軽キャンより広~い! カップル車中泊にはレクビィのライトバンコン「コット」が便利
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    2024.08.11

    軽キャンより広~い! カップル車中泊にはレクビィのライトバンコン「コット」が便利

    軽キャンより広~い! カップル車中泊にはレクビィのライトバンコン「コット」が便利
    ソト遊びが前提だけど、その拠点となる移動基地的存在があればいうことなし。その有力候補となるのが、キャンピングカーだ。専門家として数多くのモデルを見てきた伴隆之氏が、ニューモデルをご紹介!

    老舗バンコンビルダーのポップなスタイルのライトバンコン

    レクビィは1984年創業で、40年以上の実績を誇るキャンピングカービルダー。バンコン製造を得意としており、ハイエースを中心にキャラバンやタウンエースバンなどベース車も多彩。プレミアムクラス、スタンダードクラス、趣味や遊びなどアクティブ派に向けたRBL(レクビィブルーライン)というカテゴリー構成と、幅広いラインナップでユーザーのニーズにきめ細かく対応しています。

    そんな同社の特徴と言えば、純国産にこだわった家具類の作りのよさ。本社のある愛知県瀬戸市の名産である瀬戸焼の陶器をキャンピングカーに取り入れるなど、和モダンなモデルもあったりと個性豊か。もちろん装備や技術面においても多くの特許を取得しており、快適さや安全性にしっかりと注力している点も見逃せません。

    今回はそんなレクビィのRBLカテゴリーから、最新モデルのコットを紹介したいと思います。

    軽キャンパーだと手狭…。そんな人に人気のタウンエースバンキャンパー

    RECVEE「COTT」。乗車定員:5人/就寝定員:2人。全長×全幅×全高:4065×1665×1930mm

    コットのベース車は全長約4mとコンパクトで取りまわしがしやすいタウンエースバン。RBLのモデルラインナップは今までデニム調やミリタリー調のスタイルでしたが、コットはパステル調を使った優しい雰囲気のインテリアでまとめられているのが目を引きます。

    フロントシート以降のフロア部分には明るめの木目柄重歩行フロアを採用。セカンドシートはキャンピングカー専用のREVOシートで、ベッドやリビングモードにする際も展開が簡単に行えます。

    荷室部分はバックドア寄りに左右振り分けのキャビネットを配置。右側はシンクと外部シャワーとしても使える蛇口が備わり、左側には冷蔵庫を内蔵しています。また左右のキャビネット間に橋渡して使える脱着式カウンターも装備し、調理や就寝時の物置などとしても使える設計になっている点も見逃せません。

    さらに荷室には横向きシートも付いており、リビング展開する際はセカンドシートを反転させて、横向きシートと合わせてテーブルを囲んでの休憩や食事ができます。さらに、セカンドシートを反転させず、前向きのままでもテーブルがセットできるので、ちょっとした休憩ならセットする手間が少なくてすみます。

    ベッド展開は荷室の横向きシートの隙間にマットを置くだけ。最大1200mm幅あるので大人2人のスペースで就寝できます。

    右側のキャビネットには水まわりを集約。車内の暖房装置であるFFヒーターのスイッチや配管も備わる。

    キャビネット内には給水・排水タンクとカセットコンロが収まる。下部はちょっとした収納スペース。

    左側のキャビネットは1ウェイ49L冷蔵庫が収まる。天板は調理や荷物置きとして利用。

    フロントシートの背もたれ背面にセットするオリジナルマットはオプション。これがあると、写真のベッドモード時に寄りかかってくつろぐことができる。ベッドサイズは1800×1200mm。

    基本装備がしっかり搭載され、キャンピングカー初心者にも安心

    装備面ではトリムやフロアに断熱材が入っているのはもちろんのこと、シンクや冷蔵庫といったキッチンまわりの装備も標準。さらに、電装系ではサブバッテリーにリチウムイオンバッテリー(100Ah)を搭載。外部AC100V入力や走行充電装置なども標準装備で、オプションでソーラーパネルも用意するなど、ライトバンコンとしては充実。

    注目はリアクオーターウインドウで、窓埋めして断熱効果をアップさせつつサイドモールシステムにより、小物などを引っかけたり吊るしたりできるようになっています。また、左右のリアクオーターウインドウ上部にアイアンバー、右側にDC12Vダクトレールを搭載。レール部分にはスポットライトやUSBソケットがセットでき、位置も食事や就寝時など任意で動かせるのでとても便利。天井には飾り板付きLED照明も装備し、夜間もいい雰囲気で車内を照らしてくれます。

    リアクオーターウインドウ部を埋めることでプライバシー度もアップ。上部にアイアンバー、後部にサテライトスピーカーを標準装備。

    レール上にはスポットライトやUSBポートをセットでき、好きな位置で固定が可能。

    リアクオーターウインドウ部にはモールシステム採用し、よく使う小物などを引っかけたり固定したりできる。

    天井には飾り板付きLED照明を搭載。室内の空気を排出するルーフベントはオプション。

    テーブルはキャビネット後部に固定が可能。キャビネット間には脱着式カウンターも備わり、就寝時・休憩時などで活躍。

    軽キャンでは小さく、ハイエースでは大きいと思っている人にはちょうど運転もしやすいサイズ。それでいてソロやカップルでのキャンプや旅に使える可愛い1台です。価格は2WD4708000円〜。

    問)レクビィ TEL:0561-41-3613

    伴 隆之さん

    編集者・ライター

    大学卒業後、自動車専門誌の編集者として勤務し、その後独立。1999年から2年ほどカリフォルニアに住んでいたこともあり、アウトドアと旅が趣味。ニュージーランドでのキャンピングカー旅が特に好きで南北計4回ほど走破。現在は旅やキャンピングカーを中心にアウトドアやオートバイなどの誌面や動画を製作。愛車は1967年式イノチェンティ・ランブレッタと日産エルグランドをベースに自身で製作した車中泊カー。他誌にて全国のRVパークを巡り、その魅力を紹介中。

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