
雨キャンプの必需品とは?
雨キャンプに持っていくと役に立つ身近な道具
大きめのごみ袋やドライバック

雨キャンプでは、撤収時にも雨が降り続いていることがある。雨の中での撤収では、晴れの日のようにテントを丁寧に畳んで収納する余裕はない。大きめのごみ袋やドライバックがあれば、濡れて泥だらけのテントやタープを丸めて、とりあえず詰めることができる。

雨キャンプでは、テントやタープ以外に、濡れた衣類なども持ち帰ることになる。なるべく大きめのサイズのごみ袋を多めに持っていくようにしよう。また、濡れたまま持ち帰ったタープやテントは、時間を置かずに、晴れた日に広げてしっかりと乾燥を。
吸水性のあるタオルやふきん

雨キャンプにはマイクロファイバー製などの吸水性が高いタオルや、ふきんがあると便利。キャンプ中に濡れてしまったギアや、テント内に侵入した水滴を拭き取ることができる。テント内に入る際に足を拭くことにも使えるため、沢山あれば安心だ。
長靴やサンダル

雨キャンプでは足元が必ず濡れることになるため、サンダルや長靴を用意しておけば安心だ。長靴があれば足元を気にせず、快適に過ごすことができる。特に、寒い時期のキャンプでは、雨で足元を冷やすことは身体を壊す原因になりかねないため、長靴は必須の道具。
夏場ならば、長靴は蒸れるので、サンダルのほうが快適だろう。ぬかるみに足を取られても脱げないので、足をしっかりとホールドするタイプのアウトドア用サンダルがおすすめ。
ブルーシート

雨キャンプではブルーシートも大活躍。設営、撤収時に荷物が濡れないように包んだり、地面に敷いたりすることができる。 ブルーシートはテントの下に敷いて、グラウンドシートの代用品としても使用可能。
ただ、テントの下が水たまりになってしまうような大雨の場合は、グラウンドシートとテントの間に水が溜まってしまい、逆効果になってしまうので注意しよう。テントの下が水たまりになってしまうような大雨の場合、浸水は避けられないため、テントの内側にブルーシートを敷くのが効果的だ。
スコップやシャベル

多少の雨ならば問題ないが、激しい雨に遭遇すると、雨水が地面に浸み込むよりも早く溜まってしまう。その場合は、水はけをよくするために、テントの周りに溝を掘るのが有効だ。
キャンプ場によっては、区画内に穴を掘るのを禁止しているサイトもあるため、事前に確認しよう。また、キャンプ場のサイトは来た時と同じ状態にして返すのがマナー。撤収時に溝は必ず埋め戻そう。
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雨対策にぴったりな必需品ギア6選
テント・タープ
Coleman(コールマン) 4Sワイド2ルームカーブ
寝室部とリビング部を持つ4~5人用2ルームテント。風に負けない剛性、雨や雪に対応する素材や作り、盛夏でも快適に過ごせる換気&通気性能を併せ持つコールマンの最高峰モデル。
氷点下になる冬から蒸し暑い盛夏まで、4シーズンに対応するモデル。フライ約3,000mm、フロア約10,000mm、ルーフ約3,000mmと、十分な耐水圧を持つ素材が使われ、広さと強度を両立した独自のフレーム構造を採用。 テフロン防水加工が施されたフライシートの裏には、遮光性のあるポリウレタンコーティングが施されている。
フライシートの裾全周にペグ留めできるスカートを装備しているので、冬は冷気の侵入を、夏場は不快害虫の侵入を防ぐことができる。 インナーテントは通気性に優れ、冬には結露しにくいコットン混紡素材を使用。前面の張り出しパネルには、さまざまなアレンジができるサイドウォール付き。張り出し用キャノピーポールは標準装備。
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LOGOS(ロゴス) プレミアム ソーラーヘキサタープL-BB
UVカット、遮光にも優れるソーラーブロック加工を施し、難燃ヘビーポリオックス生地を採用したヘキサタープ。ワイドな形状なので、広々としたリビング空間を演出できる。
耐水性3,000mm、防水・防汚・超撥水加工で、雨や汚れに強い。耐風性に優れ、UVカット効果も期待できる。ポールの本数やロープの張り方次第でアレンジ自在。
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焚き火台
TNBworks 水も滴るいい焚火台
雨が降ると片屋根から水が滴り落ちる、屋根付きの焚き火台。プレートの裏のツメをフレームに引っかけるだけで固定されるから、着脱は簡単だ。分解すると、薄い収納袋に収められる。

前側は大きく開いた片屋根なので、屋根をしたまま火をいじったり、料理をしたりすることができる。2枚のステンレスプレートはぴたりと重なり合っていて、真ん中から水が滴ることはない。
4隅がすこし張り出しているから、風が吹いても水が焚き火にかかりにくい。風の強い日は後ろを風上にすれば、さらに吹き込みにくくなるだろう。

五徳は高低の位置を変えられる。また、両端が曲げてあるので、滑り落ちにくい。火床は幅が42cmあり、長い薪をくべられる。中央部分を上のフレームからフックで吊っているので、強度もある。


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グランドシート
ogawa(オガワ) PVCマルチシート300×210
ogawaが手がけるテント「アポロン」の専用グランドシート。210cm×300cmのサイズのシートが入るテントであれば、問題なく使用することができる。PVC素材が採用されており、高い耐水性がある。また、素材のつなぎ目に高周波溶着という特殊な技法が用いられており、これにより地面が濡れている状態でも安心して使用可能。
▼参考記事
雨対応シューズ
THE NORTH FACE (ザ・ノース・フェイス) TNF レイン ブーツ ゴアテックス
ミニマルなデザインながら、ゴアテックス素材による優れた防水透湿性、高いグリップ力、抜群のフィット感を誇る一足。雨水や砂利の浸入を防ぐスマートなガゼット構造。
ぬかるんだ地面も安心なゴアテックス素材のブーツ。フィット感が高く見た目もスマート。スペクトラリップストップナイロンアッパーを使用し、軽量で高い摩耗耐久性を実現している。
アウトソールにはVibram MontラバーコンパウンドとVibram Traction Lugデザインを採用し、優れたグリップ力を発揮。シンプルでミニマルなデザインは、悪天候のアウトドアから日常生活まで幅広く対応する。

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MERRELL(メレル) ハイドロモック
可動式のストラップとアーチサポート形状でフィット感を高めた水陸両用シューズサンダル。高いクッション性と耐久性、軽さという相反する性質を両立させたEVAミッドソールは、温暖化の影響で増え続け水生生物の生態系に影響をおよぼす藻が由来。フィールドを守る一助になる。
●重量:片足210g(27cm)
▼参考記事
これでバッチリ!雨キャンプの設営&撤収のコツ
雨の日キャンプにおすすめの設営手順
雨が降る中でサイト設営を行なう場合は、まずはじめにタープを張ろう。タープを最初に張ることで、雨に濡れない作業スペースを確保することができる。
テントやイスなどの濡らしたくないものを、雨から守りながら落ち着いて設営を進められるため、タープを張ってからの作業がおすすめだ。
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雨キャンプで役に立つ!タープの簡単な撤収方法

雨の日の撤収は手順が重要だ。まずは、折りたためるタイプの防水バケツを用意。中に水が入っても漏れてこないタイプのものであれば、大きめのゴミ袋でもOK。
最初に四隅のポール、ペグ、ロープを外していく。そのときにペグが抜きにくかったりした場合には、ペグの紛失を防ぐためにロープを引っ掛けたままにしておくのがコツ。センターのポールのみでタープ本体が立ち上がっている状態まで作業を進めよう。

雨の日に憂鬱になるいちばんの原因が、地面にタープ本体の布が擦れて泥だけになってしまうこと。それを防ぐたたみ方がある。 最初にタープ本体についた水滴を落とす。次にタープの端を持ったままタープをたたみ、片側のセンターポールを外す。
このとき常にタープは引っ張った状態で作業すれば、地面に布がつかない。センターポールやペグなどはあとで回収をするので、一旦そのままにしておこう。

タープを泥だらけにしないように丸めていく。反対側のセンターポールの近くまできたら、もう汚れる心配はないので立っているポールを外す。丸めた状態で、そのまま折りたたみのバケツに入れてしまおう。これでタープ本体の布の撤収は終了だ。

布の撤収が終わったら、ペグ、ロープ、ポールを回収していく。あとでペグがどこに刺さっているのかわからなくならないように、ロープと一緒に回収していくことが大切だ。
また、回収したロープ、ペグ、ポールをそのまま車に入れてしまうと、車が泥だらけに。それを防ぐために、それぞれ個別にビニール袋や防水のバケツに入れる。そのときに布とほかのものを一緒に入れてしまうと、擦れて布が傷んでしまうので可能な限りすべてを分けてしまおう。
しまうときに大事なのは、軽くでもいいので泥を拭いておくこと。いちばん汚れているペグは最後に拭こう。キャンプ場に汚れ物を洗える場所があれば、そこで洗えれば簡単に泥を落とせる。
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