モンベルの「U.L.フォールディングポール」をトレッキング初心者におすすめしたい5つの魅力
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    2023.05.23

    モンベルの「U.L.フォールディングポール」をトレッキング初心者におすすめしたい5つの魅力

    U.L.フォールディングポール

    筆者私物の「モンベルU.L.フォールディングポール100」。

    トレッキングやハイキングにおいて、トレッキングポールはとても重要な道具のひとつです。

    特に初心者の方にとっては、歩行をサポートし、疲れやすさを軽減してくれる、欠かせないアイテムでしょう。

    今回はそんなトレッキングポールの中から、軽量でコンパクトに持ち運ぶことができる、モンベルのU.L.フォールディングポールを紹介します。

    U.L.フォールディングポールの特徴

    トレッキングポールには、グリップの形状によって「I型」や「T型」、伸び縮みの機構によって「ツイスト伸縮タイプ」「レバーロックタイプ」「折りたたみタイプ」といったように、様々な種類があります。

    また、素材は主に「カーボン」もしくは「アルミ」の2種類に分けられます。

    上記の分類を当てはめると、U.L.フォールディングポールはI型・折りたたみタイプ・アルミ製のトレッキングポールとなります。

    (1)コンパクトに持ち運べる

    折りたたんだULフォールディングポール

    折りたたむとわずか32cm(サイズ100の場合)。

    U.L.フォールディングポールの最大の特徴は、そのコンパクトさにあります。

    折りたたむことで、使わない時にはザックの中にしまうことが可能です。

    電車で移動して登山口に向かう場合などには、電車内や駅構内など人混みが多い場所を通ることもあるでしょう。そのようなシーンでは、バックパックの中にポールをしまえると非常に助かります。

    そのほか、岩場や岩稜帯など滑落の危険を伴う場所を通る際も、折りたたみタイプのポールは活躍します。岩場や岩稜帯では、荷物を何かに引っかけたり落としたりしないよう、バックパックの中に持ち物をすべてしまう必要があるためです。

    ポールのバスケット

    キャップの上のバスケットが半円状になっている。

    土や岩の隙間への突き刺さりを防ぐための「バスケット」と呼ばれるパーツが、通常のトレッキングポールでは円形のものが多い中、U.L.フォールディングポールは半円状になっています。

    折りたたんだポール

    バスケットがシャフトに干渉しません。

    それにより、折りたたんだ時にバスケットとシャフトが干渉しないようなデザインになっています。このような構造のおかげで、コンパクトになるのです。

    (2)アルミ製なので扱いが容易かつ超軽量

    カーボンは軽さと曲がりにくさが特徴ですが、その代わりに高価で衝撃に弱く、折れやすい一面があります。

    それに比べてアルミ製のトレッキングポールは、安価で折れにくいのが大きなメリットです。

    ULフォールディングポールを計量

    重量は1本でたったの149g(実測値)。

    なお一般的に、アルミ製のポールのほうがカーボン製のものよりも重たいのですが、U.L.フォールディングポールの場合はアルミ製にも関わらず、超軽量です。

    その重量は、100サイズ1本で実測値わずか149g。

    その名に「U.L.(Ultra Light)」と付いているだけあって、驚異的な軽さを実現しています。

    (3)組み立てがとても簡単

    ポールを固定するラチェットボタンの拡大図

    ポールを固定するラチェットボタンの拡大写真。

    シャフトを伸ばすと、ラチェットボタンと呼ばれる突起が自動で出てきて、ポールを固定してくれます。

    また、折りたたむときはラチェットボタンを押すと、簡単にロックが解除されて折りたたむことができます。

    その伸び縮みの動作だけであれば、わずか数秒で組み立てと折りたたみが可能です。

    (4)グリップが長い

    トレッキングポールを握る

    平地ではポールを持って肘が90度になるのが最適の長さ。

    通常トレッキングポールは、平地で手にしたときに肘が90度に曲がるくらいの長さが最適だと言われています。

    U.L.フォールディングポールは、自分にあった長さを100、105、113、120の4サイズのラインナップから選べます。

    U.L.フォールディングポール自体の長さ調節はできませんが、その代わりにグリップが長くデザインされているので、握る位置を変えれば上りや下りなど、さまざまな状況で使うことができます。

    グリップの下を握る

    上り坂のときはグリップの下を握る。

    上り坂の場合はポールを短めにもった方が歩きやすいので、グリップの下の方を握りましょう。

    グリップの上を握る

    下り坂のときはグリップの上を握る。

    下りの場合はポールを長めに持つことで安定して歩けるので、グリップの上の方を握りましょう。

    このように、グリップの長さが約20cmあるので、緩やかな上り下りでの歩行であれば、持ち変えることで問題なく対応可能です。

    (5)キャップを落としにくい

    ポールの石突とキャップ

    先端のシルバーとブラックの境にリング状の突起がある。

    多くのトレッキングポールの先端キャップは、簡単に外れるようになっています。

    そのため、山に登っていてふと気が付くと先端のキャップがなくなっていたり、足元を見ると誰かのキャップが落ちていることがあります。

    しかし、U.L.フォールディングポールは石突部分にリング状の突起があり、キャップ内部がその形状に合わせてへこんでいるので、とても外れにくく、落としにくいデザインになっています。

    U.L.フォールディングポールの使用感をレビュー

    実際にU.L.フォールディングポールを使っている様子を紹介しながら、その使用感を解説していきます。

    上りの登山道

    ポールを使って歩く

    上り坂は短めに持って歩きます。

    登りの登山道ではポールを短めに持って歩きます。

    U.L.フォールディングポールは、平地からゆるやかな登りに移った際のグリップのにぎり直しがスムーズにでき、ストレスがありません。

    また、ポールを地面についた際には、ダイレクトに地面からの反発力が伝わってきて、無駄なく上半身に推進力を得られます。そのため、足への負担が軽減されたように感じます。

    下りの登山道

    ポールを使って歩く

    下り坂は長めに持って歩きます。

    下りの登山道では、ポールを長めに持つためにグリップの上部を握ります。

    バランスをとるために地面や岩にポールをついた際、その細さや軽さからは想像できない安定感があるのが印象的です。

    下り坂でも安心して、かつ膝や腰への負担を軽減しながら歩くことができ、とてもありがたい使い心地でした。

    U.L.フォールディングポールと外へでかけよう

    トレッキングポールを持って歩く

    トレッキングポールと一緒に外へ。

    コンパクトで扱いやすいU.L.フォールディングポールは、価格もリーズナブルなので初心者の方にとてもおすすめです。

    また、初心者だけではなく、折りたたみタイプのトレッキングポールを持っていない方にも、ぜひ揃えてほしいアイテムです。

    トレッキングポールを上手に使って、いつもより少し余裕のある登山やハイキングを楽しんでみてくださいね。頼もしい相棒と共に外へでかけましょう。

    私が書きました!
    アウトドアガイド・ライター
    すー(鈴木隆)
    日光市生まれ日光市育ち。40代で脱サラ後に、カナダに留学して退職金を使い果たす。帰国後は観光関係の仕事をしつつ、アウトドアガイドとしても働く日々を送っています。キャンプ、登山、ロードバイク、トレランなど外遊びが趣味で、楽しく働いて生活することをモットーとしています。

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