釣りキャンプでとった魚の処理方法とは?美味しい塩焼きにする3つのポイント | 料理・レシピ 【BE-PAL】キャンプ、アウトドア、自然派生活の情報源ビーパル
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    2023.06.12

    釣りキャンプでとった魚の処理方法とは?美味しい塩焼きにする3つのポイント

    焼き魚

    キャンプで魚が釣れたときには、丸ごと豪快に食べてみたいものですね。炭火でシンプルに塩焼きにした新鮮な魚は、格別の味!自分で釣った魚を調理して食べることは、貴重な自然体験にもなります。

    そこで今回は、初心者でもできる美味しく魚を焼くための3つのポイントを紹介します。すぐに活用できる簡単な方法なので、ぜひ試してみてください。

    キャンプで釣った魚を美味しい塩焼きにするには?

    釣った魚を美味しい塩焼きにするには3つのポイントがあります。

    ポイント1:下処理

    釣った魚

    ヒレにトゲがあるかもしれないので、取り扱いに注意しましょう。

    まず魚全体を洗ってから、下処理をスタートします。魚は身が劣化しやすいので、何度も触りすぎないように気をつけましょう。

    魚の鱗を取る

    今回の魚はカマスです。

    魚の鱗を取り除きます。鱗は頭から尾に向かって生えているので、生えている向きと逆方向に包丁で撫でるようにして取り除きます。鱗の大きな魚の場合は、鱗取りを利用すると作業しやすいですよ。

    前述の通り、ヒレにはトゲがあるかもしれないので、頭の周りを掴んで作業しましょう。

    魚のエラを取る

    小さい魚の場合は、キッチンバサミを使ってエラを取り除くこともできます。

    次に、エラを取り除きます。エラの周りをなぞるように包丁を入れ、切り離します。新鮮な魚は、エラの部分が鋭利になっている場合もあるので、気を付けましょう。

    魚のエラ

    新鮮なエラは、鮮やかな赤色をしています。

    エラを取り除くことで、火が入りにくい頭まわりをしっかり焼くことができます。

    魚の内臓を洗う

    内臓を破ってしまうと、身に臭みが移るので気を付けましょう。

    次に、お腹に切り込みを入れ、内臓を取り出します。

    魚の内臓を洗う

    血合いが取れにくい場合は、小さなブラシなどを使って丁寧に取り除きます。

    血合いの部分を洗い流します。内臓や血合いが残ってしまうと、焼きあがった時の臭みにもつながるので注意しましょう。

    大きめの魚で、身が分厚い場合は、皮面に切り込みを入れると火が入りやすいですよ。

    ポイント2:串打ち

    魚の串打ち

    カマスは歯が鋭利なため、怪我をしやすいので注意が必要です。

    口を広げて、串を差し込みます。

    魚の串打ち

    エラの横は魚の身の中でも少し固い部分になるので、縫刺しにすると身崩れや串のズレを防ぐことができます。

    口から入れた串は、エラ蓋の横を通って、身に刺し込んで縫刺しにします。串で魚の身を整えておくことで焼き上がりが綺麗になります。

    ヒレに塩をつける

    化粧塩のひと手間で、焼き上がりが格段に違いますよ。

    全体に薄く塩を振ります。尾ビレ、胸ビレ、背ビレ、腹ビレの部分は焦げやすいので、化粧塩をするのがおすすめです。多めの塩を手にとって、指先でつまむようにして何度か塩をつけましょう。

    ポイント3:焼き方

    魚を焼く

    魚用の長い金串をお持ちの方は、焚き火台の両サイドに渡すように魚を置くといいでしょう。

    炭をおこして魚を置きます。小さい魚は、網の上で焼くと皮が剥がれやすいので、今回は、網を使わずに補助棒として竹を渡した上にセットしています。

    魚の炭焼き

    魚は何度も触ってしまうと身崩れの原因になるので、気を付けましょう。

    炭の火力は、遠火の強火がいいとされています。キャンプでは、高さが出せる焚き火台を利用して、遠火でゆっくり焼くのがおすすめです。

    焼き魚

    炭火で焼いた魚は格別の美味しさです!

    炭火で焼くことで、自宅の魚焼きグリルで焼く食感とはひと違った、本格的な焼き上がりになります。

    水っぽさがなく、皮目はパリッと、中はふわっとした食感に仕上がるのが特徴です。

    焼けた魚の尾

    ちょっとしたひと手間が、魚の美味しさを引き立てます!

    化粧塩をしたヒレも、焼け焦げることなく美味しそうに仕上がりました。

    釣った魚を美味しい炭焼きにしよう!

    焼き魚

    味付けは塩のみ。しっかりとした魚の旨味が口いっぱいに広がりますよ。

    釣った魚を美味しく豪快に食べられるのは、釣りキャンプの醍醐味ですね。

    その場で食べない場合も、下処理を済ませてから自宅に持ち帰ることをおすすめします。保冷できていても、内臓が残った状態が長く続くと、身の劣化や臭みの原因になるからです。

    今回紹介したポイントを参考に、釣れたての新鮮な魚をキャンプでお楽しみください。

    さとう あい
    私が書きました!
    料理家
    さとう あい
    宮城県仙台市在住の料理家。フードコーディネーターや、学校講師など下積み時代を東京で過ごし、飲食業界に携わること20年以上。現在は国際中医薬膳師の資格を取得し、子どもの不調を整える薬膳料理講座や、企業へのメニュー提案などをする傍ら、レシピライターとしても活動中。2児の母でもあり、子どもと海や川、山などアウトドアへ出かけるのが日課https://motto-cooking.com

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