浅煎りと深煎りでは淹れ方が違う?アウトドアで最高のコーヒー楽しむこつ | キャンプのコツ 【BE-PAL】キャンプ、アウトドア、自然派生活の情報源ビーパル
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    2022.04.21

    浅煎りと深煎りでは淹れ方が違う?アウトドアで最高のコーヒー楽しむこつ

    山頂にコーヒーセットが置かれている。

    本格コーヒーはアウトドアでこそ美味しい!

    アウトドアで淹れるコーヒーは一味違います。

    挽きたての豆の香り、お湯を注ぐ音、体中に染み渡る甘さとほろ苦さ。

    自然の中では、自宅でコーヒーを飲むときよりも五感が鋭く研ぎ澄まされます。

    そのため、それぞれのコーヒー豆が持つ本来の味わいを、じっくりと堪能することができると筆者は考えています。

    そこで今回は、最高のアウトドアコーヒーを楽しんでいただくために、豆の特徴を生かした淹れ方をご紹介いたします!

    自分好みのコーヒー豆を見つけよう!

    まずは、自分好みのコーヒー豆を見つけましょう。

    コーヒーの味は、大半が豆で決まります。

    保存方法やドリップの仕方などでコーヒーの味は左右されますが、豆本来のポテンシャルを上回ることはできません。

    筆者がアウトドアコーヒーにおすすめしたい豆は、シングルオリジンコーヒーです。

    シングルオリジンとは、ただ同じ生産国というわけではなく、同じ農場、生産者、品種、精製方法で作られた豆のことを指します。

    つまり、一杯のコーヒーに、単一の豆の味わいだけが非常に豊かに表現されるコーヒーなのです。

    ブレンドは味わいや香りのバランスが重視されていますが、シングルオリジンは豆によって非常に味わいが変わります。

    四季や場所でガラッと変わる大自然の中で、個性豊かなコーヒーをゆったりと楽しむというのは、まさに最高の贅沢ですよ。

    美味しいアウトドアコーヒーの楽しみ方

    さて、自分好みの豆を手に入れたら準備OK!

    豆本来の味わいを楽しむ美味しいコーヒーの淹れ方を、9工程に分けてご紹介していきます。

    常に、「それぞれの豆の特徴を生かしてあげる」ことを意識してみてください。

    例えば、酸味が爽やかでジュースのような味わいの浅煎り豆を使って、深煎りのような苦味やコクを出す淹れ方をしても、美味しくはなりません。

    逆に、苦味やコクが特徴である深煎りの豆を、浅煎りのように爽やかな酸味が出るように淹れても、思うようにはなりません。

    一つ一つの工程を、その豆に合わせて調整することが、美味しいコーヒーを入れるコツです!

    ドリップ前の準備

    まずは、実際にお湯を注ぐ前の、準備工程をみていきましょう。

    1.豆を新鮮に保つ

    全てのコーヒー豆は、光、紫外線、空気によって酸化が進みます。

    購入した豆は、冷凍庫に保存しておき、キャンプに持っていく際は保冷バッグの中に収納しましょう。

    外で使用する際は、必要な分だけ豆を出したら、残りの豆は密封してすぐに保冷バッグに戻すのがポイントです。

    内外の気温差によって、あっという間に豆に結露が生じ、風味が劣化してしまう恐れがあるからです。

    2.豆の挽き方を調整する

    次に、豆を挽いていきます。

    薄めのコーヒーを飲みたいときは粗めに、濃いめがいいときは細かめに挽くのが一般的です。

    筆者は、浅煎りの爽やかな酸味を楽しみたいときは粗めに、深煎りのコクや苦味をじっくり味わいたいときは、細かめに挽きます。

    粗いほどコクや苦味、雑味が出にくくなり、爽やかな味わいになります。シングルオリジンは、雑味が少しでも出ると豆の味わいを隠してしまうため、粗めをおすすめします。

    3.フィルターをセットする

    フィルターの端を折っている。

    角を折ってフィルターをドリッパーに密着させます。

    豆を挽いたら、ドリッパーにフィルターをセットします。

    紙独特の匂いや雑味を抑えるために、先にお湯でフィルターを湿らせておくのが一般的ですが、匂いなどが出ないフィルターであれば問題ありません。

    また、ネルドリップ(布でできたフィルターでドリップする方法)を使えば、紙特有の雑味がなくなり、まろやかな味わいになります。

    そのため、濃い苦味やコクが雑味に変わりやすい極深煎り豆などは、ネルドリップでまろみをつけると美味しくなります。

    また、毎回紙を捨てる必要がなく地球に優しいため、アウトドアでは非常におすすめです。

    4.適量の粉をドリッパーに入れる

    スプーン一杯に粉が盛られている。

    アウトドアでは、粉が風で飛ばされやすいので要注意!

    筆者は、コーヒー1杯120mlとして、粉は大体10〜13g程度使用します。

    ハイキングでは、近くにトイレが見つからないことが多いので、1杯120ml以上は飲まないようにしています。

    粉をセットしたら、ドリッパーの側面を軽く叩いて粉を平らにします。

    ちなみに、ミルクを入れてカフェオレにしたい場合は、粉を多めに使用して濃いコーヒーにすると美味しくなりますよ。

    5.湯温を調整する

    お湯の温度は、大体75度C〜90度Cの間とし、豆に合わせて調整するようにしましょう。

    温度が高いと、豆の成分がたくさん出ます。逆に、温度が低いと豆の成分はゆっくりと抽出されます。

    浅煎りは高いお湯でもすっきりとした味わいになりますが、深煎り豆は雑味が出やすいため、湯温を低くするのがおすすめです。

    ドリップのこつ

    さて、いよいよコーヒーをドリップしていきましょう。

    6.蒸らす

    コーヒー豆が膨らんでいる。

    炭酸ガスを放出させることで、豆とお湯が接する表面積を増やします。

    最初は、豆を少量のお湯で蒸らします。蒸らしに使用する湯量は、粉と同じ量か1〜2g程度多いぐらいが目安です。

    粉全体に、お湯を点々と垂らしていきます。時間をかけずにさっと満遍なくかけることで、全体を均一に蒸らすことができます。

    豆がぷくぷくと膨らんできますので、10秒〜40秒を目安に放置します。

    蒸らしの長さが長いほど、出来上がったコーヒーにコクがでます。

    そのため、浅煎りなら短め、深煎りは長めで蒸らすと、基本的には美味しく出来上がります。

    スペシャリティコーヒーに多い、果実のフレッシュ感が特徴の超浅煎り豆の場合は、風味を殺さないために、蒸らしの工程は飛ばしてもいいでしょう。

    7.お湯を注ぐ

    コーヒー豆にお湯をドリップしている。

    最初は中心に注ぎ、ゆっくりと回していきます。

    蒸らしが終わったら、お湯を注いでいきます。

    浅煎りの場合

    最初に、太めのお湯を3秒ほど中心に注ぎます。ここで沸き出てくる泡は、いわゆるアクです。

    このアクがコーヒーに混ざると、雑味の原因になります。

    浅煎りはアクが多いので、最初にしっかりとアクを上に浮かせておく必要があるのです。

    3秒ほどアクを出したら、ゆっくりと細めのお湯を注いでいきます。

    500円玉ぐらいの丸を描くイメージで、中心付近をメインに注いでいきます。

    深煎りの場合

    深煎りはアクが少ないため、最初から極細のお湯を中心から円を描くように注いでいきます。

    ちなみに、深煎りなのに泡が大量に出てくるときは、その豆に対して湯温が高すぎる可能性があります。

    その場合は、もう少し低い温度で試してみるといいと思います。

    8.アクが落ちる前にドリッパーを外す

    適量を抽出したら、上に浮かせたアクが下のコーヒーサーバーに落ち切る前にドリッパーを外します。

    ドリッパーを乗せたままにしてしまうと、せっかくのコーヒーが雑味だらけになってしまうので、気をつけてくださいね!

    9.カップに注いだら完成!

    カップにコーヒーを注いでいる。

    温めたカップに注いだら、美味しいコーヒーの完成です!

    最後に、カップをお湯でさっと温めて、出来立てのコーヒーを注いだら完成です。

    自然に囲まれて、普段とは一味も二味も違う、素敵なコーヒータイムを過ごしてくださいね。

    私が書きました!
    アウトドアガイド
    さあか
    自然をこよなく愛するネイチャーガイド。ニュージーランド、京都、長野でのアウトドアガイド経験を経て、現在もガイドとして毎日ゲストと共に大自然を満喫中。山で美味しいコーヒーをドリップするのが趣味。年齢や体力に関係なく多くの方にアウトドアの楽しさを知ってもらうため、アウトドアライターとしても活動している。

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