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「ジャパンキャンピングカーショー2026」注目モデルをピックアップ【軽キャンピングカー・バンコン・トレーラー編】
バンコンは人気ナンバー1のジャンル

1月30日~2月2日の4日間、千葉県・幕張メッセで開催された「ジャパンキャンピングカーショー2026」。国産・輸入車あわせ452台も新型・定番モデルが展示され、大盛況のうちに閉幕。今回はバンコンバージョン(略称:バンコン)をはじめ、軽キャンピングカー、トレーラーを中心に紹介していこうと思います。
2025年にユーザーへ販売されたキャンピングカーは1万3435台。そのうち、バンコンは輸入車を含め7726台と約57%を占めています。ただし、ハイエースやキャラバン、タウンエースバンの供給不足の影響で台数は減少方向。その反面、影響のないフィアット・デュカトベースのバンコンは好調だったようです。軽キャンピングカーでは1512台、トレーラーは678台となっており、昨年よりも好調。この2ジャンルも供給不足問題の影響を受けず、購入のしやすさや価格などが人気に繋がっているようです。
KIA PV5のキャンパーコンセプトモデルがお披露目
今年の春ごろから国内で販売が予定されているKIAの「PV5」は、EVのミニバン&カーゴと2タイプを用意。そんな2タイプをベースにデルタリンクは「LAC EVキャンパーP」、「LAC EVキャンパーC」の2台のコンセプトモデルを出展。
LAC EVキャンパーPはミニバンモデルであるパッセンジャーをベースに架装。荷室部分とセカンドシートの展開でリビングやベッドにできる設計で、CEV補助金を使うと車両価格(予価)は879万円〜とフルEVのミニバンとしては抑えめなプライスを実現しています。



LAC EVキャンパーCのほうはカーゴがベース。荷室には縦置きのロングソファとキッチンユニットを配した本格キャンパー仕様。中央の動線にマットをセットすればベッド展開にできる設計。どちらのモデルもEVのため、車内で使う電化製品は車両のバッテリーを利用することができるため、改めてポータブル電源などが必要ないのもポイントです。



今回はあくまでもコンセプトモデルですが、実際にPV5が発売された後に市販モデルがブラッシュアップされて登場すると思うので、楽しみにしたいと思います。
コールマンとのコラボモデルが誕生!

キャンパー鹿児島はあのコールマンとコラボした最新モデル「LAMP&」を出展。ベースはハイエースの標準ボディで、コンセプトは「快適 > 移動するキャンプサイト」。アウトドア初心者でも快適なキャンプが楽しめるキャンピングカーを目指して開発したそう。車内はウッド調にコールマンレッドを差し色に使ってまとめ上げられていてお洒落。また、フロア部に縞鋼板を用いることで乗り降りのしやすさや無骨さに加え、傷が付きにくく手入れのしやすさを両立。装備についても車載クーラーに1500Wインバーター、200Ahリチウムイオンサブバッテリーが標準備わるなど抜かりなし。価格は714万8000円〜。



買い物をなど普段も使える1台
軽キャンピングカーの製造を得意とするルートシックスからは、同ブランド初となる普通車ベースの「リエラ」がデビュー。ベースはホンダ・フリードクロススター5人乗りで、エクステリアそのままで、唯一ルーフクーラーが装着されているくらい。インテリアのほうは、セカンドシートと荷室のベッドマットを利用してリビングとベッド展開が行えます。詳細については近日改めて紹介したいと思います。機動性の高さなど、軽キャンピングカーからステップアップしたい人にもおすすめの1台です。



先日のオートサロンでは三菱ブースでデリカミニを披露したMDF Equipment。同社は西尾張三菱自動車販売などのグループ企業なので三菱車の架装はお手のもの。今ショーではマイナーチェンジしたばかりのデリカD:5のデモカーを展示。注目は新車購入時にのみ装着が可能なポップアップルーフである「D:POP」。これがあれば、家族4人で就寝が可能。ほかにも単品購入できるユーティリティテーブルキットやオリジナルベッドキット、フロント回転シートなどをラインナップし、使い方に合わせて拡張していくことができます。


人気ジャンルの軽キャンピングカー
足まわりパーツやベッドキットなど、あると助かるパーツを車種専用で数多くリリースしているユーアイビークル。今回はアトレーをベースにしたニューパーツを多数展示。ベッドキットやスライドバーといった定番アイテムはもちろんのこと、驚いたのは会場で初披露された「スワイプウインドウ」これはスライドドアの窓に取り付けることで通気性が向上するだけでなく、網戸も内蔵している優れもの。ほかにもウインドウストレージは収納力がアップでき、リアゲートインナーハンドルは荷室側から外に出られ、車中泊する人にはとても重宝するアイテム。本格的なキャンピングカーではなくても、こうしたアイテムが発表されるのもこのイベントならでは。





ポップアップルーフの国内製造1位であるホワイトハウスでは、N-VANをベースにした「N-VAN COMPO Style2」を展示。こちらはリアクオーターウインドウまわりに収納棚と車載クーラーを架装。さらにポップアップルーフまで備わり、4人就寝が可能。バックドア部分にはスライド網戸のほか、跳ね上げ式のシンクなども装備し、使い勝手と快適性を高めています。




手軽さで人気のけん引免許不要トレーラー
インディアナ・RVといえば、海外の名だたるビルダーのトレーラーを国内向けに仕様を変えてより使いやすくして提供してくることで知られたブランド。今年より韓国のAIRVAN社の「AVT2037」をお披露目し多くの注目を集めていました。その理由は質と価格の高さから。承知のとおり現在は円安が進行しており、欧州モデルをはじめ輸入車の価格は以前よりも高騰。さらに輸送費も加わり、欲しい人には現実的に厳しい状況が続いています。
このAVT2037はお隣の韓国で製造されるモデルで、内容や装備、質感に関しては欧州モデルにまったく引けを取らない内容。詳細は近く紹介しますが、広々とした驚きの空間にプラスしてけん引免許も必要なく普通免許でのけん引が可能。遊びの基地として今後も注目が集まりそうな1台です。


前編のキャブコンでも紹介したダイレクトカーズはオリジナルモデル「NOMADOA(ノマドア)」とLidu RVの「Aquila(アキュラ)360N」の2台を披露。
ノマドアのほうはキャブコンのカタナシリーズ3番目の弟的な位置付けで、兄弟モデル同様に直線基調のボディにサンドベージュとブラックカラーのエクステリアを採用。シェルにはポップアップルーフも備わりスモールボディながらも開放感をしっかりと確保。リアには跳ね上げ式のバックゲートがあり、写真のようにスモールバイクなども積載が可能。装備面も家庭用エアコンにキッチンキャビネットにより快適に過ごすことができます。




日本初上陸となるアキュラ360Nのほうは、豪華ヨットを彷彿とさせる流麗なシェルが魅力。このシェルはFRPではなく、プレス金型によるアルミ成形技術が用いられているのがポイント。スイッチひとつで窓のスモーク切り替えが行えるスマートウインドウも見どころのひとつ。電動リアゲートや電動スタビライザーなども装備し、使い勝手の高さも特徴。インテリアはホワイト基調の清潔感差に加え、幾何学的なデザインで未来感もたっぷりでした。


今後も全国でキャンピングカーショーが開催
「ジャパンキャンピングカーショー2026」で初登場となったモデルから気になるモデルを2回に分けて駆け足で紹介しましたが、いかがでしたでしょうか。じっくりと紹介したい車両については改めて細かく紹介しようと思います。キャンピングカーショーはこのあと、2月21日(土)~2月22日(日)で名古屋キャンピングカーフェア、3月14日(土)~3月15日(日)に大阪キャンピングカーショー、3月21日(土)~3月22日(日)に東北キャンピングカーショー、5月16日(土)〜18日(月)に九州キャンピングカーショーと、各地で続々と開催されます。
毎年数多くの新型車や最新装備が登場しており、そんなキャンピングカーを実際に見て・触れて・話が聞ける、またとないチャンス。買う気がなくても興味があれば冷やかし半分で行ってもかなり楽しめるので、まずは実車に触れてみてはいかがでしょうか?







