棒に勢いナシ……。

    チャンピオンのショットに全員釘付け。スキットルに当たったときの音が違う!

    「5 」倒します! と予告通りに決めた新人カジハラ。なかなか筋がいいかも。

    ぴたりの飛距離で狙い撃ち。モルック棒の動きにも一切のブレなし。

    編集長サワッキーは真剣な面持ちでまさかの0点。でも笑顔は満点。

    再び河野さんのショットに見惚れる3人。もうファンタスティ〜ック!

    GAME OVER

    「え、終わり!?」0点が3回続き失格で試合終了。河野さんはやれやれ〜の苦笑い。

    練習もそこそこにさっそく一戦交えてみることに。モルックはスキットルを倒すシンプルな競技だが、50点ぴったりにならなければ勝者になれず、スキットルは投擲ごとに位置が変化していく。なんとも奥深い。河野さん曰く、最初のブレイクショットでのスキットルの散り具合で、50点への得点パターンを何通りか描けているのだそう。ビーパルチームも「12」を3回狙って……などと、点をどう積むか戦略を立てる。好投をみせるも思うようにスキットルは倒れず、1本も倒れないミスを連発。世界の河野への挑戦は、気持ちいいほどあっけなく幕を閉じた。

    達人のアドバイス2

    先攻が断然有利。最初の一投目から50点への得点パターンを考えます。

     
    2024年の世界大会は、なんと日本(函館)での開催が決定。あなたも世界を目指してみては。

    短期決戦!!〝モルックアウト"

    6、4、12、10、8のスキットルを1本の長さ間隔で縦に並べ、ひとり一投ずつの合計点で競う。同点のときなどで速やかに勝負を決する際に用いられる。

    ※構成/須藤ナオミ 撮影/山本会里

    (BE-PAL 2022年10月号より)

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