ウインドパネル採用で室内がワイドに!ハイエースベースのキャンピングカー「AZUSA」をレビュー | キャンピングカー・車中泊 【BE-PAL】キャンプ、アウトドア、自然派生活の情報源ビーパル
  • OUTDOOR
  • NEWS
  • SUSTAINABLE
  • CAR
  • CAMP
  • GEAR
  • COOKING
  • キャンピングカー・車中泊

    2023.01.28

    ウインドパネル採用で室内がワイドに!ハイエースベースのキャンピングカー「AZUSA」をレビュー

    先代とはコンセプトを変えて新たなアズサへ

    今回は人気のハイエースをベースにしたニューモデルを紹介しようと思います。製造・販売はAtoZ(エートゥゼット)。今年で創業35周年を迎える老舗のキャンピングカービルダーです。この「AZUSA」、実を言うと2005年に初代モデルが発売されています。

    そんな初代はハイエースのワイドボディ・ミドルルーフをベースに車内で屈まずに立つことができるオリジナルハイルーフを架装し、大きな注目を集めました。

    AtoZ「AZUSA」/乗車定員:6人/就寝定員:大人2人+子ども1人。全長×全幅×全高:5380×1920×2285mm

    そんな先代とはコンセプトをガラリと変更し、新たに生まれ変わって誕生した新型アズサは「大人の2人旅」がコンセプト。ベース車両はハイエースのワイド・スーパーロング(キャンパー特装車)です。

     

    オリジナルのウインドパネルで室内は広々

    注目はオリジナルのウインドパネルを後部と左右の3か所に搭載しているところ。ここには4つのアクリル二重窓を装備し、断熱性をアップさせています。さらに、インテリアはウッドやヒンジにゴールドを使ったシックで重厚、高級感ある作りがポイントで、優雅な時間が過ごせるプライベート空間になっています。

    右サイドとリヤにはオリジナルウインドパネルを架装。窓もアクリル二重窓を装備し断熱性と快適性がアップ。

    乗車は4列の配置で6人まで対応。2人掛けのセカンドシートに加え、単座の3列目と4列目シートで対面のリビングに展開することも可能。また、その横にはロングソファがあり、4〜5人でくつろげる空間となっています。

    通常のシートレイアウト。移動中は2人掛けセカンドシートに、単座の3&4列目に座ることができ、フロントシートと合わせて6人乗車となる。

    レイアウトはフロントにL字型のキッチンを配置。移動中での休憩時などではセカンドシートで2人がゆったりと休めるほか、3列目と4列目の対面とソファでのリビングでも休憩ができます。

     

    リビングモード。中央に動線もしっかり確保し、大人4 人でもゆったりできる広々としたスペース。

    セカンドシートの前と横にL字型のカウンターキッチンを装備し、室内全体の圧迫感を抑えたスマートなレイアウト。右キャビネットには40L冷蔵庫やシンク、電装系を搭載。シート前のテーブルは取り外すこともできる。

    クイーンサイズのベッドでゆったり就寝

    3列目シートの背もたれを倒してフラットにし、4列目の背もたれを座面前にセット。ロングソファのフレームをスッと引き出し座面と背もたれ一体式のマットを広げるだけでベッドが完成。展開は慣れれば2分もかからない。サイズは1900×1680mmとクイーンサイズよりも若干大きい。

    ベッド展開は横向きのロングソファの座面を引き出して背もたれをセットし、単座の3&4列目シートをフラットにするだけと簡単。さらにセカンドシートをフラットにすればチャイルドベッドとしても利用できるし、ソファ部分をベッドにしたまま、3&4列目のリビングモードをそのまま使えます。このように人数やシチュエーションでさまざまな展開ができるのもアズサの魅力と言えるでしょう。

    通常のベッドモードに加えてセカンドシートをフラットにすれば最長2880mmのベッドにもでき、子どもを含めた3人就寝も可能。

    また最後部は荷室と車内と間仕切りされており荷室を独立した荷物置きとして使えるほか、リヤドアから靴を脱いでエントランスとして利用することもできる設計。ほかにも上部収納庫やソファ下の引き出し収納など、収納スペースや容量はたっぷりなので整理整頓がしやすく車内もすっきりできます。

    リヤ収納スペースは間仕切り用のドアも装備し出入りもしやすい。ラックやパイプなどを使えば荷室のアレンジもしやすい。左側にはキャビネットも装備。

    左側スライドドア脇にあるスツール下は小物入れやシューズボックスとしても利用できる。

    天井の左右には上部収納庫も装備。ダウンライトのほかにもLEDライン照明が備わり夜もムーディ。

    就寝時に便利な折りたたみミニテーブルを左右の壁に搭載。

    カップルでのんびり優雅に旅がしたい。2人プラスペットとの旅を楽しみたい人は是非ともチェックしたいキャンピングカーがアズサ。気になる価格は6297500円〜。

    問い合わせ先
    AtoZ 048-760-5668 

     

     

    私が書きました!
    編集者・ライター
    伴 隆之
    大学卒業後、自動車専門誌の編集者として勤務し、その後独立。1999年から2年ほどカリフォルニアに住んでいたこともあり、アウトドアと旅が趣味。ニュージーランドでのキャンピングカー旅が特に好きで南北計4回ほど走破。現在は旅やキャンピングカーを中心にアウトドアやオートバイなどの誌面や動画を製作。愛車は1967年式イノチェンティ・ランブレッタと日産エルグランドをベースに自身で製作した車中泊カー。

    NEW ARTICLES

    『 キャンピングカー・車中泊 』新着編集部記事

    キャンピングカーの内装に注目!バンや軽、DIYスタイルまで一挙紹介

    2024.04.14

    新型キャンピングカー「ベルーガ」は普段使いもイケる!フレックスのハイエースがベース 

    2024.04.13

    最安グレードは180万円台!軽キャンパー「ミニチュアクルーズ」の姉妹モデル、「ミニチュアボックス」の中身は?

    2024.04.02

    日産・キャラバンがベースのキャンピングカー「UTONE300」は上下2段ベッドが広いぞー!

    2024.03.24

    キャンピングカー「フィーカ」はハイエースの広さを生かした8人乗車・3人就寝仕様だ!

    2024.03.13

    winpy-jijiiさんが夫婦で改造したキャンピングカーがすごい!製作期間2カ月半、改造費30万円以下

    2024.03.04

    キャンピングカーの中でなに食べてる?子連れ車中泊旅のリアルな食事事情をご紹介

    2024.02.18

    アネックスのポップアップルーフ付きキャンピングカー「UTONE(ウトネ)500-ER」はハイエースで多人数就寝を実現!

    2024.02.18