- Text
CONTENTS
必要なキャンプ用品とは?
初心者の場合、何からそろえればいいのか気になるキャンプ用品。まずは必須のアイテムを解説する。
まずは必需品からそろえよう
キャンプ初心者の場合は、キャンプに必ず持っていくべき道具からそろえるのがポイント。
キャンプ道具は挙げればきりがなく、高価なものも多いので、最初から全てをそろえようとすると大きな出費になってしまう。キャンプに最低限必要な道具には、以下が挙げられる。
- テント
- シュラフ
- 調理道具(バーナーやクッカー、ナイフ、皿など)
- テーブル
- チェア
友人とキャンプに行く場合は友人から道具を借りる、またはキャンプ場のレンタルサービスを利用するのもおすすめだ。キャンプをする中で必要に感じたものを少しずつ購入すれば、やがて一式そろっていく。
また、キャンプに慣れてきたら、キャンプサイトを彩るおしゃれなアイテムや、料理の幅を広げる調理器具などを買うといいだろう。キャンプをする中で「こんなことができたらいいな」と感じたことをかなえてくれるアイテムをそろえていけば、キャンプがもっと楽しくなる。
▼参考記事
キャンプ用品の選び方
キャンプ用品を購入する前に、失敗しない選び方をチェックしておこう。
目的と人数を考える
道具を買いに行く前に、まずは誰とどのようなキャンプをしたいかを明確にしておくことが大切。1人でキャンプをするのか、キャンプ好きの友人やファミリーと複数人で行くのかによって必要なグッズは変わる。
すでにキャンプを嗜んでいる友人となら、それぞれが道具を持ち寄るので、多くの道具を持っていく必要はないだろう。しかし家族連れで行くとなれば、大人用・子ども用の両方を購入する必要があるかもしれない。
また、キャンプ料理に力を入れたい人や、キャンプサイトの見た目にこだわりたい人など、それぞれ重視する点が異なる。キャンプの人数と目的を把握し、それに見合うグッズを購入することが大切だ。
運搬・収納のしやすさ
キャンプグッズには便利なものも多いが、大きなものになるほど重量も重たくなる。キャンプには大量の荷物を持っていく必要があるため、なるべく軽くて使いやすいものを選ぶといいだろう。
また収納性も見逃してはいけない。道具を使わないときは家に保管することになるため、収納スペースを取りすぎないものを選ぶことが大切。大きいサイズでも折りたたんでコンパクトに収納できるものがあるので、事前に確認しておこう。
▼参考記事
全国アウトドアショップで売れた!ソロ&ファミリー向け【テント】
全国のアウトドアショップで売れた、ベストヒットのおすすめファミリーテント、ソロテントをピックアップ。設営簡単な大型2ルーム、広々と使える個性派ワンポール、軽量コンパクトなモデルなど、キャンプスタイルに合ったテントをチェックしよう。
(BE-PAL 2025年1月号を元に加筆)
Coleman (コールマン) タフ2ルーム DX/3025(グレージュ)
サイドのメッシュパネルと上部の換気窓の連動でスムーズな換気が可能。また内・外幕ともに、別売りのリバーシブルファンベンチレーションが取り付けられ、効果的にテント内の換気ができ、快適性をアップさせることができる。
2つのクロスフレームにフロントフレームを追加し、設営しやすさと耐風強度の高さを両立。上部が広がり圧迫感を感じにくいリビングとなったのもこの構造ならでは。
遮光性を高め、結露低減に役立つルーフフライを標準装備するほか、多彩なベンチレーションやリビング下部の三角メッシュ窓などフレッシュな空気を取り入れて蒸し暑さを低減する工夫が満載だ。就寝人数4〜5人。
▼関連記事
ZANEARTS(ゼインアーツ) ゼクーM TC
エクステンションフレームでワンポールテントの圧迫感を解消した「ゼクーM」のTCモデル。火の粉で穴が空きにくく、焚火好きにうれしいテントに仕上がった。化繊に比べて重量があるためセンターポールを直径32mmにサイズアップしているのもニクイ。

リビングシート付属、インナーテントは別売。
汚れをはらいやすいポリエステル製スカート、メインドアパネルのファスナーはトリプルスライダーなど秋冬にうれしい機能が満載だ。
▼参考記事
RIPEN (ライペン) SLソロ
日本の山岳テントを代表する質実剛健なメーカーの製品ゆえに、超軽量に仕立てたテントでも高い耐久性をキープ。誰でも簡単スピーディーに設営できるシンプルさがうれしく、悪天候時や一刻でも早く眠りたいときなどには感謝したくなるはず!

本体(15DリップストップナイロンPUコーティング)とフライシート(12Dリップストップナイロン)、フレームを全部あわせて900g。
専用アンダーシートを組み合わせても1050gで同社「エアライズ1」よりも300g軽量化に成功したソロ用ドームテント。なんてことのない作りに見えるが、本体の入り口は出入りしやすいようやや右寄りに付いている。
▼関連記事
Coleman (コールマン) ツーリングドーム/ST
1人用ながら前後どちらにも出入り口があり、使い勝手の良さに定評のあるツーリングテント。ひとりでも設営しやすいポールポケット式で、荷物を置くのに十分な広さの前室を装備。ソロキャンプやツーリング用途向き。
ソロキャンパーやキャンプツーリング派に絶大な人気を誇るコンパクトドームテント。人気の理由は、ブーツやヘルメットを置けるゆったりめの前室と、別売のキャノピーポールで跳ね上げればタープなしでも快適に過ごせるフロントパネルなど細部まで計算された作りのため。大人2人での就寝も可能だ。

跳ね上げ、下部のみ巻き上げ、全巻き上げなどシーンによって形を変えられるフロントパネル。
▼関連記事
▼参考記事
キャンプでも快適に眠れるおすすめ【シュラフ】
アウトドアショップで人気のシュラフを紹介。シュラフはあたたかさだけでなくフィット感もポイントとなるため、日本ブランド製品は日本人の体格にフィットするのも魅力だ。
(BE-PAL 2025年1月号を元に加筆)
mont-bell (モンベル) シームレス ダウンハガー800 #3
隔壁がなくてもダウンの偏りを防げる「スパイダーバッフルシステム」という独自構造を採用。快適温度は4度C、マイナス1度Cまで使用可能。一年を通して使えるトータルバランスに優れたモデルだ。

スパイダーバッフルシステムは、隔壁のかわりに特殊な糸を張り巡らせることでダウンの偏りを防ぐ。隔壁がない分軽く、縫い目からの冷気が入りにくい。内側にスーパースパイラルストレッチシステムを装備していて寝返りもスムーズ。
中綿は800FPダウンで快適温度は4℃。ファスナーの位置を選べるので、対応モデルの寝袋を接続するなんてことも可能だ。
▼関連記事
ISUKA(イスカ) エアドライト290
保温性と軽量性を両立し、3000mクラスの夏山にも対応したコンパクトな寝袋。シュラフ上部はボックス構造でダウンのかさ高性を引き出し、下部は耐久性と軽量性に優れたシンプルなシングル構造を採用。セパレートボックスを装備しているので、ダウンの偏りも防いでくれる。
あたたかい空気が身体を自然に包み込む3D構造なのもエアドライトの特徴だ。とくに寒さと窮屈さを感じやすい足先は、指があたりにくい逆台形構造にしたうえ、ダウンを多めに充填。足先まで快適な設計となっている。
770FPのはっ水ダックダウンを290g封入しており、夏山や春・秋の低山に最適。
▼関連記事
▼参考記事
キャンプ料理がはかどる【調理系】用品
こちらもアウトドアショップで売れた、おすすめのバーナーとクッカーを紹介。低山ハイクやソロキャンプにぴったりなモデルのほか、大きめのタイプもチェックしよう。
(BE-PAL 2025年1月号を元に加筆)
SOTO(ソト) レギュレーター ストーブTriTrail・CB TOUGH 125セット
コスパがいいけれど登山には不向きと言われてきたCB缶を燃料とする軽量ストーブと、OD缶同等のパフォーマンスを発揮する「CB TOUGH」の125g入りが1本付属する数量限定のお得なセット。ストーブ単体でも販売。
ストーブは高さを抑えたデザインでクッカーを載せたときの安定感はさすが。ゴトクをチタンとすることで重量は135gに抑えられている。すり鉢状のヘッドで風にも強い。

遮熱板のデザインも一新し、コンパクト収納を実現。
Iwatani(イワタニ) カセットフー タフまるJr.
その名のとおりタフなカセットコンロ。ダブル風防ユニットで風をシャットアウト。耐荷重10kgで、テーブル上でもダッチオーブン料理が楽しめる! 専用キャリングケースも付属し、携行もラクチン。
燃焼に必要な空気は通しても風は通さない“ダブル風防ユニット”を搭載した小さなタフまる。コンパクトでも耐荷重は余裕の10kgで、8インチまでのダッチオーブンで調理を楽しめる。
圧力感知安全装置などを搭載しておりアウトドアだけでなく自宅ダイニングでも使えるのも人気の理由。対応する鍋は鍋底φ11cm以上、鍋上部φ20cmまで。
▼関連記事
Snow Peak(スノーピーク) アルミパーソナルクッカーセット
間口が広い浅型クッカー。食材が入れやすく、調理作業もスムーズ。浅い分、お皿としても使いやすい。内壁には耐摩耗性が高まるアルマイト加工が施されている。焚き火料理もOK。総重量が500gと軽量なのもうれしい。
軽く、熱伝導性の高いアルミ製の広口クッカー。ソロならそのままカトラリーをつっこんで食器としてもよし。Lポット(1150mL)とふた(550mL)、Sポット(800mL)とふた(350mL)からなっており、Sポットとふたで1合分の炊飯、Lポットは袋麺やスープにちょうどいい。ふたはフライパンとするほか取り皿としても使える。
▼関連記事
PAAGO WORKS(パーゴワークス) トレイルポットS900
満水容量900mLの角型・深型アルミクッカーで、1合分の炊飯にちょうどいい大きさ。ふたは皿としても使えるようフチを立ち上げていて、皿として使ったときには長めのつまみがスッキリおさまる。
鍋内側はフッ素樹脂コーティングを施しており、水が少ない環境でもサッと拭き取るだけで片付け完了。シリーズの「トレイルポット S1200」とスタッキングすれば2〜4人分の調理にも対応する。
▼参考記事
ゆったり過ごせる!キャンプにおすすめの【テーブル&チェア】
キャンプにおすすめのテーブルとチェアを、アウトドアショップのベストヒットから紹介。ちょっとワイドで足入れしやすい構造のテーブルはファミリーにもぴったりだ。チェアは、面倒な組み立て不要でいつでもどこでもパッと開いて座れる折り畳み式や収束型が人気。
(BE-PAL 2025年1月号を元に加筆)
UNIFLAME(ユニフレーム) 焚き火テーブル
頑丈で熱にも強く、焚き火を囲むチェアのサイドテーブルとして使うのに最適な高さ。複数台つなげればリビングやダイニング用のテーブルにも。汚れたら丸ごと水洗いもできる。
天板は焚き火のそばに置いても焦げることのないステンレス製で傷が目立たない特殊エンボス加工を施している。
広げた脚を金具で挟むように固定するだけでいいイージー組み立てなのに分散耐荷重は50kg。熱いダッチオーブンをそのまま載せられるタフさをもつ。20年以上愛され続けているのも納得だ。

単独で使うほか、複数台を並べて大テーブルとしてもよくソロ、ファミキャン、ソログルなど幅広いスタイルに対応。
▼関連記事
Coleman(コールマン) バタフライテーブル/120
落ち着いたウッド調の天板を開くだけと組み立てが容易。高さも3段階に調節でき、幅広いスタイルに対応する。メラミン樹脂製のため、約5.7kgと見た目よりも軽量。
天板は内部がハニカム構造になっている幅120cmの大型テーブル。軽量ながら、耐荷重30kgと強度も十分だ。天板を開くと脚も飛び出す仕様で、天板が地面に触れることなく展開できるため衛生的でもある。

側面に座ってもフレームが干渉せず4〜6人がストレスなくテーブルを囲める。
▼関連記事
▼参考記事
AS2OV(アッソブ) ハイバックローバーチェア
焚き火の横でくつろぐための極上チェア。背もたれが大きくゆったりくつろげ、野外用ソファのよう。座ったときのシルエットも格好いい。オリジナル生地は防水性が高く耐久性抜群。よりくつろげるよう、脚を投げ出せるオットマンは別売り。
人気チェアの背もたれを10cm伸ばしたハイバック仕様。リクライニング角度は4段階で、完全にフラットにして寝転べる。クッションも分厚く、座り心地&寝心地良好。耐荷重200kgというタフさも頼もしい。
▼関連記事
Coleman(コールマン) リゾートチェア(グレージュ)
環境配慮素材を採用したカップ付き収束型チェア。座面高は少し高くなっていて(43cm)背もたれも立ち気味。作業や食事向きの設計だ。
また、座面が高い分、ローチェアよりも座ったり立ったりが楽にできるのもメリット。ブラック塗装のスチールフレーム、ポリエステル生地の座面はユニセックスなグレージュでエレガントなサイト作りに役立つ。
▼参考記事
キャンプの夜に欠かせない!おすすめの【ランタン】
夜に必須のランタンのおすすめを、売れ筋からピックアップ。LEDタイプは扱いやすく高機能で、防災用にも活躍。フェーズフリーな日常に馴染むルックスが人気の条件だ。
(BE-PAL 2025年1月号より)
Goal Zero (ゴールゼロ) ライトハウスマイクロフラッシュ
重量68gの軽量コンパクトな充電式LEDランタン。明るさは最大150ルーメン。小型で電池の持ちが良く、ソロキャンパーにも人気。使い勝手や趣味性を高める社外品の用品も多数販売されている。

φ37.75×H93mmという手のひらサイズでありながら防滴、インジケーター、USB充電コネクターを搭載した大ヒットランタン。
最大150lm(フラッシュライトは最大120lm)の光はスイッチの長押しで無段階調光が可能だ。2600mAhのリチウムイオン電池を内蔵しており連続使用7〜170時間。一泊キャンプなら電池切れの心配はない。
▼関連記事
BAREBONES (ベアボーンズ) レイルロードランタンLED
北米開拓時代の鉄道用ランタンがモチーフながら、最新の機能性が◎。フィラメント型の光も雰囲気満点! LEDなので、つまみで簡単に調光ができ、使い勝手がいい点も魅力。災害用としても使える。
ユニオン・パシフィック鉄道のアンティーク・ビンテージ・ランタンをモチーフにした本体に、エジソン球タイプのLEDを採用。クラシカルで雰囲気のよい光でキャンプサイトを彩ると話題のランタンだ。
気泡入りガラスのホヤを、別売の色付きホヤに変えて表情違いを楽しめるのも通好み。35〜200Lmの無段階調光が可能。4400mAhリチウムイオンバッテリー搭載で連続点灯時間は3.5〜100時間。
▼関連記事
▼参考記事








































































