
CONTENTS
館山市内の海水浴場

まずは、館山市内にある四つの海水浴場の特徴を解説します。駅からのアクセスがよいところもあれば、無人島探索や温泉入浴ができる海水浴場もあり、それぞれ違った楽しみ方ができます。
北条海水浴場
館山市内で、最も規模の大きな海水浴場です。JR館山駅から徒歩約5分と、電車でのアクセスが良好です。無料の駐車場も約300台分用意されており、車でも訪れやすくなっています。
北条海水浴場が面している館山湾は、波が穏やかなことから『鏡ヶ浦』とも呼ばれており、遊泳にうってつけです。海岸沿いにはヤシの木が連なり、リゾート気分を満喫できるでしょう。
『日本の夕陽百選』にも選ばれた夕焼けは美しく、5月や7月の天気のよい日には富士山の頂上に太陽が沈む『ダイヤモンド富士』も拝めます。
沖ノ島海水浴場
『沖ノ島』と呼ばれる無人島へ続く、約200mの砂浜です。JR館山駅からバスに乗る必要があり、最寄りのバス停からも徒歩で約25~30分かかります。約400台収容可能な無料駐車場があるため、車でのアクセスが便利です。
島自体が南房総国定公園となっており、豊かな植生を観察しながら散策ができます。島の裏側にある入り江では、潮が引く時間帯に磯遊びも楽しめます。海水浴のついでに、自然と触れ合う体験がしたい人におすすめです。
波左間海水浴場
遠浅で海の透明度が高いのが特徴の海水浴場です。JR館山駅からバスを乗り継ぐ必要がありますが、最寄りの『名護浦(なごうら)』バス停からは徒歩約1分なので、公共交通機関でも行きやすいでしょう。
磯遊びもできることから、夏はファミリーでにぎわいます。海水浴場の隣には、子ども用のプールや温泉を楽しめる宿泊施設『休暇村館山』が併設されています。宿泊して、ゆっくりと休暇を楽しむのもよいでしょう。
新井海水浴場
先端まで約500mもある日本一長い桟橋『館山夕日桟橋』が、隣接している海水浴場です。
アクセスはJR館山駅から徒歩約15分ですが、館山駅からレンタサイクルが利用できます。無料の駐車場は収容台数が約40台しかないため、車で行く人は早めに訪れるとよいでしょう。
『渚の駅たてやま』が併設されており、グルメや昔の漁船・漁具などを展示する博物館も楽しめます。海のマルシェたてやまで販売されているびわソフトクリームは、スイーツにおすすめです。
海辺の広場では、館山湾に生息する魚介類を間近で観察でき、えさやり体験もできます。
館山の海周辺のおすすめスポット
館山で海水浴を楽しんだ後は、周辺のスポットで休日を満喫しましょう。館山の海から行きやすい、おすすめの観光スポットを三つ紹介します。
館山野鳥の森
房総半島最南端にある、特別鳥獣保護区にも指定されている施設です。ワシ・タカ類の渡りのコースでもあり、年間を通してさまざまな野鳥に出会えます。
森でのバードウォッチングはもちろん、遊具を持参して広場で遊ぶのもおすすめです。『ふれあい野鳥館』では、森の中の植物や野鳥を再現したジオラマもあるため、もし野鳥が見られなくても十分楽しめます。
展望台からは、平砂浦海岸を一望できます。丘の上から海を眺めて過ごすひとときも、よい思い出になるでしょう。
城山公園
城山公園は、館山城とその周辺に広がる公園です。新井海水浴場からのアクセスがよく、徒歩でも約15分で到着できます。
博物館を兼ねている館山城では、この地を拠点としていた里見氏を題材にした『南総里見八犬伝』の資料を観覧できます。展示室には、八犬伝の登場人物の紹介や名シーンの錦絵、その他各種資料が展示されており、八犬伝ファンは必見です。
城山公園には梅園やつつじ園、日本庭園などがあり、自然を感じながらのんびり散策できます。
最果てのベンチ(ラバーズベンチ)
房総半島の南端に位置する『野島崎公園』の岩場に、ひっそりと置かれているベンチです。別名『ラバーズベンチ』とも呼ばれており、カップルにぴったりの特等席です。
野島崎公園は半島からせり出た形をしており、ベンチの周りには灯台や記念碑などがあるだけなので、運がよければ誰にも邪魔をされず二人だけの時間を過ごせるかもしれません。
最果てのベンチは『カップルで座ると幸せになれる』といわれており、朝日・夕焼けを見るのに絶好のスポットでもあります。仲を深めたいカップルは、ぜひ訪れてみましょう。
最果てのベンチ[ラバーズベンチ]|スポット・体験|千葉県公式観光サイト ちば観光ナビ
まとめ
千葉県の房総半島南部に位置する館山市は、東京からアクセスしやすいにもかかわらず、都会の喧騒から離れられる、休日のお出かけにおすすめのスポットです。市内には四つの海水浴場があり、それぞれ違った特徴があります。
海水浴場の周辺には観光スポットも点在しており、夏はもちろん、年間を通してさまざまな楽しみ方ができるでしょう。
JR館山駅では自転車の貸し出しも行っているため、上手に活用すれば市内の移動が楽になります。今度の週末は、館山観光を思いきり楽しみましょう。