キャンピングカーを買う前に知っておくべき8つの基本【Q&A】
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    2022.01.04

    キャンピングカーを買う前に知っておくべき8つの基本【Q&A】

    RV

    選び方から買い方まで8つの疑問にお答えします

    キャンピングカーを買いたい! 誰もが一度は考えたことがありますよね? 実際に購入するときには、どんな点に注意すればいいのでしょうか? キャンピングカーの魅力、選び方や注意点、登録ナンバーによる維持費の違いなど、キャンピングカー購入時の素朴な疑問にQ&A形式でお答えします!

    Q1 キャンピングカーのメリットってなに?

    RV
    A  快適に休める「安心感」です!

    ベッドは最低でもふたり以上の広さを確保し、マットを展開することでダイニングにもなります。

    ボディーには断熱・防音処理が施され、遊び疲れた体を癒せる仕掛けが満載。

    そして、最大の特徴は電気製品をたくさん使える点。バッテリーを強化してあり、エンジンを停めたままでもヒーターや冷房を利かせることができます。

    車中泊を前提に設計されているので、テントを張ってのキャンプが苦手なパートナーや小さなお子さんと一緒でも気軽にアウトドアが楽しめるのが、キャンピングカーの醍醐味です。

     

    Q2  選び方がわかりません!

    RV
    A  目的に合ったタイプを探そう

    ペットや小さなお子さんと一緒に滞在型のアウトドアや3泊以上の旅をするなら、広くて装備が充実した「バンコンバージョン」や、トラックがベース車両の「キャブコンバージョン」が最適。

    バン車両を改装した「バンコンバージョン」は、2輪やカヌーなどを積むトランスポーターとしても威力を発揮します。

    1~2人で使うなら「軽キャンパー」もおすすめです。小さなボディーは機動性に富み、前泊用の宿として、夜通しで天体観測を楽しむための休憩場所としても便利。

    一番大事なのは、自分がどんな目的でどのように使うかをはっきりさせることです。

    【お役立ちメモ】"広さ重視"もほどほどに!

    家族の成長や快適性を重視するあまり、必要以上に大きなキャンピングカーを選ぶと、必ず後悔することに。使わない空間が生まれるため効率が悪いし、大きくなればなるほど燃費にも影響し、経済的にもお得感が薄れてしまいます。

     

    Q3  1ナンバー、4ナンバー、8ナンバー…何が違うの?

    RV
    A 維持費と構造が違う

    キャンピングカーのカタログをみると、8ナンバーや4ナンバーが多いことに気が付くはずです(たまに1ナンバーのこともあります)。8ナンバーは税金が安く、そこを狙った不正改造車が増えたため、現在は登録条件が厳密になっています。

    トラックがベース車両で大幅な改造が施される「キャブコンバージョン」(キャブコン)はほぼ8ナンバーですが、ワンボックス車などのバンをベース車両に改造を施した「バンコーバジョン」(バンコン)は、登録条件を満たさない場合、3、5ナンバーとなります。

    4ナンバーは(貨物自動車登録)特に軽キャンパーに多い登録ナンバーです。軽の場合、そもそもの維持費の安さに加え、4ナンバーにすることで自動車税が安くなります。

    維持費だけでなく、使い方によっても登録ナンバーは違ってきます。「ナンバーを制する者が、理想的なキャンピングカー探しを制す」といっても過言ではありません。

    ● ナンバーの種類

    【1ナンバー区分】普通貨物自動車

    登録条件/全長4700×全幅1700×全高2000㎜以上、排気量2000㏄を超える貨物乗用車。キャンピングカーではトヨタ・ハイエースのミドルルーフタイプが相当するが、改造を施して8ナンバー登録にしたものが多い。
    車検・税金等/車検は初回2年、以降1年ごと。自動車税は割安だが重量税は割高。また、高速道路の料金も3、5ナンバーより高くなる。

    【4ナンバー区分】小型貨物自動車

    登録条件/乗員空間よりも積載空間を広く確保していること。貨物用床面積が1㎡以上であること。4人乗りで登録する場合、後席の背もたれはリクライニングせず、ほぼ垂直に立っていることなど。
    車検・税金等/車検は初回2年、以降1年ごと。ただし軽自動車は2回目以降も2年ごととなる。税金は特に自動車税がかなり安いので、車検回数が多くても割安になることが多い。

    【8ナンバー区分】特殊用途自動車

    登録条件/乗車定員の三分の一が就寝でき(最低2名以上)、かつ就寝設備を確保していること。室内高が1600㎜以上、10ℓ以上の水道設備と炊事設備を備えていることなど。
    車検・税金等/車検は初回2年、以降2年ごと。税金面では自動車税、重量税ともに割安。重量税はクルマの重さに比例して高くなるので、大型モデルほど割安感がでる。

     

    Q4  どこで買えるの?

    RV

    A  日本RV協会の加盟店なら安心!

    オリジナルのキャンピングカーを開発・製造するメーカーやプロショップ(ビルダー)は日本全国に数多く存在しますが、なかでもキャンピングカー関連の業者が構成している団体「日本RV協会」に加盟しているメーカー・ショップなら安心です。

    オリジナル車に加えて提携する他社のクルマを販売するところも多く、店頭でじっくりと比較しながら購入を検討しましょう。

    少数ではありますが、自動車メーカー系のショップもあり、そうしたお店だと全国に広がる店舗ネットワークを生かしたアフターサービスを受けることができます。

    【お役立ちメモ】納車までの時間を考慮して買おう!

    キャンピングカーは注文を受けてから改造する「セミオーダー車」のため、納車までに2か月~半年はかかるものです。夏に使いたいなら、冬のうちに注文するようにしましょう。ただし、店舗で展示されていた車両(デモカー)なら即納可の場合もあります。

     

    Q5  必要な装備は?

    RV
    A  バッテリーとヒーターは必須。あとは目的と予算しだい

    エンジン停止状態でも家電などが使える「サブバッテリー」と、冬に重宝する「FFヒーター」はぜひとも付けたい装備。

    あとは購入するクルマのタイプ(大きさ)にしたがって、付けられる装備のなかから必要なものを選んでください。

    キャンピングカーにはオプションが多く、あれもこれもと考えていると、予算を大幅に超えてしまうことも。トイレや冷蔵庫、シャワーがあれば快適ですが、全部が無理なら一番使用頻度の高いものだけに絞りましょう。

     

    Q6  車中泊はどこでもOK?

    RV
    A  車中泊専用施設「RVパーク」を活用!

    道路交通法では、「道路を車庫がわりに使用してはならない。道路上に駐車する場合、同じ場所に引き続き12時間(夜間は8時間)以上駐車してはいけない(特定の区域内の道路を除く)」と定められています。

    原則として、車中泊は「仮眠」と考えるのが現実的です。仮眠で利用するなら、道の駅や高速道路のPA・SAが適当ですが、その場合も長時間の駐車やキャンプ道具等を外に出しての使用、飲酒などは控えるべき。

    おすすめは日本RV協会が認定する、電源設備を備えた「RVパーク」。有料ですが、ゴミ捨てやシャワーなどの施設が使え利便性は抜群。車中泊者との交流も楽しいキャンピングカー向けの宿泊施設です。

     

    Q7  マイカーを改造してキャンピングカーにできるの?


    A  プロショップに持ち込もう!

    いくつかのプロショップではマイカーの「持ち込み架装」を請け負っています。

    架装(改造)のメニュー内容は、DIYでは難しいダイニング&ベッド、キッチンの製作や電源の強化、室内照明のLED化などで、トヨタ・ハイエースなどを使ったバンコンバージョンの場合、架装費は150万円くらいから。

    軽キャンパーはもっと安く、70~100万円ほどで済むことも。

    改造しなくても、市販のポータブルギアを駆使してお手軽に楽しむ方法もあります。

     

    Q8  買う前に試したい、低予算で入手したい!

    RV
    A  レンタルで試し、中古車を探す

    おすすめはレンタルキャンピングカー。一部のプロショップやキャンプ場などで利用できます。

    その際、自分でチェックシートを用意し、ベッドの使用感や快適装備の必要性を記録に残しておくと、購入時の参考になります。防音、断熱、乗り心地も確認しておきましょう。

    新車を低予算で買うなら、軽キャンパーが断然安く、完成車で200万円前後が目安です。

    中古車を狙うのもおすすめ。キャンピングカーオーナーはきれいに使う人が多く、中古車はみな状態のいいものばかり。中古車はプロショップで探すことができます。

    【役立ちメモ】中古車は中・大型車がお得!

    中古車は大きくて上級装備のものほど割安感がある。新車では手の出なかったキャブコンバージョンも中古なら狙える。新車で買うならイベントを活用しよう。特別価格の奉仕車や低金利ローンが組めるキャンペーンも多い。

     

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