捨てるのはもったいない?コーヒー豆のかす、キャンプでの活用法3選 | キャンプのコツ 【BE-PAL】キャンプ、アウトドア、自然派生活の情報源ビーパル
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    2022.05.17

    捨てるのはもったいない?コーヒー豆のかす、キャンプでの活用法3選

    コーヒー豆のかすを手でつかんでいる様子。

    コーヒーを入れた後に出るコーヒー豆のかす。毎回ゴミとして捨てていませんか?

    実は、コーヒー豆のかすは洗い物に活用すると大活躍します。コーヒー豆のかすを活用すれば、油汚れの洗い物が楽になりますし、下水に流す油を減らすこともできるため、環境に優しい洗い物ができます。

    今回はキャンプでの洗い物に便利な、コーヒー豆のかすの活用法をお伝えいたします。

    コーヒー豆のかすは強い消臭効果があり、油を吸収する

    コーヒー豆のかすには強い消臭効果があります。その効果は、消臭剤として広く知られている活性炭の約5倍とも言われています。

    コーヒー豆のかすに強い消臭効果がある理由は、コーヒー豆の多孔質な構造によるものます。コーヒー豆の表面には活性炭と同じように、無数の小さな孔があります。その孔が嫌なにおいの元を吸収してくれるため、強い消臭効果があるのです。

    なお、コーヒー豆のかすは酸性の性質を持っているので、アルカリ性の性質を持つ嫌なにおいの元を中和する効果もあります。アルカリ性の嫌なにおいの元の代表は、魚の生臭さや、尿臭などのアンモニア臭などです。コーヒー豆のかすは、このような臭いには特に強い消臭効果を発揮します。

    さらに、コーヒー豆のかすは、油を吸収する性質があるので、掃除に活用した場合、油汚れをよく落とすことができるのです。

    コーヒー豆のかすのキャンプでの活用法3選

    コーヒー豆のかすはキャンプ中の洗い物に大活躍します。活用法を3つご紹介いたします。

    油で汚れたクッカーの掃除に

    コーヒー豆のかすは油を吸収する性質があるので、油汚れの掃除に便利です。

    カレーで汚れたクッカーの中にコーヒー豆のかすが入っている。

    汚れたクッカーの中に、コーヒー豆のかすを一握り入れましょう。

    こちらはカレーで汚れたクッカーです。クッカーに、水分を含んだままのコーヒー豆のかすを一握り入れ、汚れにすりつけながら内側をこすります。こすることにより、クッカーの内側に付いたカレーの油分を、コーヒー豆のかすが吸収して、落とすことができます。クッカーの内側をしっかりこすった後は、コーヒー豆のかすだけを取り除いて、ゴミ箱に捨てましょう。

    コーヒー豆のかすに油を吸収させて、水洗いの前にゴミ箱に捨てることにより、汚水に流す油の量を減らすことができます。

    クッカーを水道の水で洗っている。

    水洗いだけで綺麗になります。

    その後、スポンジでクッカーの内側を軽くこすり、水洗いしましょう。水洗いだけで驚くほどカレーの油分が落ちるので、洗剤が必要ないほどの仕上がりになります!

    コーヒー豆のかすを活用することで、汚水に流れる油や洗剤を減らすことができ、環境に優しい洗い物ができます。

    ボトルなどの容器の掃除に

    ボトルなどの容器は底が深いので、掃除には通常、柄の長いブラシが必要になります。その点、コーヒー豆のかすを使えば、ブラシが無くても綺麗に掃除ができます。

    コーヒー豆のかすをボトルの中に入れている様子。

    ボトルの中にコーヒー豆のかすと水を入れましょう。

    ボトルにコーヒー豆のかすを一握りと、容量の半分ほどの水を入れましょう。

    コーヒー豆のかすと水が入ったボトルの様子。中身がコーヒーの色になっている。

    蓋をしてボトルを振ります。

    あとは簡単、蓋をしてボトルを2~3分ほどよく振るだけです。コーヒー豆のかすがクレンザー(みがき粉)のような役割をはたし、内側の汚れを削りとるので、スポンジでは手が届かない部分も綺麗に掃除できます。

    焚き火台や網などの掃除に

    汚れた焚き火台の脇に、ペドリップペーパーに入ったままの、コーヒー豆のかすが置いてある。

    油に汚れた焚き火台の掃除にも、コーヒー豆のかすは便利に活用できます。

    焚き火台で肉や魚を焼いた後、厄介なのが食材から焚き火台にたれた油汚れです。こういった汚れの掃除にもコーヒー豆のかすは便利に活用できます。

    焚き火台の灰受け部分のアップ。灰受け部分が油で汚れている。

    灰受け部分に垂れてギトギトになった油。

    油がたれて汚れた焚き火台の灰受け部分です。

    コーヒー豆のかすで灰受けを擦っている様子。

    コーヒー豆のかすが油を吸収します。

    コーヒー豆のかすを一握り掴んで、表面をこすりましょう。コーヒー豆のかすが油を吸収してくれます。

    焚き火台の灰受けを水洗いしている様子。

    コーヒー豆のかすを捨てた後、水洗いだけで掃除が完了です。

    コーヒー豆のかすを捨てた後、ブラシやスポンジなどの清掃道具でサッと水洗いすれば、清掃道具が油でギトギトになることなく掃除ができます。

    ちなみに、魚を焼いた後の網などもコーヒー豆のかすで掃除すれば、油を落とすとともに、魚の生臭さを消臭できますよ。

    さいごに

    コーヒーをドリップした直後のコーヒー豆のかすの様子。

    コーヒー豆のかす。捨てるのはもったいない!

    コーヒー豆のかすは強い消臭効果と油を吸収する性質があるので、洗い物に大活躍します。キャンプの洗い物にコーヒー豆のかすを活用すれば、環境に優しい掃除ができますよ。アウトドアで洗い物をする際には、ぜひ活用してほしいと思います。

    私が書きました!
    アウトドアライター
    のまどう
    行く先のあてもないバックパッキング、ソロキャンプ、登山が大好物です。とはいえフラフラは出来ず、最近は子供とのキャンプと自宅に並べたギアを眺めての想像の旅に夢中です。千葉の最南端在住。田舎暮らし満喫中。

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