寝袋はいつ洗濯するべき?正しいお手入れの方法と注意点を紹介
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    2022.06.23

    寝袋はいつ洗濯するべき?正しいお手入れの方法と注意点を紹介

    広げた青色の寝袋と収納袋。

    夜の冷え込みも落ち着き、「そろそろ保温力が高い寝袋を奥へ片付けよう」と思っている方も多いのではないでしょうか。

    そこで悩むのが、寝袋のお手入れ方法や洗濯の仕方です。正しくケアできていないと、カビが生えたり、劣化を早めたりしてしまう可能性も……。

    そこでこの記事では、寝袋を洗濯するタイミングや具体的な手順、注意点などを紹介します。

    基本は陰干し!タイミングをみて洗濯すべし

    寝袋の基本のケアは、しっかりと乾かすことです。使用後はできるだけ早めに、風通しのいい場所で陰干ししましょう。

    物干しに広げてかけた寝袋。

    ファスナーを開けて裏返しにして干し、1時間ほどたったら裏表を返して、満遍なく湿気を逃がします。

    丸洗いをするのは、一般的に30〜50回使用したタイミングだといわれています。

    つまり年間10泊使用しても、3〜5年は洗濯をする必要がないということです。寝袋用のインナーシーツを使っている場合は、もっと少なくてもいいかもしれません。

    しかし、

    • 嫌なにおいがする
    • 汚れが目立つ
    • 薄くなった
    • 保温性が落ちた

    などのサインがあれば、使用回数が少なかったとしても洗うといいでしょう。

    寝袋を洗濯するときの注意点

    洗い方を間違えると、劣化が早まることがあります。

    実際に洗濯をする前に、以下のことをチェックするようにしてください。

    洗濯表示タグに従う

    寝袋についている洗濯表示タグのアップ。

    このタグを見ると、家庭洗濯での洗濯液の上限温度は30度C以下、漂白、タンブル乾燥、アイロンの使用が禁止だということが分かります。

    衣類と同様に、ほとんどの寝袋には洗濯表示タグが付いています。

    このタグには、

    • 洗濯機推奨か、手洗い推奨か
    • 乾燥機は使用できるか
    • 液温の上限温度
    • 干し方

    などさまざまな情報が書かれています。

    製品によって細かい取り扱い方法が異なるので、洗濯をする際は洗濯表示タグの指示に従ってください。

    中綿の素材によって洗剤や洗濯方法を変える

    中綿は一般的に、ダウンか化繊です。

    ダウンは特にデリケートな素材のため、手洗いがベター。洗剤は、ダウン専用のものを使用します。

    また、湿気が残るとカビや悪臭が発生しやすいです。乾燥機の使用ができるものなら、乾燥力が高く大物も乾かしやすいコインランドリーの乾燥機を利用するのもいいでしょう。

    化繊の寝袋は、洗濯機で丸洗いできるものが多いです。しかし、基本的に乾燥機は使用できないため、陰干しでしっかりと乾かしましょう。

    寝袋の洗い方

    ダメージを最小限におさえるためには、手洗いをするのがおすすめです。

    具体的な方法を見ていきましょう。

    1.砂やほこりなどの汚れを払う

    土は、乾いている方が落としやすいです。ふるったり、ブラシでこすったりしてある程度汚れを落としましょう。

    2.押し洗いをする

    浴槽に約30度Cのお湯を15cmほどためて、中性洗剤を入れます。

    浴槽の中に寝袋を入れて両足で踏んでいる。

    汚れがひどい箇所がある場合は、先に部分的にもみ洗いをしてから全体を洗いましょう。

    ジッパーを閉めた寝袋をつけて、足で踏んで汚れを押し出します。

    汚れが気になるときは、このまま1時間ほどつけ置きしてもいいでしょう。

    3.脱水する

    浴槽の淵にまとめた寝袋を置いて脱水する。

    ひねると生地が傷むので、適当にまとめて押して脱水します。

    排水し、踏んだり押したりして、ある程度水を切ります。

    4.洗濯機で仕上げ

    洗濯機のパネルのアップ。おうちクリーニングコース、すすぎ2回、脱水3分の設定。

    できるだけ傷まないように、手洗いモードなどに設定するのがポイントです。

    くるくると丸めて洗濯ネットに入れ、すすぎと脱水をします。

    洗濯機の仕様などですすぎと脱水ができない場合は、浴槽ですすぎと脱水をしてください。洗剤残りがないように、濁りがなくなるまでお湯を入れ替えましょう。

    5.乾燥

    風通しの良い日陰で乾かします。数時間ごとに裏表を返して、満遍なく湿気が逃げるようにしましょう。

    乾くまでに時間がかかると生乾き臭の原因になるため、必要に応じてサーキュレーターや扇風機を使うのがおすすめです。

    触ってみて乾いているように見えても、中の方に湿気が残っている場合があります。4〜5日は干しっぱなしにして、完全に乾かしてください。

    清潔な寝袋で快適な睡眠を。

    寝袋は頻繁に洗濯すると、かえって劣化してしまいます。洗濯をするタイミングを見極めて、正しく丸洗いをすることが大切です。

    また、実際に洗濯する前には、中綿の素材や洗濯表示タグを必ず確認しましょう。

    正しくケアした寝袋で、キャンプ場で気持ちよく寝られるようにしたいですね。

    私が書きました!
    ママライター
    藤永瞳
    「子どもと不便を楽しむ」がモットーのママキャンパー。製菓衛生師の資格を活かし、”簡単・美味しい・見栄えよし”の3拍子揃ったキャンプ飯を考案する日々。ここ数年は子どもと気軽にできるデイキャンプに夢中。

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