キャンプでの楽しみと言えば、「最高の空間でゆったりとした晩酌」というかたも多いのではないでしょうか?
楽しい環境では普段よりもお酒がすすんでしまうもの。ついつい飲みすぎてしまった次の日の朝、食欲が湧かない場合にサラッと食べることができるのが雑炊です。
雑炊は、2日酔いのかたに優しいというだけではありません。キャンプ中に余らせてしまったご飯を、雑炊にすることで美味しくアレンジすることもできるのです。
今回はキャンプにピッタリな、誰にでも簡単に調理できて美味しい雑炊のレシピを2つご紹介いたします。
ナンプラーを効かせたタイ風雑炊
材料 1 人分
- 冷やご飯 お茶碗1杯分(200gほど)
- サラダチキン(コンビニなどで真空パックで販売されているもの) 半袋
- 鶏ガラスープの素 大さじ1
- 卵 1個
- ナンプラー 大さじ1
- 塩 適量
- こしょう 適量
- ねぎ お好みで
- しょうが 小さじ1
- フライドオニオン お好みで
- 水 250ml
作りかた
1.具材の用意
ねぎをみじん切りにし、しょうがはすりおろしましょう。サラダチキンは手で一口大にほぐします。卵は箸などでよく溶いて溶き卵にしておきましょう。
2.冷ご飯を水で洗う
ご飯をザルに入れて流水でしっかりと洗いましょう。流水ですすぐことで、ご飯の表面のぬめりを落とすことができます。
ご飯の表面を覆っていたぬめりを落とすことで、ご飯の一粒一粒に出汁が染み込みやすくなります。雑炊自体のとろみも少なくなるため、サラサラのさっぱりとした食感の雑炊を味わうことができます。
ただし、とろみのある雑炊が好きなかたもいらっしゃると思いますので、その場合はあえてご飯を洗わずにそのまま調理してくださいね。
3.具材を煮込み卵をまわし入れる
水を注いだクッカーを強火のバーナーにかけます。水が沸騰したら冷ご飯とサラダチキン、しょうが、鶏ガラスープの素、ナンプラーを入れましょう。
お湯が再度沸騰したら、中火にして溶き卵をまわし入れ、ひと煮立ちさせます。そのまま2~3分ほど煮込みます。
4.味を整えトッピングをのせる
味見をして、塩胡椒で味を調整しましょう。お好みでナンプラーを更に追加してもいいです。
器に盛りつけ、刻みねぎ、フライドオニオンをのせれば完成です。
今回はねぎを使用しましたが、ねぎのかわりにパクチーを使用するのもおすすめです。よりエスニックな味付けになります。ラー油も非常によく合うので、辛みを追加したい場合はぜひ使ってみてください。
ナンプラーの深みのあるうまみとフライドオニオンの香ばしさで、スルスルと箸がすすむ雑炊です!
カニ缶の旨味を生かしたお手軽雑炊
材料 2人分
- 冷やご飯 お茶碗大盛り1杯分(250gほど)
- カニの缶詰 1缶
- 卵 2個
- しいたけ 2個
- しょうゆ 小さじ1杯
- 液体だし 小さじ1杯
- 塩 適量
- ねぎ お好みで
- 海苔 お好みで
- 水500ml
作りかた
1.具材の用意
しいたけの根元の石づきを切り落とし、かさと軸を切り分けましょう。
しいたけのひだが下になるように置き、端から5mmぐらいの幅の薄切りにカットします。軸もいい出汁が出るので捨てずに利用しましょう。軸は繊維に沿うように縦に薄切りにします。火が通りやすいように1mmほどの極薄切りにしましょう。
ねぎもここで刻んでおきます。
2.冷ご飯を水で洗う
ざるに冷やご飯を広げ、流水で流しながら洗って表面のぬめりを落としましょう。
3.具材を煮込み卵をまわし入れる
水を注いだクッカーを強火のバーナーにかけ、水が沸騰したら冷ご飯としいたけ、カニの缶詰、醤油、液体だしを入れて、煮込みましょう。煮込み時間は4〜5分ほどです。しいたけに火が通り、多少柔らかくなるまで煮込みましょう。
お湯が再度沸騰したら中火にして、溶き卵をまわし入れ、そのまま2~3分ほど煮込みましょう。
4.味を整えトッピングをのせる
味見をしながら塩を加え、味を整えましょう。
器に雑炊を移し、ねぎと海苔を散らしたら完成です。液体だし控えめのさっぱりとしたベースのスープに、カニ缶としいたけの旨味が溶け出した絶品の雑炊です。
寒い時期のキャンプでは雑炊を食べてほっこりしよう!
雑炊は、寒くなるこれからの季節には内側から身体を温めてほっこりとできる料理です。短い時間でササッと調理できるので、本格的な調理が面倒な場合にもおすすめできます。
海苔やラー油、ネギなどのトッピングを変えることで、様々なアレンジができますよ。ぜひお試しくださいね。