
空気が入ってぷっくり膨らんだ寝袋をたたむのは、意外とハード。 寝袋のたたみ方を知らないと、収納袋に入らなかったり、無理に押し込んで生地を傷めたりすることがあります。
基本的なたたみ方の手順を守れば、スムーズに収納できるようになります。 今回は、寝袋のたたみ方の基本とコツを詳しく紹介します。
寝袋のたたみ方を知らないとストレスに!
寝袋は一度広げると意外と大きくなり、適当にたたむだけでは収納袋に入りません。 無理やり押し込むと、寝袋の中の断熱材が偏ったり、ファスナー部分が傷んだりする可能性があります。
また、収納袋がパンパンになり、次回のキャンプで取り出すのが大変になることも。 適切な方法でたたむことで、ストレスなく収納し、次回も快適に使用できます。
寝袋のたたみ方の基本的な手順
しっかりと空気を抜く
まず、寝袋を平らな場所に広げ、ファスナーを開けます。 次に、空気を抜くために、端からゆっくりと押しながら丸めていきましょう。 しっかり空気を抜くことで、コンパクトに収納しやすくなります。
ポイントとして、足元側から空気を抜くようにすると、巻く際に余計な空気が入りにくくなります。 また、寝袋の素材によっては空気が抜けにくいものもありますので、両手でしっかり押しながら空気を押し出すとよいでしょう。
小さく足元から巻いていく
空気を抜きながら、足元側からくるくると巻いていきます。 できるだけ小さく巻くのがポイントです。 コツは膝を使って軽く押さえながら巻くことで、よりコンパクトになります。
また、途中で寝袋が広がってしまう場合は、手で軽く押さえながら巻くと崩れにくくなります。 この時、巻く方向を一定に保つことで、より均一にたたむことができます。
巻き終えたら押さえながらゴム紐で固定する

巻き終わったら、両手で押さえつつ、ゴム紐やストラップで固定します。 これをすることで、巻いた形を崩さずに収納袋に入れやすくなります。
ゴム紐がない場合は、軽く押さえながら直接収納袋に入れることも可能ですが、固定することでよりスムーズに収納できます。 また、寝袋の種類によっては付属のストラップがあるので、それを活用すると便利です。
袋の入り口に寝袋を乗せて1/3程度かぶせる
収納袋を用意し、入り口部分に寝袋を軽く乗せます。 このとき、全体の1/3程度を袋の中に入れるイメージでかぶせましょう。
いきなり全てを押し込もうとすると、空気が逃げずに入りづらくなります。 少しずつ入れることで、スムーズに収納できます。
袋を手前に引っ張りながら寝袋を押し込む
袋の口を少しずつ手前に引きながら、寝袋を押し込んでいきます。 一気に押し込もうとすると空気が抜けずに入りづらくなるので、少しずつ詰めていくのがコツです。
寝袋が詰まってしまった場合は、一度引き抜いて再度巻き直すと入りやすくなります。 最後に、袋の口をしっかり締めて収納完了です。
寝袋のたたみ方のコツ
コツ① 空気を抜くときは端から丁寧に
空気を抜く際に雑に行うと、膨らんでしまい収納がしにくくなります。
手や膝を使いながら、端からしっかりと押し出していきましょう。 特に、化繊の寝袋は空気が抜けにくいので、少し時間をかけて丁寧に行うことが大切です。
コツ② たたむ前にファスナーを完全に閉める

ファスナーを開けたままたたむと、生地がよれて巻きづらくなります。
完全に閉めることで、スムーズにたたむことができます。 また、ファスナーが半開きの状態だと、巻く途中で引っかかる可能性があるため注意しましょう。
コツ③ 圧縮しながら巻く
足元から巻くときに、少しずつ力を入れて圧縮しながら巻くのがポイントです。 ゆるく巻いてしまうと、収納袋に入れづらくなるため、しっかりと締めながら巻きましょう。
また、途中で崩れないように、巻き終わるまでしっかりと両手で押さえながら行うと、きれいにまとまります。
面倒な方はコンプレッションバッグがおすすめ
「丁寧に巻くのが面倒」「もっとコンパクトにしたい」という方には、コンプレッションバッグが便利です。 これは、寝袋を収納した後に圧縮できる専用のバッグです。 ストラップを締めることで、より小さくまとめられます。
他の衣類と一緒にコンプレッションバックに詰めコンパクトにすることもできるので、一石二鳥にも。
また、防水機能が付いたモデルもあるため、濡れる心配なく持ち運ぶことができます。 荷物を減らしたい方や、収納に時間をかけたくない方にはおすすめのアイテムです。
寝袋のたたみ方を知ればストレス軽減!
寝袋のたたみ方をマスターすれば、キャンプ後の片付けがスムーズになります。
限られたテントの中スペースで、ストレスなく収納でき、次回のキャンプも快適にスタートできます。
ぜひ今回紹介した方法を試して、気持ちよくキャンプを楽しんでください!