松ぼっくりを使って世界に1つの「松ぼっくりテラリウム」を作ってみよう | アウトドア・外遊び 【BE-PAL】キャンプ、アウトドア、自然派生活の情報源ビーパル

アウトドア・外遊び

2023.09.30

松ぼっくりを使って世界に1つの「松ぼっくりテラリウム」を作ってみよう

山に行ったとき、キャンプに行ったときに、どんぐりや松ぼっくりが落ちていて、思い出に持ち帰ってきたことはありませんか?

そのままインテリア小物として飾っておくのも素敵ですが、どんぐりや松ぼっくりはお家で「育てる」こともできます。

 ベランダガーデニングの著書を多数出版し、ご自身もアウトドアを楽しまれている、イラストレーター&ガーデニングクリエイターの、たなかやすこさんに、どんぐりと松ぼっくりを使って、お家でグリーンを育てる方法を伺いました。

山や森、公園で。どんぐりや松ぼっくりを集めよう

夏が終わりかけて秋めいてくる頃に山や森、近所の公園を歩けば、どんぐりや松ぼっくりが落ちているのを見かけるようになります。きれいなものを少し多めに拾い集めたら、松ぼっくりテラリウムを作る準備をしましょう。(どんぐり盆栽はこちらの記事から

松ぼっくりは、いつできるの?

松ぼっくりは1012月、毎年の秋から冬にかけて見かけるようになります。日本ではアカマツやクロマツの松ぼっくりが多く見られます。タネを飛ばし終えて地面に落ちた松ぼっくりは、乾燥していてカサカサしています。

松ぼっくりテラリウムの作り方

テラリウムとは、「透明なガラス容器の中で動植物を育てる手法のこと」を指します。その起源は19世紀のヨーロッパと言われています。密閉されたガラス容器の中で、水分が循環し、長期間水を与えずに植物を育てることができます。今回は、松ぼっくりを使うことで、土を用いなくてもできるテラリウムを作っていきましょう。

材料

松ぼっくり 1個
テラリウム用ガラス 1つ
ハイゴケ(緑色)とミズゴケ(茶色) 適量
テグス 適量
ボタン 1つ
キリ(木の蓋に穴を開けるために使用)
ピンセットや竹串

ハイゴケやミズゴケは、ホームセンターで売っているので適量を購入してください。テラリウム用のガラスも100円ショップなどで売っているので、松ぼっくりの大きさに合わせて選ぶと良いでしょう。

 1.ミズゴケは水で戻しておく。乾燥している松ぼっくりを用意し、松ぼっくりの隙間にミズゴケを押し込んでいく。竹串やピンセットを使って、しっかり押し込むのがコツ。

2.ミズゴケの上から、ハイゴケを差し込むように詰め込んでいく。松ぼっくりの上半分くらいまで入れる。

3.余分なハイゴケはハサミでカットしていく。

4.キリを使って木の蓋に穴を開ける。

5.松ぼっくりの上の部分のマツカサの隙間にテグスを結びつけ、テグスの両端を容器の深さ程度残してカットする。

6.貫通させた木の蓋にテグスを通す。

7.テグスをボタンにくくりつけて、ストッパーにする。蓋から松ぼっくりを吊るして、ガラスの容器に入れたら完成!

 

より簡単なテラリウムの作り方

テグスで吊るす方法が難しい場合は、より簡単な方法でテラリウムを作ってみましょう。

材料

松ぼっくり 1個
テラリウム用ガラス 1つ
ハイゴケ(緑色)とミズゴケ(茶色) 適量
ペットボトルのキャップ
ピンセットや竹串

1.ペットボトルのキャップをガラス容器の真ん中に置きます。

2.その上に、ミズゴケとハイゴケを植えた松ぼっくりを入れて完成!

松ぼっくりテラリウムのメンテナンスのコツとは?

水は1週間に1度くらいあげるだけで大丈夫。その際に、ガラス容器の内側を軽く水洗いすると良いでしょう。松ぼっくりは、バケツに水をはって浸水させます。手で持って、泡が出なくなるまで30秒間程度浸けたら、水を軽くきってから容器に戻します。

「水に浸けることで、新鮮な酸素を入れ替えることができます」

そして30日間程度経った松ぼっくりテラリウムがこちら。

苔が青々としていて、松ぼっくりから生えている様子はとっても可愛らしいです! 苔に付着していた植物があとから生えてくることもあり、それを観察するのも楽しいですね。

「山で見かける苔を思い出してみてください。日陰ではなく、光が入り込んでいるところに苔は生えていると思います。同じように、自然に近い状態を作ってあげることで、苔も育ちやすくなります」

屋内でテラリウムを育てる場合、テラリウム用の照明を使うと育ちが良くなります。難しい場合は、日の当たる窓際に置いておくと良いでしょう。光合成を促し、苔の育ちも安定します。

松ぼっくりに苔を植えると、不思議と腐ったり枯れたりしづらくなります。これはテラリウムにすることで、苔から蒸散した水分がガラス容器の中で結露し、水滴が松ぼっくりや苔にまた戻っていくためです。

「余った苔は、他の鉢植えに使ってみるのも良いですね。山で見た自然を、もう一度お家で再現してみる。実験感覚で楽しんでみてください」

たなかやすこさん

イラストレーター&ガーデニングクリエイター
市川緑の市民フォーラム会員
長男の小学校入学を機に自宅でイラストレーターの仕事を開始。同時に菜園を借りて始めた野菜作りのとりこに。著書に『ベランダ寄せ植え菜園 自然の力を借りるから失敗しない』(誠文堂新光社)など。 

 

私が書きました!
ライター・エディター
古園麻子
東京在住。編集、執筆、企画プロデュース、WEBディレクション、翻訳などする傍ら、登山や海のアクティビティを楽しみ、最近では武道も学び始める。

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