老舗ビルダー・ハイマー社の北欧テイストを取り入れたキャンピングトレーラーをじっくりチェック! - 【BE-PAL】キャンプ、アウトドア、自然派生活の情報源ビーパル
  • OUTDOOR
  • NEWS
  • SUSTAINABLE
  • CAR
  • CAMP
  • GEAR
  • COOKING
  • OUTDOOR
  • NEWS
  • SUSTAINABLE
  • CAR
  • CAMP
  • GEAR
  • COOKING
  • キャンピングカー・車中泊

    2024.02.04

    老舗ビルダー・ハイマー社の北欧テイストを取り入れたキャンピングトレーラーをじっくりチェック!

    老舗ビルダー・ハイマー社の北欧テイストを取り入れたキャンピングトレーラーをじっくりチェック!
    ドイツの老舗ビルダーであり、欧州をはじめキャンピングカーの高級ブランドとして名を馳せているハイマー社。

    1957年に同社の礎ともなるキャンピングトレーラーの「Ur-Troll」が製作されました。このモデルはヨーロッパにおけるキャンピングトレーラーの代表的なモデルとも言われてます。

    そのUr-Trollの後継として誕生した「エリバツーリング」は航空機を連想させる空力を重視した流麗なフォルムが特徴で、そのデザインアイデンティティは60年以上経った今なお引き継がれています。

    ヨーロッパトレーラーの代表とも言われる60年以上も続く普遍的なデザイン

    そんなエリバツーリング・シリーズですが、日本でのラインナップは「310」「430(完売)」「530」「540」「550」の5モデル。近日紹介予定の310が最もコンパクトなボディで430が中間モデル。500シリーズは最大サイズという設定。エクステリアのスタイルは共通でボディサイズや室内レイアウトが異なっています。

    今回は通常の530に北欧テイストを取り入れた注目の新シリーズ、「エリバツーリング530アーバン」を細かく見ていきたいと思います。 

    先述したようにエリバツーリングはほぼスタイルを変えることなく製造され続けているロングセラーモデル。では最新モデルはどこが違うのかというと、2023年以降、530ALKO製のシャシーからKNOT製専用設計シャシーを採用することで、走安性が向上しています。

    輸入モデルのためイヤーモデルとして発表されることもあり、年ごとに小変更はありますが、新しい530は以前リヤ下部に付いていたテールレンズがウエストライン付近まで取り付け位置を変更。これまでの丸形を継承しながらもウインカーとストップランプのコンビネーション化でシンプルかつクラシカルな印象を高めています。

    ポップアップルーフ

    HYMER「ERIBA Touring530 Urban」。全長×全幅×全高:5990×2100×2270mm・車両重量:1100kg。就寝人数:3人。けん引時の空気抵抗を少なくするために全高を下げ、フロント部をはじめボディは風を切るような形状。28cmルーフが持ち上がり開放感がアップするポップアップルーフはシリーズ全車に採用。

    意匠やエンブレムなどが変更されている

    2023モデル以降、テールレンズの位置・意匠やエンブレムなどが変更されている。

    スカンジナビアスタイルを取り入れ、都会的でスタイリッシュな仕立て

    テーブルは56×85cm

    リビングはカーテンやソファのパイピングなどにブルーのアクセントを入れている。テーブルは56×85cmと大きく使いやすい。

    530アーバン」のインテリアはノーマルの530とは異なり「スカンジナビアスタイル」を採用しているのが大きな特徴。スカンジナビアスタイルとは日本でも近年よく耳にする「北欧スタイル」とも言われており、アースカラーを取り入れた明るい空間やスッキリとした家具類などのことをいいます。そんな北欧スタイルを歴史あるツーリングシリーズに取り入れたことにより、通常モデルとは異なる「都会的でスタイリッシュ」に仕立てられています。

    インテリアカラーは今回紹介しているブルー系以外にイエロー系・レッド系の3色を用意。レイアウトについても常設ベッドモデルのほか前後2ダイネットモデルもあり、使い方や人数などにより選べるようになっています。

    リビング部分

    リビング部分はソファの背もたれをセットしてベッド展開が可能。サイズは1980×980mm。

    常設のベッドルーム

    後方は常設のベッドルーム。ここをリビングにした前後2リビングモデルも用意。ベッドサイズは1980×1400mmと広々。間接ライン照明も備わる。

    キッチンキャビネット

    エントランス脇に配されたキッチンキャビネットはガラストップ付き2口コンロに3ウェイ 81L冷蔵庫を搭載。調理台としても使える、30×26cmの跳ね上げ式テーブルも装備。

    サニタリールーム

    サニタリールームにはカセットトイレと洗面台、引き出し式シャワーも備わる。30L給水タンクにボイラーも装備する。

    脱着可能な暖色のLEDランプ

    マグネットにより脱着可能な暖色のLEDランプはテーブルランプとしても使える。

    常設ベッドの下は広大な収納庫

    常設ベッドの下は広大な収納庫。外部アクセスドアもあり、外から荷物の出し入れもしやすい。

    Truma製ヒーターの上部にクローゼットを配置

    Truma製ヒーターの上部にクローゼットを配置。収納はソファ下やベッド下、各所に上部収納庫を用意しているので整頓もしやすい。

    リビングのハンガーフック付きコーナーパネル

    リビングのハンガーフック付きコーナーパネルや小物入れにもブルーの差し色を入れているのがアーバンの特徴。

    流行に左右されず普遍的なデザインを守り続けるエリバツーリングにスタイリッシュなインテリアを取り入れた稀少なモデル。エリバツーリングは全モデルとも車重750kgを超えるためけん引免許が必要となりますが、530は広い室内でカップルや家族で過ごしたい人にお薦めのモデル。

    こちらは現在開催中の「ジャパンキャンピングカーショー2024」に出展される予定なので、気になる人は是非ともチェックしてみてください。価格は7037000円〜。

     

    問)ハイマージャパン

     

    私が書きました!
    編集者・ライター
    伴 隆之
    大学卒業後、自動車専門誌の編集者として勤務し、その後独立。1999年から2年ほどカリフォルニアに住んでいたこともあり、アウトドアと旅が趣味。ニュージーランドでのキャンピングカー旅が特に好きで南北計4回ほど走破。現在は旅やキャンピングカーを中心にアウトドアやオートバイなどの誌面や動画を製作。愛車は1967年式イノチェンティ・ランブレッタと日産エルグランドをベースに自身で製作した車中泊カー。他誌にて全国のRVパークを巡り、その魅力を紹介中。

    NEW ARTICLES

    『 キャンピングカー・車中泊 』新着編集部記事

    800日以上キャンピングカー暮らしの夫婦が教える【車中泊の注意点】梅雨シーズンの雨の日対策をレクチャー!

    2025.05.27

    松本明子さんとのなれそめは?運転手であり、レンタカー事業の業務部長でもある謎の男の正体

    2025.05.25

    キャンピングトレーラーを手に入れるなら、フランスの名門に特注した「エメロード376」がおすすめな理由

    2025.05.17

    キャンプで超便利なトヨタ・シエンタの専用車中泊キットがアップデート! 憧れのバンライフを叶えよう

    2025.05.15

    キャンピングカーができるまでを詳細解説!老舗ビルダー「アネックス」の工場取材でわかった自社製造のメリット

    2025.05.14

    海外で注目!車中泊の「ワイルドキャンプ」とは?ヨーロッパ各国のルールの違いや注意点を解説

    2025.05.13

    装備充実!マリナ’RVの軽キャンパー「キャビン2ミニ ハイドアウト」なら、すぐに旅へ行けるのだ

    2025.05.02

    日本にキャンピングトレーラーの魅力を伝えた「インディアナ・RV」創業者が語る54年の歩み

    2025.04.26

    キャンピングカーで「弘前さくらまつり」へ!夜には個性派RVパークで温泉三昧。駐車場情報も

    2025.04.24

    get_header(); ?>