
老舗ビルダーの軽キャンパーにアトレーベースが登場!

滋賀県は琵琶湖のマイアミ浜からほど近くに本拠を置くキャンピングカービルダー、マリナ’RV。創業30年を超す老舗のビルダーで、業界ではいち早くマイクロバスをベースにしたバスコン「Lキャビン」シリーズを産み出したことでも有名です。
ほかにも、ハイエースベースのバンコンである「ラテ」「トラベル・バン」、NV200バネットベースの「ハーフ」、エブリイをベースにした軽キャンパーシリーズ「キャビン2ミニ」シリーズなど、さまざまなキャンピングカーをリリースしています。
今回は軽キャンパーのキャビン2ミニシリーズのなかでも、アトレーをベースにした「キャビン2ミニ ハイドアウト」を紹介したいと思います。
上級モデルだけにクーラーをはじめ標準装備が充実

ハイドアウトの基本コンセプトは「大人の秘密基地」。装備面では家具類やベッドマットをはじめ、天井部の断熱・制振施工、200Ahリチウムイオンサブバッテリーに450Wインバーター、走行充電システムに車載用DC12Vクーラーが標準装備されており、シリーズのなかでもフラッグシップの位置付けのモデルとなっています。
それ以外にもバックカメラや前後ドライブレコーダー、カーナビも標準で装備していおり、キャンピングカー初心者でも安心な充実した装備内容となっています。



横座りソファで足を下ろしてくつろげる

荷室右側フロアにかさ上げ加工がされていて、ここにスライド式ベッドフレームを内蔵。リビングの展開は水平格納式リアシートを前に倒して格納し、ベッドフレームを引き出してマットをセットし片側ベッドの状態にしたら、背もたれ部分にベッドマットを置けば横座りのソファに。
フロア左側にテーブルをセットしたらリビングが完成。2人が足をフロアに下ろしたまま横に並んで寛げるようになっています。



リビングからベッドの展開は左側のテーブルを外し、フロア前方にベッド受けになる収納ボックスを置き、マットを載せるだけと楽々。テーブルは左右のキャビネットに橋渡しすることでベッド状態でも使える設計。ベッド下は収納スペースとしても利用でき、小物についてはリアクオーターウインドウ部分にある収納棚で対応しています。


インテリアはウッドテイストにベージュの生地を用い、大人な雰囲気。取材車のようにバックドアや左スライドドアにオプションのアクリルウインドウを装着すれば、さらに通気や断熱性、プライバシー保護などを強化することも可能。
標準装備のDC12Vクーラーは夏場の快適性アップに寄与するだけでなく、ペットとの旅でも心強いアイテム。おまけに断熱仕様なので四季を通し、過ごしやすいのもポイントとなっています。



標準装備が充実しているため、納車後すぐにでも旅に出られる快適仕様がこのハイドアウト。ベッド状態でのリビングではなく、横座りソファでくつろげるリビングが魅力な1台。価格は396万円〜。
問)マリナ’RV