雪が残るキャンプ場!親子で自然を楽しむ方法
せっかくのキャンプ、子供のために思い出を作ってあげたいけれど、寒い季節の自然を楽しむ遊びがあまり思いつかない。そんな方はいませんか?
子供との思い出作りをするには、スキー場に行ったり、イベントに参加したりしなくてはいけないと思うかもしれませんが、子供にとってはキャンプが既に非日常。野外で生活することだけでも、記憶に残る思い出になるはずです。
とはいえ、テントの中にずっといるだけでは、手持ち無沙汰になってしまうことでしょう。今回は特別な道具がなくてもできる、親子で自然を楽しむ方法についてご紹介します。大人とは違った視点を持って遊びを楽しむ、子供との時間にぜひお役立てください。
ポイント1:雪を楽しむ
標高の高いキャンプ場や日陰の場所では、まだ雪が残っている場所も少なくありません。
大人は「一面に広がった雪景色の中でこそ遊べる」と思いがちですが、少しだけ残った雪でも実は十分楽しめます。「残った雪をどうやって活用しようか?」「どんな形にしようか?」そんなことを一緒に考えるのも楽しいものです。
落ち葉や、花、木の枝などを飾って、雪をケーキに見立てるのも盛り上がりますよ。
もちろん、子供はダイナミックに積み上がった雪も大好き!
滑り台にしたり、穴を掘ったり、そこに雪があるだけで、いくらでも楽しめます。大人が一緒に作るのも楽しいですが、夢中で遊んでいるところを見守って、「いいね!」「すごいね!」と声がけするだけでも子供は大満足!コミュニケーションを大事にしてくださいね。
あると便利な雪用スコップ。たくさんの雪を掘り起こさなくても、小さい子供であればただ持っているだけ、引きずっているだけでも、十分楽しめます。
遊び方は無限大。安全に気を付けて、子供用の雪用スコップを用意するといいでしょう。
ポイント2:見つけて楽しむ
子供は「探して、見つける」のが大好き!特に、日常生活にないものを見つける楽しさは、夢中になるものです。
小さなつららを見つけることができるのは、寒い季節ならではの楽しみです。夜から朝にかけて気温が下がる場合は、キャンプ場の洗い場や、軒下、車の下につららができているかもしれません。
もし見つからなくても大丈夫!一緒に探すこと自体を、子供は楽しんでくれます。子供は親と一緒に何かをして共感することが、とにかく大好き!一緒に楽しいと感じたり、残念だと感じたりする経験も大切にしたいです。
キャンプ場ならではの「見つけ遊び」でおすすめなのが、生き物の足跡探し。野外のキャンプ場では、様々な動物の足跡が見つかるかもしれません。
どうやっても見つからなかった場合は、大人が動物の足跡を描いて、クイズ形式にする方法も楽しめます。
雪が溶け始めたころのキャンプ場では、春の訪れを感じる、小さな花やフキノトウを見つけられるかもしれません。フキノトウを探す時は、周囲に水気のある場所を探しましょう。林道の木陰や、山の斜面に生えやすく、注意深く見ると探し出すことができますよ。
雪の間から顔を覗かせる花やフキノトウは、大人よりも地面との距離が近い子供の方が見つけやすいことも。春の訪れを、一緒に分かち合いましょう。
ポイント3:長い夜を楽しむ
日が暮れるのが早い季節は、普段早寝が鉄則の小さな子供達でも、充分に夜を楽しむ時間があります。日常では体験できない、野外の夜遊びを楽しんでみましょう。
ちょっと怖いけれどやってみたいことも、大人が一緒であれば挑戦する気持ちになるもの。子供の冒険心をくすぐるような遊びがおすすめです。
夜の散歩は、昼間の道とは一味違ったワクワク感があります。ランタンを持って、キャンプ場を歩くだけなのに、子供にとっては知らない場所へ冒険に行ったような感覚になります。見通しが良くない分、自然の中の匂いや、普段は気にしない木々のざわめきが聞こえてきますよ。
100円均一のランタンをサイト周辺に置いて、ランタンナイトを楽しんでみてもいいですね。
寒い季節は、空気が澄んでいるので天体観測にぴったりのシーズンです。天体望遠鏡がなくても、地面の上に寝転がって空を見上げるだけで、宇宙の広さを体験できますよ。
ただし、夜の遊びで注意したいのが子供の声。夜のキャンプ場は思いのほか声が響きます。周囲のキャンパーの方々の迷惑にならないように気を付けながら楽しみましょう。
寒い時期ならではのキャンプを楽しもう!
暖かい季節は、海や川などの豊富な遊びに夢中になって、親子で遊びを見つけるゆっくりとした時間は少ないものです。
寒い季節だからこそ、親子の絆を深める遊びを活用したキャンプを楽しんでみてはいかがでしょうか。