綾町の照葉樹林(宮崎県)

照葉樹林の上に架かる照葉大吊橋
宮崎県綾町には日本最大級の照葉樹林がある。国際的にも認められる希少な原生林で、その広さはなんと2000ヘクタール。イスノキやタブノキの巨木が茂り、絶滅危惧種であるクマタカなどの野鳥やニホンカモシカといった野生動物の住処となっている。区域内には照葉樹林を望む吊橋や、林が育んだ文化を伝える照葉樹林文化館などがあるほか、森林セラピーも催行される。かつて、日本の国土の半分は照葉樹林に覆われていたという。原始の日本の姿を求めて、いざ綾へ。

分厚い葉をつける「イスノキ」。高さ21m。3〜4月に開花。