約4年ぶりに開通だ!富士山&オーシャンビューを満喫できる「祇園山ハイキングコース」 | 山・ハイキング・クライミング 【BE-PAL】キャンプ、アウトドア、自然派生活の情報源ビーパル
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    2023.05.11

    約4年ぶりに開通だ!富士山&オーシャンビューを満喫できる「祇園山ハイキングコース」

    待ちに待った駅近のハイキングコースが開通!

    海あり山あり寺社仏閣あり、と観光要素満載の鎌倉には低山ハイクのコースが充実している。おすすめは駅近で、かつ手軽に楽しめる全長約1.5kmの祇園山ハイキングコース。幼い息子といっしょに何度も歩いた、我が家にとって思い出深いルートだ。ところが、2019(令和元)年の台風15号、19号の影響で倒木や土砂崩れが発生し、しばらく通れなくなってしまった。

    あれから約4年。ようやく登山道の復旧に目処がつき、2023(令和5)年4月1日から通行再開というニュースをキャッチ! 天気予報をチェックして、晴天の日に喜び勇んで出かけてきた。

    いつもなら鎌倉市大町にある八雲神社脇からスタートするのだが、今回は鶴岡八幡宮の参道、段葛を経由して東勝寺跡の入口から登ることに。

    標識にしたがい路地を進んだ先に見えてきたのが、フェンスで囲まれた空き地。ここが東勝寺跡だ。北条一族800名以上が最期を遂げた場所、すなわち鎌倉幕府が滅亡した地である。この敷地の地下には遺構群があるが、風化を防止するため埋め戻して管理しているとのこと。今のところ公開の予定はなく、立ち入りも不可。というわけで外から静かに眺めて、ハイキングコースに入る。

    急激な環境の変化でハイキングのスイッチがON

    アスファルトの道路から一変、シダの生い茂る山道へ。住宅街のすぐ脇とは思えないほど一気に自然が濃くなり、静けさに包まれる。階段を登り終えたところにある祠に手を合わせたら、登山道をずんずん進んでいく。

    ときどき目にするのは、道の脇にまとめられたカット済みの丸太。倒木を撤去した際のものだろう。ふたたび歩けるようになったありがたみを噛み締めながら、ゆるやかなアップダウンの鬱蒼とした道を歩く。基本は鼻歌交じりでのんびり歩けるが、ときどき現れる急登ポイントが日常の散歩とは違う、アドベンチャー感を演出してくれる。これこれ、この全身を使う感じ。ハイキングはこうでなくっちゃ。

    このあとは越えるのに難儀するような大きな段差があるわけでもなく、ひたすら踏み跡に従うだけでOKの、いたって快適な山道が伸びている。周囲に広がるのは木々の緑と大地の茶の2色で構成された風景。しばらく行くと、ここにぽつぽつと白っぽいアクセントが加わった。

    〝ぽつぽつ〟の正体はシャガの花。斜面に群生しているアヤメ科のシャガは、離れたところからだと白く見えたのに、近づいてみるとほんのり紫がかったフリルのような花びらを風に揺らしていて、なんだか健気でかわいらしい。さぞかし可憐な花言葉を持っているのだろうなと予想していたが、スマホの検索結果によると「反抗」だった。

    ラスト直前のご褒美。海と山と鎌倉の街を一望!

    道の表面を覆う木の根が、ゆるやかなアップダウンの滑り止め代わりになってくれているから歩きやすいなあ、なんて思いつつ、のんびり歩くこと30分。標識が見えてきた。ゴールは目前だが、ここから2~3分ほどの見晴台に寄っていこう。晴れているからナイスビューが待っているはず。

    材木座と由比ヶ浜の海、晴れ渡る空、箱根の山々とが織り成す淡い色合いの青のグラデーションよ! そして目の前のみずみずしい若葉の向こうに広がるのは、低層の建物が並ぶ鎌倉の街。空も海も、建物に遮られることなく一望できるのがうれしい。この日、見晴台から眺めた鎌倉は格別だった。

    さらに、見晴台の左端の位置に立つと富士山も拝めるというのが素晴らしい。暖かくなるにつれて、空が霞んでくっきりと見えるチャンスは少なくなってくるかもしれないが、ぜひとも富士山を探すことをお忘れなく。

    展望を堪能したら、分岐点の標識まで戻って、八雲神社を目指して下る。鎌倉駅から出発して、1時間もあれば行って戻ってこられる祇園山ハイキングコース。そのまま海に繰り出すもよし、おいしいものを食べに出かけるもよし、という自由度の高い楽しみ方ができるのが最大の魅力。鎌倉に繰り出す際には、ぜひハイキングシューズ着用で!

    私が書きました!
    旅行作家、カメラマン、ライター
    旅音(たびおと)
    カメラマン(林澄里)、ライター(林加奈子)のふたりによる、旅にまつわるさまざまな仕事を手がける夫婦ユニット。単行本や雑誌の撮影・執筆、トークイベント出演など、活動は多岐にわたる。近年は息子といっしょに海外へ出かけるのが恒例行事に。著書に『インドホリック』(SPACE SHOWER BOOKS)、『中南米スイッチ』(新紀元社)。
    https://tabioto.com

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