カナダ在住アウトドアズマンが解説!今年の夏休みはオーロラを見にいきませんか? | 海外の旅 【BE-PAL】キャンプ、アウトドア、自然派生活の情報源ビーパル

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2023.04.08

カナダ在住アウトドアズマンが解説!今年の夏休みはオーロラを見にいきませんか?

 

誰もが一度はこの目で見てみたいオーロラ。自然現象につき、「この時期なら絶対大丈夫」と言い切れないのが悩ましい。そこでカナダ在住のビデオグラファー・杉本淳氏が、オーロラ観察のポイントを解説する。

2022〜23年のオーロラシーズンはこれで終わり!でも……

僕の住むカナダ、ユーコン準州ホワイトホースにも、日に日に春の足音が近づいて来ている。冬の夜空を彩る極北光、オーロラが見られる季節もそろそろ終わりを迎えようとしている。それでもまたしばらくしたらオーロラの季節がやってくる。それはいつからなのか? 今回はあえてシーズンの終わりにオーロラの話をしてみたいと思う。

なんでオーロラシーズンが終わりなのかというと……

極北の冬の代名詞、オーロラ。約半年続いた長い冬もそろそろ終わりを迎えようとしている。ということは夜空を舞うオーロラとは来シーズンまでしばらくお別れだ。

これからの季節はオーロラを見ることができなくなってしまう。オーロラの明るさは太陽光よりも弱いから、日照時間が長い季節は起こっていたとしても、太陽光にかき消されてしまう。それが理由だ。

え? 夏には夜がないの? と訳のわからないことを言っているように思うかもしれないが、極北の夏の日照時間はとても長い。ホワイトホースは北緯60度72分強に位置している。夏至の日の日の出が4時27分、日没が23時36分。太陽が地平線に隠れている時間はわずか夜は5時間弱しかない。夜の間も完全に空が暗くなることはないから、夏にオーロラが見られる機会はまず無いと言っていいだろう。この写真は夏至の頃、深夜1時半頃に撮ったもの。

じゃあ次の冬が来るまで半年も待たなきゃいけないの?

かというとそうでもない。次の冬まで待たなくてもオーロラが見られるようになる。夏は空が明るくて見られないということだから、要は空が暗くなれば見られるチャンスがあるということ。だから寒くなくても夜が暗くなり始める頃から見えるチャンスが出てくる。

年末年始や春休みが休暇が取りやすい時期という理由でか、真冬でないと見られないというイメージを持った人も多いかもしれない。オーロラは地上100キロより高いかなり宇宙に近い場所で起こっている現象だから、地上の気温は影響しない。強いて言えば地上の気温が寒ければ寒いほど、天気は晴れになりやすい傾向にあると言えるだろうか。

いつからまた見えるようになるのか?

ホワイトホースでは8月後半くらいから、オーロラが期待できるだけ空が十分に暗くなり始める。お盆休みが終わった頃から見えるチャンスが出てくると言った具合だろうか。

この頃の夜中の気温は下がっても氷点下になることはまずない。日本人には少し厳しいかもしれないが、中には半袖のシャツでも問題ない人も! 

9月になって深夜の気温が下がるようになっても、東京の真冬の防寒着でなんとか対応できる場合がほとんどだから、真冬のようなマイナス30度対応の重装備もまだまだ必要ない。

強いて言えば足元が露で濡れやすいから、靴は長靴のようなものがより居心地良く屋外にい居られて良いと思う。

今シーズンのオーロラはもうそろそろ終わってしまうが、あと4か月もすればまたオーロラの季節がやってくる。特にこれから先数年は太陽の活動周期が活発になってくると言われているから、それに伴って起こるオーロラの活動も良くなってくることが期待される。お盆休みを少し後ろにずらせば夏休みに、もちろんシルバーウィークにもオーロラを観に行くことが可能だ!

周囲を山に囲まれた街ホワイトホースはオーロラと一緒に山などの風景を入れての写真撮影も楽しめ、プロ、アマ問わず、フォトグラファーにもおすすめだ。

まだオーロラを見たことが無い人も、またオーロラを見にいきたい人も、夏休みに、シルバーウィークに、オーロラ旅行を検討されてみてはいかがだろうか?

 

写真提供:ノーザンテールズトラベルサービス

 

 

私が書きました!

ビデオグラファー

杉本淳
カナダ、ユーコン準州ホワイトホース在住。アークティックメディアクリエーション代表。東京都練馬区出身。
2008年にユーコン川下りで訪れて以来、ユーコン準州に通い始める。2011年に移住後も、ユーコンに生きる野生動物、風景、自然と共に生きる人々を引き続き撮影中。2019年、First Light Image Festivalにて最優秀賞受賞。ユーコンから色々なトピックをお届けします! 
ウェブサイト:www.arcticmediacreation.com

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