
キャンプでも手軽に作れる「ゆできしめん」を使ったビャンビャン麵のレシピを紹介します。また、ゆできしめんを温めた湯を使って簡単スープを作ります。そのままスープとしていただくのはもちろん、麺にかけてもまた違った味わいが楽しめます。
ビャンビャン麵の酸っぱ辛い味つけは、梅雨の時期にぴったり!
ビャンビャン麺は、中国の陝西省(せんせいしょう)発祥の2~3cmほどの幅広の平麺に、ネギなどの野菜や唐辛子などをトッピングして、タレを絡めて食べる料理です。

ビャンビャン麺という名前の由来は諸説ありますが、麺を手延べする際に、幅広に伸ばす音がビャンビャンと聞こえることからこの名がついたといわれています。
ビャンビャン麺に使用するタレは、唐辛子の辛さに酢の酸味を加えることで酸味と辛味が組み合わさった深い味わいになります。また、酸っぱくて辛い味には、時節にカラダに起きがちな、「食欲がない」や「疲れが取れない」といった不調にもよい効果が期待できます。
【ビャンビャン麵のレシピ】

今回使用した材料です。
【材料】2人分
- きしめん(ゆで) 2玉
- しょうゆ 大さじ2
- 黒酢(なければ酢) 大さじ2
- 砂糖 少々
- 油(こめ油やごま油など)大さじ2~3
- チンゲン菜 1株
- 長ネギ 1/2本
- にんにく 1片
- 赤唐辛子(一味唐辛子) 適量
赤唐辛子は韓国の粗びきを使用しました。好みのものでOKです。
※おすすめの酢は香酢。中国産の黒酢を入れることで本格的な味に仕上がります。
<下準備>
- 長ネギは薄くスライスします。
- にんにくは、すりおろします
- チンゲン菜は縦半分にカット、または食べやすい大きさにカットします。
- しょうゆ、黒酢、砂糖を混ぜ合わせます。

野菜は好みのものでOKです。
<作り方>
(1)鍋に湯を沸かし、スープの素を入れ、チンゲン菜を好みのかたさに茹でます。

スープの素を入れてチンゲン菜を茹でることでチンゲン菜にも味がのります。
(2)さらに、きしめんを入れ温めます。温めたきしめんとチンゲン菜をざるにあげ、器に半量ずつ盛ります。
(3)器に盛ったきしめんに長ネギ、にんにくのすりおろし、赤唐辛子をトッピングします。
(4)きしめんにしょうゆと黒酢を合わせたタレを各大さじ2まわしかけます。

酸味は辛さを和らげる効果があるので、辛いのが苦手な人は、唐辛子を少なめ、酢多めなど、自分に合った酸味、辛味のバランスを見つけるといいですね。
(5)小鍋に油を熱します。煙が出るまで熱したら、長ネギ、にんにくのすりおろし、赤唐辛子めがけて油をかけます。

油がはねるので注意しましょう。
(6)チンゲン菜を添えます。

温かいうちによく混ぜていただきます。
ゆできしめんを温めた湯はスープにして

スープとして味わうのはもちろん、ビャンビャン麵に入れていただくのもおすすめです。
ゆできしめんを温めたスープは、塩、こしょうで味をととのえます。好みで香りづけに、白ごまとごま油を数滴。トッピングする具はお好みで。

トッピングする具は、味のアクセントになる、きゅうりや、ゆでもやしなどもおすすめです。
ビャンビャン麺で必須のトッピングは、赤唐辛子、にんにく、長ネギです。それ以外はお好みでOKです。ここで紹介したチンゲン菜のほか、小松菜、キャベツ、もやし、ニラ、きゅうり(生)、万能ねぎ(生)、パクチー(生)やBBQで焼いたお肉などもいいですね。
湿度も高く食欲も落ちやすい梅雨の時期には、薬味などで風味を変えて楽しむのもいいですね。自分好みにトッピングしたビャンビャン麺、ぜひ試してみてください。
梅雨の時期は気温も上昇し、湿気が多くなりますので普段以上に食品の管理、食中毒に注意して快適にキャンプを過ごしましょう。
