新宿から片道約1時間!登山ガイドおすすめの「陣馬山ハイキングコース」 | 山・ハイキング・クライミング 【BE-PAL】キャンプ、アウトドア、自然派生活の情報源ビーパル
  • OUTDOOR
  • NEWS
  • SUSTAINABLE
  • CAR
  • CAMP
  • GEAR
  • COOKING
  • OUTDOOR
  • NEWS
  • SUSTAINABLE
  • CAR
  • CAMP
  • GEAR
  • COOKING
  • 山・ハイキング・クライミング

    2023.07.20

    新宿から片道約1時間!登山ガイドおすすめの「陣馬山ハイキングコース」

    新宿から片道約1時間の穴場スポット。

    天気予報が晴れの時。突然予定が空いた時。自然がある場所へ出かけたくなった時。ハイキングで絶景を見たい時。

    「どこか気軽に登れる山はないかなぁ」と思ったことはありませんか。

    そんな時に、ぜひ登ってほしい山があります。それは、新宿から電車で片道約1時間のところにある「陣馬山(じんばさん)」。

    歩行時間が往復約4時間半とちょうどよい長さで、山頂からは大パノラマを楽しむことができます。気になった方は、ぜひこの記事を読み進めてみてくださいね。

    日帰りで登れる神奈川のオアシス「陣馬山」とは?

    神奈川県の北端にそびえる「陣馬山」。道中の森や里山風景が美しく、山頂からは、低山とは思えないほどの絶景を望むことができます。

    神奈川県と東京都の境に位置しており、有名な「高尾山(たかおさん)」から縦走することもできます。

    今回は、筆者が大好きな「栃谷尾根(とちやおね)コース」で登り、「一ノ尾尾根(いちのおおね)コース」で下るルートをご紹介します。

    「陣馬山」を登る準備をしよう!

    装備

    陣馬山に登る上では、以下の装備があるといいでしょう。

    • 登山靴
    • ザック
    • 雨具
    • 水分
    • 行動食
    • ヘッドライト

    これらは必需品。なお、ヘッドライトは緊急時用です。陣馬山は道が分かりやすく、初心者向けのコースですが、万が一道に迷って暗くなってしまった時のために、持参をおすすめします。

    このほか、山頂は見晴らしが良いと同時に日差しが強いため、帽子や日焼け止めなどの紫外線対策アイテムもあるといいでしょう。アームカバーを付けたり、首に手ぬぐいを巻いたりするのもおすすめです。

    また、トレッキングポールがあれば、登山道での歩行が楽になります。特にバランス感覚に不安がある方、登り下りに自信がない方は、トレッキングポールを持っていくようにしましょう。

    登山行程

    「栃谷尾根コース」から登り、「一ノ尾尾根コース」で下るルートの情報は、以下の通りです。

    • 歩行時間(標準コースタイム):約4時間〜4時間半
    • 歩行距離:約13km
    • 標高差:約600m

    ゆっくりと歩きたい方は、もう少し歩行時間が長くなるでしょう。また、山頂でたっぷり時間を取りたい方は、少し早めに歩くか、早朝から登り始めるといった工夫をするといいと思います。

    このコースは、序盤の里山風景が非常に綺麗なのが特徴。どこかほっとするような、穏やかな雰囲気を楽しめます。

    登るのにおすすめの時期は、やはり新緑と紅葉のころです。鮮やかな木々の色合いに目を奪われること間違いなしです!

    陣馬山ハイキングへいざ出発!

    1.新宿駅から藤野駅へ

    まずは新宿駅からJR中央線で高尾駅に向かいます。高尾駅に着いたら、JR中央本線に乗り換えて藤野駅で下車しましょう。

    藤野駅が、陣馬山登山口の最寄り駅です。

    2.藤野駅から陣馬山登山口へ

    陣馬山登山口が見えたら、いよいよ登りが始まります!

    藤野駅から、歩いて陣馬山登山口へ向かいます。歩行時間は約30分、ほとんど平坦な道路沿いを歩いていきます。路線バスもありますが、便数が少ないため、ウォーミングアップを兼ねて歩いていきましょう!

    3.陣馬山登山口から里山エリアへ

    陣馬山登山口と書かれた石碑がある。

    陣馬山登山口です。荷物の整理をしましょう。

    陣馬山登山口と書かれた石碑の前に到着しました。石碑の横には広いスペースがあります。ここで靴紐を結び直したり、荷物を整理したりしておきましょう。

    森に囲まれた川が青く見える。

    陣馬山から流れる川の水です。日が差すと青く輝きます。

    沢沿いの道を歩いていると、心地良い水の音が聞こえてきます。晴れの日には、川の水がエメラルドグリーンに輝きます。

    まだまだ序盤ですが、その美しさについ立ち止まってしまうスポットです。

    山々の間から遠くに富士山がそびえている。

    木々の隙間から見える富士山が素敵です。

    しばらく車道を歩いて、ゆるりと標高を上げていきます。ところどころ見える山並みがまた美しいんです。こちらも、つい足を止めて眺めてしまうスポットですね。

    茶畑の奥に山に囲まれた村がある。

    山道に入る手前からは、美しい茶畑が望めます。

    山道に入る手前では、美しい茶畑とその先に広がる山々に目を奪われます。

    ここは、栃谷尾根コース上で筆者が一番好きな場所です。ぜひ、みなさんも堪能してくださいね。

    ちなみに、茶畑は農家の方が一生懸命手入れをしている場所です。コースから外れて畑の中へ入らないようにしましょう。

    4.山道に入って山頂を目指す

    森林の中を男性が歩いている。

    空気が美味しい森林歩きです。

    すでに見どころ満載の栃谷尾根コースですが、ここから森林歩きが始まります。

    登り坂も勾配が比較的緩めで、たまに平坦な道もあります。まさに森林浴にピッタリの道です。

    春は新緑で埋め尽くされ、秋には紅葉の赤色と常緑樹の緑色のコントラストを楽しめます。また、新緑の時季には植物が柔らかい色をしていて、心が浄化されます。

    山頂直下では少し坂道が続くため、森歩きを楽しみながら、ゆっくり登ることをおすすめします。

    5.山頂に到着、360度の大パノラマ!

    遠くまで見渡せる山の風景が広がっている。

    陣馬山山頂からは絶景が望めます。

    山頂に着きました。その広大さに驚きます。登りで蓄積された疲労が一気に解放されるような達成感を覚えます。

    嬉しいことに、山頂には、絶景を眺めながら食事ができる茶屋が3軒あります。

    私は、「信玄茶屋」の山菜うどんとアイスコーヒーにハマっています。特に、アイスコーヒーがよく冷えていてとても美味しいんです。火照った身体に染み渡りますよ。

    6.なだらかな一ノ尾尾根コースから下山

    整備された登山道を女性が歩いている。

    一ノ尾尾根コースは歩きやすいため、ファミリーに人気です。

    下りは、なだらかな一ノ尾尾根コースを通ります。

    整備された歩きやすい道で、気軽に森林浴を楽しむことができます。家族連れに人気のルートですよ。

    欲張りコースで陣馬山の魅力を堪能!

    今回は、里山風景、森林浴、頂上からの大展望、そして登りと違う風景が楽しめる下りコースをご紹介しました。

    新宿駅からのアクセスが抜群な陣馬山。季節によって異なる景色を見せてくれるこの山で、ぜひ最高の休日を過ごしてください。

    私が書きました!
    ネイチャー/登山ガイド
    さあか
    自然をこよなく愛するネイチャー/登山ガイド。ニュージーランドでのネイチャーガイド経験を経て、現在は丹沢山地、箱根、利尻島など、季節ごとに違う山でガイドライフを満喫中。年齢や体力に関係なく、多くの方に自然の中で過ごす楽しさを知ってもらうため、アウトドアライターとしても活動している。

    NEW ARTICLES

    『 山・ハイキング・クライミング 』新着編集部記事

    灼熱の高尾山でプチ富士登山練習!6号路の清涼感あふれる道中で6歳次男も大喜び

    2024.07.26

    境内全体から富士塚の雰囲気が感じられる篠崎浅間神社へ【プロハイカー斉藤正史のTOKYO山頂ガイド File.68】

    2024.07.25

    明治19年に築造、往時の雰囲気を今に伝える江戸川区の富士塚【プロハイカー斉藤正史のTOKYO山頂ガイド File.67】

    2024.07.23

    現在進行形で地元の人に親しまれている江戸川区の富士塚【プロハイカー斉藤正史のTOKYO山頂ガイド File.66】

    2024.07.19

    新潟県佐渡島で登山はいかが?1泊2日で大佐渡縦走ルートを歩いてみた

    2024.07.19

    高尾山の登山時間は?服装やおすすめスポット・アクセス情報も解説

    2024.07.17

    シェルパ斉藤の新刊は全国145軒の山小屋滞在記! バスで行ける乗鞍の山小屋2選を特別に紹介

    2024.07.17

    高さ2mながら富士山の魅力が詰まった江戸川区の富士塚とは?【プロハイカー斉藤正史のTOKYO山頂ガイド File.65】

    2024.07.12