そこで、ニジマス釣りにおすすめの渓流釣り場を厳選して紹介します。便利な釣り道具もチェックしておきましょう。
ニジマス釣りの魅力
ニジマス釣りは、初心者から上級者まで広く楽しまれています。まずは、人気の理由と釣り場選びのポイントについて見ていきましょう。
ニジマス釣りは管理釣り場がおすすめ
ニジマスの体長は約40~50cmあり、引きが強く釣りに人気の魚です。冷水を好むため、北海道では天然のニジマスが釣れます。しかし、本州では天然のニジマスをあまり見かけません。
そのため、ニジマス釣りをするなら、ニジマスを放流している管理釣り場を利用するのがおすすめです。管理釣り場では、ニジマスをはじめとするさまざまな魚が釣れます。
「せっかく来たのに魚がいない」ということがないため、特に初心者にとっては理想的な環境といえるでしょう。場所によっては、釣り具のレンタルも行っています。
釣りの種類
釣りにはさまざまな方法があり、その技術や楽しみ方は無限です。『エサ釣り』『フライフィッシング』『ルアーフィッシング』の、主要な三つの方法を紹介します。
エサ釣り
エサ釣りとは、生きたエサや練りエサを釣り針に付けて、魚をおびき寄せて釣り上げる方法です。昔からある基本的な釣り方で、高価な装備を必要としません。
魚が好むエサを使うので、初心者でも何かしらの釣果を期待できます。のんびりとアタリを待つスタイルが特徴で、釣りをアウトドアアクティビティの一つとして楽しむ家族連れにも人気です。
エサ釣りの中にも、『サビキ釣り』『投げ釣り』『ウキ釣り』など、さまざまな方法があります。ニジマスやイワナを狙う渓流釣りでは、軽いオモリだけのシンプルな『ミャク釣り』がおすすめです。
フライフィッシング
フライフィッシングは、主に渓流魚やニジマスをターゲットにした釣り方です。フライと呼ばれる虫や小魚に似せた毛鉤(フライ)を使用し、魚を引き付けます。
フライには『ドライ』『ウエット』『ニンフ』『ストリーマー』などの種類があり、環境や魚の反応によって付け替えます。
フライフィッシングの肝となるのは、繊細なキャスティング技術とフライの操作です。魚を誘い込む創意工夫が必要とされますが、それだけにニジマス釣りの醍醐味を味わいやすいでしょう。
ルアーフィッシング
ルアーフィッシングとは、ルアーと呼ばれる魚に似せた疑似エサで魚を誘う釣り方です。ルアーを泳がせてから釣り上げるまでの、魚との駆け引きが最大の魅力といえます。
渓流釣りでよく使われるルアーは、『スプーン』『スピナー』『ミノー』の3種類です。生きたエサのように鮮度が落ちることがないため、管理の手間はかかりません。
さまざまな種類のルアーを使い分けることで、その日の状態に合った釣りを楽しめます。熟練するほど多くの魚種を釣れるようになるため、チャレンジ精神をくすぐられる人が多いでしょう。
関東甲信越でマス釣りができる管理釣り場3選
関東甲信越地方には、自然の中でマス釣りを楽しめる管理釣り場が多数あります。特におすすめの3カ所を厳選して紹介します。
群馬県「釣り・お食事処 赤久縄」
群馬県の赤久縄山から流れる鮎川のほとり、標高約800mにある管理釣り場です。『渓流釣り』には魚が集まるフチのあるメインエリアのほかに、ほとんど人の手が加えられていない上流自然渓流エリアがあります。
ニジマスが放流されるのは、『下流ポンドエリア』です。下流エリアの奥にあるダム湖には、スチールヘッドも放流されています。竿・仕掛け・エサは、有料でレンタル可能です。
無料レンタルを利用できるファミリー向けの『目方釣り』や、本格的な釣りを体験できる『時間釣り』もあり、釣り初心者から上級者まで幅広い層が楽しめる釣り場となっています。
山梨県「BerryPark in FISH ON!鹿留」
敷地総面積が約7万平方mと、国内最大級の管理釣り場です。清流を泳ぐニジマスを中心に、魚との真剣勝負を楽しむことができます。
また、キャンプ施設も完備しており、釣りだけでなくさまざまなアウトドア体験ができる場としても知られています。
釣り具のレンタルを行っているほか、釣りの指導も受けられるため、初心者でも十分に楽しめるのがメリットです。家族など大人数で釣りをする場合は、貸し切り釣りエリアを利用するのもよいでしょう。
栃木県「ナラ入沢渓流釣りキャンプ場」
栃木県の渓流沿いに位置する管理釣り場です。透き通る清流に、ニジマスをはじめとしたさまざまな種類の魚が放流されています。
こちらで釣れるのは、味のよさが自慢のブランドマス『頂鱒(いただきます)』です。レストハウスでは、釣ったニジマスを炭火で塩焼きにできます。
竿の持ち込みが可能ですが、レンタル竿もあるため手ぶらで訪れても問題ありません。テントサイトやバンガローなど設備も充実しているので、キャンプ中にニジマス釣りをしたい人にぴったりです。
ニジマス釣りにあると便利なアイテム
釣り具はレンタルでもよいのですが、今後ニジマス釣りを何度も行うのであれば、自分でそろえてしまった方がお得です。ニジマス釣りにおすすめのアイテムを紹介するので、道具選びの参考にしましょう。
リバーピーク「フライ入門 コンプリートセット Hurst Native 8’6″ #4」
ニジマス釣りにおいて、フライフィッシングは覚えておきたい技法の一つです。しかし、ロッド・リール・ライン・フライなど多くの道具が必要なので、初心者にはハードルが高いでしょう。
何も持っていないのであれば、まずはセットになっているものを購入するのがおすすめです。1個ずつ性能を吟味せずに済むため、大きな失敗なく必須アイテムをそろえられます。
こちらの入門セットには、フライフィッシングの入門マニュアルが付いているため、使い方に戸惑うこともありません。
- 商品名:リバーピーク「フライ入門 コンプリートセット Hurst Native 8’6″ #4」
- 公式サイト:商品はこちら
リバーピーク
フライ入門 コンプリートセット Hurst Native 8’6″ #4
スプール外径:約74mm スプール内径:約39mm 幅(内側):約27mm 重量:約127g
スミス「POLARX Aura 第3世代」
満足な釣果を得るためには、サングラスが不可欠といっても過言ではありません。晴れた日は太陽光が水面にギラギラと反射するため、水中を観察するためだけではなく、目を保護する役割も担っています。
こちらのサングラスは、スポーツサングラスの主流となっている、大きく婉曲した8カーブレンズを採用しています。弾力性と耐久性に優れた素材を使用しており、軽快な装着感です。
スタイリッシュなデザインなので、視界を確保してくれることはもちろん、ファッション面においても高揚感を得られるでしょう。
- 商品名:スミス「POLARX Aura 第3世代」
- 公式サイト:商品はこちら
プロックス「ラバーランディングネットショートグリップ」
渓流釣りでは足場が悪いことも多いため、ランディングネットを使用した方が掛けた魚を取り逃がしにくくなります。ランディングネットは、商品によってフレームの形が異なりますが、初心者におすすめなのは入り口が広く魚を取り込みやすい丸形です。
こちらのランディングネットは、オーバルに近い丸形で、釣魚をキャッチしやすいでしょう。ネットは弾力のあるラバー製なので、ランディング時にも魚を傷つける心配がありません。
- 商品名:プロックス「ラバーランディングネットラケット型」
- 公式サイト:商品はこちら
リトルプレゼンツ「SH-04 ライトウエイトWDシューズ」
釣りに集中するには、歩きやすさや安全性を高めるために、足元の装備も見直しが必要です。特に渓流釣りでは、ぬれた岩場を歩くので、滑りにくいウェーディングシューズが欠かせません。
こちらのシューズは渓流釣りに適した仕様で、2004年に発売されて以来、長く愛されているロングセラー商品です。
ソールがフェルト素材になっているため接地面が柔らかく、グリップ力の高さに定評があります。こけむした岩場でも、しっかりと踏みしめられるでしょう。
- 商品名:リトルプレゼンツ「SH-04 ライトウエイトWDシューズ」
- 公式サイト:商品はこちら
まとめ
ニジマスは、渓流釣りの中でも人気の魚です。しかし、本州では天然のニジマスが生息する場所は多くないため、管理釣り場を利用するのがおすすめです。
管理釣り場では竿のレンタルはあっても、サングラスやシューズなどのレンタルはありません。竿も、長い目で見れば購入した方が安くなります。
関東甲信越でニジマス釣りができる場所はいくつかありますが、せっかくなら渓流釣りらしさを味わえるロケーションの釣り場を選んでみてはいかがでしょうか。