グルメあり景勝地あり!電車とクルマを駆使して千葉県銚子市を一日で遊びつくす方法 | 日本の旅 【BE-PAL】キャンプ、アウトドア、自然派生活の情報源ビーパル

日本の旅

2023.05.24

グルメあり景勝地あり!電車とクルマを駆使して千葉県銚子市を一日で遊びつくす方法

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犬吠駅のバルーンアート

銚子電鉄「犬吠駅」のかわいいバルーンアート。

2023年ゴールデンウィーク、最初の旅は「銚子」へ

今年のGWは、制約のない久しぶりの大型連休でした。え、4年ぶり!? そりゃぁ出掛けたくなります。しかし、メディアでは連日のように「混雑予測」が話題に。「渋滞ほど人生の無駄はない」と真顔で思っている私です。クルマで遠くに行くのはまた違う機会にして、東京のお隣、房総半島で「オフピーク」を念頭に楽しもうと思ったのでした。

観光要素の多い場所は「平日」に持ってくる

GWの合間、カレンダーでは平日だった5月2日(火)に銚子を訪れました。

関東最東端の町「銚子」は、太平洋に突き出した半島で、日本3大河川のひとつ「利根川」が流入しています。温暖な「海洋性気候」のため、冬は雪がほとんど降らず、野菜の露地栽培ができるほか(春キャベツは、生産量日本一だそう!)、「醤油」醸造に適した環境といわれています。醤油が染みこんだ「ぬれせんべい」も銚子のお土産として有名ですよね。

また銚子は、太平洋を北上してくる暖かな「黒潮」と、北の方から流れてくる冷たい「親潮」がぶつかり、さらには利根川から流入する山のミネラル分も相まって、プランクトンが豊富。銚子漁港はなんと、「水揚量日本一」を誇るそうです。

そういえば大昔、たびたび洪水を起こしていた利根川。徳川家康さんが江戸の町を守るため、約60年の歳月をかけて河川の大改修工事を行ないました。江戸湾に流れていた利根川の流れをエイッと変えて、銚子に注がせたことも有名ですよね。

利根川の水運が発達したことで大いに発展した豊かな土地、銚子へ。キャンピングカーで前の晩に出発して「前乗り」で。目を覚ましてまず目指したのは、「銚子電鉄」の銚子駅です。

キャンピングカーで銚子駅へ。そこから先は電車でGO!

駅の隣にあるパーキング

●9:00● 銚子駅の隣にある駐車場を利用しました。平日だから空いていたのかもしれませんね。※旅の参考のため、今回も通過時間(一番左)を表記します。

銚子は醤油の町

銚子といえば「醤油」ですよね!

銚子電鉄のフリーパス「弧廻(こまわり)手形」

銚子電鉄の「弧廻(こまわり)手形1日乗車券」を購入すれば、銚子電鉄全線が1日乗り放題に。銚子市内の施設で利用できるサービスもあり。

駅舎がいい感じの外川駅へ

銚子電鉄終点の外川(とかわ)駅

●9:45● 銚子電鉄終点の「外川(とかわ)駅は、古い駅舎が残るのどかな雰囲気。

銚子駅から約6.4kmで、終着駅の「外川駅」に着きました。GW中とはいえ、平日のやや早い時間帯に乗ったので、人もまばらでした。ちなみに、銚子電鉄のフリーパス「弧廻(こまわり)手形」を車内で購入しました(現金のみ)。

外川の町並み

外川は「坂」と「猫」の漁師町でした。たくさんのニャンコがいましたよ。

青い海に向かって滑り落ちるような急坂道を下っていきます。

日本ジオパークに指定された銚子。まずは「犬岩」に行ってみた

犬岩

●10:27● 「犬岩」に到着。うちの豊とちょっと似ていますか(笑)?

この犬岩、なんと約2億年前の地層だそう。恐竜が生きていた時代です。 地球の歴史を体感できる場所があちこちにある銚子は、町全体が「日本ジオパーク」に認定されているそうです。

外川漁港

外川はなんもない漁師町です。だからこそ、ノホホンとした時間。いいなぁと思いました。

さぁ、次は10時48分「外川駅」発の電車に乗るよー。これを逃したら1時間後になるのです。銚子電鉄は、朝の通勤・通学時間帯だけ1時間に2本ありますが、それ以外は1時間に1本。意外とのんびりできないのです(笑)。

外川駅に到着した電車

私たちが外川駅に到着したとき、ちょうど電車もやって来ました。

灯台目指して犬吠駅へ

外川駅からひとつめの「犬吠駅」で下車しました。距離800m、徒歩約10分で犬吠埼灯台に着きました。

銚子といえば犬吠埼灯台

犬吠埼灯台

●11:36● 銚子観光のシンボル的存在、白亜の「犬吠埼灯台」にて。

犬吠埼灯台は、1874年にイギリス人技師ブラントンの設計で作られた、レンガづくりの西洋式灯台。「世界100灯台」にも選出された美しい姿をしています。高さ約32mの灯台には実際に上ることもできます。

海から吹く風は少し冷たく爽やかで、芝生も気持ちよく、ここでオヤツ休憩を…。午前中ですでに1万歩近く歩いたので、お腹ぺこぺこ!次の目的地は、すぐ近くにある「犬吠埼テラステラス」です。

「犬吠埼テラステラス」で昼ビール

犬吠テラステラス

灯台の目の前にある「犬吠テラステラス」。銚子市の特産品が並びます。イートインスペースもありますよ。

「鯖鮨」と「銚子ビール(ホワイトIPA)」

「鯖鮨」と「銚子ビール(ホワイトIPA)」を購入し、外でいただきました。

犬吠埼灯台の前でビールを飲む筆者

明るいうちからいただく外ビール、最高です(夫よ、運転ありがとう)。

犬吠テラステラス

  • 所在地:千葉県銚子市犬吠埼9575-2
  • 営業時間:10時~18時(年中無休)
  • ホームページ:https://inubow-tt.com

本当はこのあと、「君ヶ浜」を散歩しつつ、「君ヶ浜駅」で乗車し、銚子駅まで戻ろうと思っていたのですが、ちょっと間に合わなそうだったので(だから1時間ってあっという間なんです。かといって2時間は長すぎるし…)、ふたたび「犬吠駅」に戻り、そこで11時47分発の電車に乗りました。さぁクルマを銚子駅でピックアップして、お隣の「観音駅」近くのお店でランチです!

マグロだけじゃない観音駅

銚子といえば「マグロ」が有名ですが、青魚もたくさん獲れるそうで、それを使った漬け丼専門店「丼屋 七兵衛」に行きました。「漬け」と聞いただけでグッときます。大好物で家でもよく作っているので。

丼屋七部衛の外観

●12:16● 「丼屋七兵衛」まで、われわれは銚子駅に停めてあるキャンピングカーをピックアップしてから行きました。「観音駅」からも徒歩6分ほどの場所です。

12時過ぎくらいに到着すると、平日なのに7組待ち。「よかった、さっき鯖鮨をつまみ食いしておいて(笑)」。順番が呼ばれるまでキャンピングカーで待機。1時間ちょっとで店内に入れました。われわれの後ろにもひっきりなしにお客さんがやって来ました。大人気ですね。

丼屋七兵衛の極上鯖丼漬け定食

●13:32● 「極上鯖丼漬け定食」を2つ、ごはん大盛りにして子どもたちとシェア。計3,160円でした。

こちらのお店では伝統の「濃口醤油」で仕込み、「特許製法の塩ダレ」で、青魚特有の臭みを抑えて旨味を引き出しているそうですが、本当に臭みゼロ。 魚のこりこりした弾力がたまらない。目をハートにしていただきました。息子たちもモリモリ食べて(食べ過ぎて!?)、ちょっと物足りなかったなー。これまで旅先でしていた「夫×次男」、「私×長男」のシェアはそろそろ終わりでしょうか。

漬け丼の上に載っている香味野菜、ネギとかシソとか生姜とかは細かくカットされていました。なるほどこのくらいに切れば口当たりよく、香味野菜の香りがふわっとするのね。今度家で作るときはそうしよう。勉強になりました。

私たちは鯖をいただきましたが、ほかにもアジ、マンボウ、マグロの漬け丼も注文がバンバン出ていました。全部制覇してみたい。本当に美味しかったです。

丼屋 七兵衛

  • 所在地:千葉県銚子市飯沼町 1-26
  • 電話番号:0479-25-3133
  • 営業時間:10時~17時(L.O.16時30分)
  • 定休日:水、木曜
  • ホームページ:https://www.shichibee.com

ちょっと寄り道「飯沼観音 圓福寺」、散歩しながら名刹へ

食事を済ませ、お店からスグの場所にある五重塔と大仏様で有名な「飯沼観音  圓福寺」を散歩することに。

圓福寺の大仏

●14:25● 江戸時代から参拝者が絶えない「名刹」となっているそうです。

坂東三十三観音第二十七番札所であり、奈良時代からの歴史を誇る由緒あるお寺です。銚子の繁華街や商店街は、この観音様の門前街として発展したそうです。

五重塔

毎月18日は「縁日」が行なわれ、毎月8、18、28日と土、日曜は「ライトアップ」もされるそう。

海に電車に灯台に漬け丼に、そして、由緒正しいお寺に。銚子って本当にバリエーションに富んでいる…と、大仏様越しのすがすがしい空を眺めていたらそう思いました。

飯沼観音  圓福寺

  • 所在地:千葉県銚子市馬場町1-1
  • 参詣時間:6時~17時(無休)
  • ホームページ:http://iinumakannon.com/

電車で行けなかった君ヶ浜にクルマで行ってみた

午前中に行きそびれた「君ヶ浜」、クルマでリベンジしましょうか。

君ヶ浜

●15:18● さっきまでいた「犬吠埼灯台」が君ヶ浜から見えます。「君ヶ浜駅」から海岸までは約900m、徒歩で11分ほど。

小さい子どもを連れてだと、なにかと移動に時間がかかるモノ。電車だけでは回りきれなかったとか、もうちょっと遠くまで行きたかったな、とか…。そういうモヤモヤがクルマがあれば解消できて便利だな、と今回思いました。

一方でレンタカーを借りるのはハードルが高いという方には、「電動アシスト自転車」のレンタルを、銚子のあちこちで見かけました。「乗り捨て」ができたり、超繁忙期以外であれば「電車への乗り入れ」もOKだそう。こういう便利なサービスを利用して、もっとディープな銚子を旅するのもいいですね。

ハマヒルガオ

砂浜には薄ピンク色がかわいい「ハマヒルガオ」がたくさん咲いていました。

「銚子」といえばな見どころ、ほかにもご紹介します!

地層丸見えの屏風ヶ浦

屏風ヶ浦

こちらは2019年8月に訪れた「屏風ヶ浦(びょうぶがうら)」です。次男が1歳の赤ちゃんだ。

ここは訪れるヒトも多いと思います。断崖絶壁が10kmも続く屏風ヶ浦は約300万年前の地層だそう。

地球の丸く見える丘展望館

地球の丸く見える丘展望館近くのキャベツ畑

「地球の丸く見える丘展望館」は、広大な春キャベツ畑が広がる標高73.6mの「愛宕山」山頂にあります。「犬吠駅」から徒歩約15分。

今回は入館しなかったのですが、ココがなんで「地球が丸く見える」かというと、「見渡せる360度のうち330度が水平線」だからだそうです。海に向かって突き出た「半島」にある、銚子の景色ならではですね。運がいいと富士山も見えるとか。

地球の丸く見える丘展望館

  • 所在地:千葉県銚子市天王台1421-1
  • 営業時間: 9時~18時30分(4~9月)、9時~17時30分(10月~3月)
  • 定休日:年中無休
  • 入館料:大人420円、小・中学生200円、60歳以上360円
  • ホームページ:https://www.choshikanko.com/tenbokan/

ドライブやツーリングに行くなら国道126号線を通るべし

国道126号線

こちらの写真も2019年8月のモノです。長男とレンタバイクで初タンデムしました。

銚子市から東金市を経由し、千葉市稲毛区に至る国道126号線ですが、お隣の「飯岡(いいおか)」までの道のりがいつ通っても本当に気持ちよくて、ツーリングやドライブにオススメです。

飯岡刑部岬展望館から望む太平洋

飯岡刑部岬展望館から見る太平洋

●16:20● 銚子のお隣、飯岡町にある無料の展望館です。

高さ約60mの断崖にある「刑部岬(ぎょうぶみさき)」。銚子からクルマで20分くらいかかるのですが、このあと外房の家に行く予定だったので、ちらっと寄ってみました。わたくしごとですが10年くらい前、夫とたびたび飯岡にサーフィンで訪れていました。波待ちしながらこの展望台、見えたなーと、懐かしくなり行ってみたのです。

素晴らしい景色を惜しげもなく無料で展望させてもらえて(笑)、あまり教えたくないのですが、この場所いいなーと感動しました。銚子の「屏風ヶ浦」も見えましたよ。

飯岡刑部岬展望館の内観

「飯岡刑部岬展望館」の展示室。

飯岡刑部岬展望館

  • 所在地:千葉県旭市上永井1309-1
  • 営業時間:9時~17時
  • 定休日:毎週月曜(祝日の場合は翌日)、年末年始

銚子周辺は、遊びのバリエーションに富んだ大変奥深いエリアです。夏の磯遊びも楽しそうですね。皆さまもぜひ。

私が書きました!
旅のエッセイスト
国井律子
1975年東京生まれ。大学卒業後ラジオレポーターなどを経て二輪雑誌でエッセイスト・デビュー。現在は、オートバイのほか、旅、クルマ、自転車、サーフィン、スノーボード、アウトドアなど多趣味をいかしたエッセイを執筆中。ハーレーダビッドソン/スポーツスター1200xl、HONDA XR230、キャンピングカー所有。自転車はデローザ、寺田商会/minidisk、電動アシスト付きママチャリ。旅が好きなのと同時に、おうちも大好き。家での一番の趣味は収納。いかにラクするか考えること、「時短」という言葉も大好き。嫌いな言葉は「二度手間」。インテリア、ネットショッピング、お取り寄せグルメ・酒、手抜きおつまみ作りに熱心。「痩せたい」というのが口癖。飼い犬はボストンテリア。ふたりの男児の母でもある。https://ameblo.jp/kuniritsu/

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