コールマンとエバラ食品がタッグ！　お手軽アウトドアごはんレシピが美味なり

キャンプのときの料理、マンネリ化していませんか？　コールマンから2023年8月下旬より発売された「クールスパイダープロテーブルトップ」の発売を機に、同社がキャンプ飯メニューを提案しているエバラ食品とコラボレーション。新製品の特徴を活かした7つの「グリル＆オーブンのお手軽アウトドアごはん」レシピを開発しました。

そのコラボレーションの発表会が行われ、最新のグリルを実際に使っての調理を公開。時短かつ美味しく仕上がる秘訣をチェックしてきました。

コンパクトサイズだけどグリルと簡易オーブンの同時調理OK！

「クールスパイダープロテーブルトップ」は、炭の熱を有効活用すべく、簡易オーブン機能を付けることで上下での同時調理を可能にした。上でバーべキューをしながら、下ではトーストやピザなどを温めたりするオーブンとして使えるので、同時に複数の料理が作れます。

クールスパイダープロテーブルトップ　1万5,180円（税込み）

上段のグリルは高さを変えられるので、炭火の火力を維持したまま好きな焼き加減に変えられます。

焼き網の変えられる高さは3段階。

下のグリル部分はピザを焼くなどオーブンとして使えます。

「キャンプでの料理のレパートリーを広げるための提案できないかということで、エバラ食品さんにお声がけさせていただき、バーベキューで楽しめる料理レシピを開発していただきました」（ニューウェルブランズ・ジャパン合同会社 コールマン事業部 マーケティングディレクターの根本昌幸さん）

エバラ食品のバーベキュー上級インストラクターが簡単レシピの肝を伝授

エバラ食品工業・クリエイティブ本部マーケティング部 マーケティング課 課長の坂下昇平さん。入社以来昨年まで営業として勤務してきましたが、2016年にバーベキュー上級インストラクターの資格を取得。同年にお肉博士1級も取得し、現在は全国各地で実施している親子バーベキュー大会にて、これまでに500人以上に炭のおこし方やおいしいお肉の焼き方をレクチャーしているそうです。

エバラ食品工業の坂下昇平さん。

気になるレシピだが、まず1品目は「エバラ黄金の味　中辛」を使った「黄金漬け焼き グリルステーキ」。用意する材料は、2人分で牛ステーキ用肉2枚（約400g）と、「エバラ黄金の味　中辛」だけ。

「ステーキ肉を贅沢に丸々焼きます。こちらをポリエチレン袋に入れ、黄金の味で漬け込んでいきます。もうドバドバと豪快に入れちゃってください。大体30分ぐらい漬け込んでいただくと、しっかりとお肉に味が染み込んでいきます。

黄金の味に漬け込むことによって、お肉を構成する筋繊維にすき間ができ、タレの糖やアミノ酸がしっかり入り込んで、よりジューシーになります」（坂下さん）

たれに漬け込んで30分ほど常温でおくのがポイント。

すでに「クールスパイダープロテーブルトップ」のロストル部分には炭が入っている状態です。次に焼いていくにあたって肝となるのはその温度。強火なのか、中火なのか、弱火なのかを知るために、坂下さんがおすすめするのは手で温度を計る「ミシシッピテスト」です。

「この網の上、大体20センチほどを目安に、手をかざしてください。そのミシシッピテストという名前の通り、『ワンミシシッピ、ツーミシシッピ、スリーミシシッピ』と数えていただきます。「いち、に、さん」と数えるよりも、「ミシシッピ」という言いにくい言葉で数えることで正確に計ることができます。それで例えばワンミシッピぐらいまでしか耐えられないのであれば、200度以上の強火。それがツーミシシッピぐらい数えられるようであれば、大体160度中火になっています」（坂下さん）

ミシシッピテストはだいたいこれぐらいの高さで。

強火が確認できたら、ステーキ肉をグリルにのせ、表面に肉汁が出てくるぐらいまで、じっくりとこのまま焼いていきます。このステーキ肉を焼いている間に、もう1つのメニュー、明太フランスを調理します。その明太フランスは、同じ熱を使ってこのグリルの下段にあるオーブン部分に入れて焼き上げます。

坂下さんによると「こちらの『プチッとうどん 明太子うどん』は、うどん用調味料として発売していますが、 今回のようにパンに塗っていただいても美味しいですし、おにぎりに塗って焼きおにぎりにしても美味しく召し上がっていただけます」とのこと。

仕上げにお好みでパセリをふってアクセントにするのもよし。

キャンプ飯サイトオープンでさらにレシピ数を増やし選びやすく！

また、エバラ食品工業のマーケティング部に所属し、自身も栄養管理士に加えてフードコーディネーター1級、お肉検定1級と様々な資格を取得して知見を増やしている菊岡裕子さんによると、これまでにもキャンプ飯のレシピを提供していたものの、コロナ禍での食のシーンの変化で新たな挑戦に踏み切ったそうです。

「コロナ禍で人と距離を取りながら自然のなかで遊べるキャンプ需要が高まってきたこと。そして『プチッと鍋』など、ポーション容器だからこそ必要な分だけ持ち出せるという手軽さはキャンプ飯に向いています。これまでも焼肉部というカテゴリーのなかでバーベキューメニューを紹介していますが、特設サイト『エバラ　キャンプ飯』という“傘”を作って、その中に、いろんなシーンや調理器具から検索できると良いと、キャンプ飯に特化して訴求し始めました」（エバラ食品工業　菊岡さん）

こちらのサイトには食材やメニューからに加え、「メスティン」や「スキレット」などの調理器具からレシピ検索をする機能もあり、よりキャンパーにとって使いやすい仕様になっています。

特設サイト「キャンプがもっと楽しくなる！エバラ キャンプ飯」2023年8月7日公開　https://www.ebarafoods.com/sp/camp/

確かに、小分けにされた調味料は、ひとりキャンプでの時短飯や、味変などちょっとだけ気分を変えたいときにも便利ですよね。キャンプ飯のバリエーションの参考にしてみてはいかが？

取材・文／北本祐子