葉山を流れる川の源流をたどりながら、逗子の二子山までハイキング! | 山・ハイキング・クライミング 【BE-PAL】キャンプ、アウトドア、自然派生活の情報源ビーパル - Part 2

山・ハイキング・クライミング

2018.01.12

葉山を流れる川の源流をたどりながら、逗子の二子山までハイキング!

紅葉が見頃を迎える時期だったので、たまに周囲をパッと明るく照らすような、鮮やかな木が現れる。秋らしい光景に出会えてうれしい。

今度は、フォトジェニックな木を発見! 林道を塞いでいた倒木だろうか。スパッとカットされていて、歩きやすくなった上に、子どもは喜々として登りたくなるという相乗効果が生まれた。しかしこの写真だと、登るというより、カメレオンが木の上で休んでいるように見えなくもないけれど。

はるか頭上に見える、三浦半島中央道路(県道217号線)の橋梁の下を通り過ぎ、途中で空腹に気づいて立ったままおむすびを頬張り、黙々と歩くこと30分。ようやく開けた場所までやってきた。やった、ここが林道の終点だ! 右手奥の広場には丸太のベンチが並んでいて、先客の男性たちがおしゃべりに興じている。

さて、出発から約1時間半、か。さっき昼食をとったばかりだし、息子も元気だ。よし、広場の木にくくりつけてある「二子山順路」の看板に従って、もう少し進むか。

さっきまでの、のんびりムードが漂う道とは明らかに違う。いきなり森戸川を横切る、沢歩きルートが登場。そのまま川沿いを行くのかと思いきや、次は斜面を登って、川を見下ろす幅50cm程度の細い道に変わる。手すりはない。「怖いー!」と叫びながら、慎重に歩いてなんとかクリア。

その後も難関が続く。ふたたび川沿いまで降りて沢を歩き、すぐまた登って山道に戻り、高低差のある道をハアハアいいながら進み、ああ、今度はロープが張ってある崖が出てきたよ……。当初の目的は、「森戸川の源流を目指す」だったのに、今や二子山へのハイキング、いや、トレッキングに変更になってしまった。まあ、今歩いているあたりが森戸川源流のはずだから、目標を達成して、新たな行き先が追加された、ということで。

実は、予想していたよりずっと険しいルートで、内心心配していたのだが、息子は疲れたそぶりも見せずに歩いている。
林道終点から40分ほど経った頃、「二子山まで約0.4km」の指導標が出てきた。ここからは車が通れるほど広い幅の道で、空もよく見えて、開放感いっぱい。あと少し!

パラボラアンテナが見えたら、いよいよ二子山の山頂だ。標高は207.8m。大した高さじゃないという印象を受けるが、これまでの道のりを思うと、達成感がものすごい。こんなにたっぷり歩いたのは久々だ。時計を見ると14時半。ここまで2時間半、よく歩いた。

丸太製の展望台があったので、さっそく登ってみる。案内板によると、みなとみらいや八景島のほかに、東京タワーや東京スカイツリーが見えるとのこと。いくらなんでも、スカイツリーは無理だよねえと思っていたら、息子が「あ、見える!!」と指をさす。どれどれ、と目を細めると……、あった! 鶴見つばさ橋の奥にそびえ立つあの塔は、確かにスカイツリーだ。

ずっと森の中を歩いてきたせいか、建物や橋で埋め尽くされた目の前の風景が、ちょっとうれしかった。なんだろう、見慣れているからホッとするのかな?
すっかり元気になった私たちはまた歩き出して、スタート地点にほど近い南郷上ノ山公園にたどり着き、約3時間半のハイキングを終えた。

◎文=旅音(たびおと)
カメラマン(林澄里)、ライター(林加奈子)のふたりによる、旅にまつわるさまざまな仕事を手がける夫婦ユニット。単行本や雑誌の撮影・執筆、トークイベント出演など、活動は多岐にわたる。近年は息子といっしょに海外へ出かけるのが恒例行事に。著書に『インドホリック』(SPACE SHOWER BOOKS)、『中南米スイッチ』(新紀元社)。
http://tabioto.com

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