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人生初のカヤック!スイスアルプスの氷河の水が流れ込む湖で感動デビュー

2022.04.15

カヤックに乗っての集合写真

ツアー参加者全員がカヤックに乗り笑顔で集合写真。

スイスアルプスに囲まれた湖でカヤックデビュー

スイス中央部に位置する街=インターラーケン。アイガー、メンヒ、ユングフラウがそびえるユングフラウ地方の玄関口として有名だ。インターラーケンとは「湖の間」という意味があり、ブリエンツ湖とトゥーン湖の間に挟まれている。世界中から旅行者が訪れ、年間を通してスキーヤーや登山客で賑わう。

今回は、ブリエンツ湖でのカヤック体験をレポートする。

まずは評判のユースホステルでランチから

インターラーケンのユースホステル

インターラーケンのユースホステル。日当たりの良いテラス席ではコーヒーと食事を楽しめる。

インターラーケン・オスト駅から徒歩数分の場所にあるユースホステル。改装されたばかりの客室やレストランは、とてもきれいで居心地が良いと評判だ。

牛肉入りのたっぷりサラダにはパンもつく

この日のランチ。牛肉入りのたっぷり野菜サラダ。スイスのサラダには、たいていパンがついてくる。

ユースホステル内にあるレストランは、リーズナブルで美味しいと地元でも大人気。ここで少し早めのランチをいただいた。私はお腹が重くならないように、ボールにたっぷり入った野菜サラダを注文。この店は、パスタやタイカレーなども評判だ。

頼れるカヤックツアーのガイドたち

カヤックガイドのショーンとエミ

カヤックガイドのショーンとエミ。ホスピタリティに溢れ明るいふたり。

インターラーケン・オスト駅前からバスで約10分移動し、ボーニゲンゼーにて下車。カヤックのガイド会社「Hightide(ハイタイド)」のショーンとエミが案内してくれた。

ドライスーツを着用すれば気温が低くても大丈夫

ウェットスーツに着替える

ショーンがドライスーツに着替えるのを手伝ってくれた。

まずは防水のドライスーツに着替える。水が入りこまないように上下がつながっているツナギタイプだ。足元が冷えないように自分の靴下の上から、赤いレンタルの厚いソックスを履く。ドライスーツは足先の部分がソックス状になっていて、その上からブーツを履く。どれだけ寒いのか想像がつかなかったが、「今日の気温なら、スーツの中に着る上着はフリース1枚で大丈夫」と言われた。

あとは各自が持参したサングラスやニット帽、手袋を準備する。

ガイドが丁寧に着方を説明してくれる

ガイドが丁寧に着用方法を説明してくれるから初心者でも安心だ。

まずはスーツに足、手の順で通し、最後にすっぽり頭からかぶる形になっている。背面にファスナーがあり、首を通してからそれを閉める。私はカヤック初体験。スキーや高所登山はするが、このようなスーツを着ること自体も初めてで、とても興味深い体験だった。

カヤックに乗る際の姿勢を確認

カヤックに乗るときに安定する姿勢するガイド

エミが安定してカヤックに乗る姿勢を披露してくれた。

スーツの上にライフジャケットを着たら、屋外へ移動。ガイドたちがカヤックに乗る際の姿勢を丁寧に指導してくれた。うしろに寄りかかりすぎず、膝を軽く曲げるのがポイントとのこと。

出発前にパドルの操作の確認をする

出発前にパドルの操作を確認。ひっくり返らないか少し不安。

この日までの数日は暖かい日が続き、降雪はなし。最低気温̠はマイナス4度Cだったが、日中は7度Cまで上昇。風もなく温かい。

カメラや携帯電話は水没する可能性があるので、ガイドは「持って行かない方がいい」と強くすすめた。その代わり、途中でガイドが写真を撮ってくれるとのこと。うれしいサービスだ。私は防水カメラを持っていたので、ライフジャケットにカラビナでカメラを留めて撮影に挑んだ。

カヤックの中に足を置く位置の調節やパドルの持ち方、曲がり方など、基本的な漕ぎ方を指導してもらい、いざ湖へ!水上で転倒しないことを祈る。

湖上に出たら漕ぐ練習から

湖上に出たら、各自でパドル操作を確認。思ったよりカヤックは安定していてひと安心。

湖に浮いたら、まずは実際にパドルを操作して、前後に進むこと、左右に曲がることを確認した。

遠くまで漕いでいく

遠くまで軽快に漕いでいく。経験者はぐんぐん進む。

沖へ移動。白い雪をかぶった山がきれいだ。徐々に景色を見る余裕が出てきた。

湖がエメラルドグリーンになる理由とは?

今回カヤックを楽しんだブリエンツ湖は長さ約14km、幅約2.8km、最大水深は260mだそう。夏は氷河がユングフラウ地方の岩を削りミネラルを含む水が多く流れ込む。そのため、たくさんの粒子が太陽に反射してエメラルドグリーンのような深い青緑色になり、これがとても美しく輝く。

ブリエンツ湖の水は北海へと流れる

ブリエンツ湖の水はアーレ川へと流れる。アーレ川はスイスで最も長い川で、ライン川までの長さは295km。水源はベルナーアルプス東部のオーバーアール氷河から始まり、ブリエンツ湖、トゥーン湖を経て、首都ベルンを通り、ライン川と合流し北海へと続く。壮大な道のりだ。

この湖では年間を通してカヤックを楽しめる

慣れてくると安定性が増す

慣れてくると安定性が増して笑顔もでてきた。

穏やかな水面、暖かい日差し、寒い思いをすることもない絶好の天候に恵まれた。ガイドのショーンは「雪降る季節のカヤックも幻想的できれいだよ」と話した。

西陽が暖かくきらめく湖畔が美しい

西陽が暖かく水面がきらめき美しい。周囲にはぐるりと素敵な景色が広がっている。

逆光に照らされた湖上の景色も素晴らしく、初めてのカヤック体験は感動の連続だった。夏になったらもう一度ここを訪れ、カヤックをしたいと強く思った。

スイスらしさを感じられる素敵な景色も楽しめる

周囲にはスイスらしい村の景色が広がる

背後にはスイスらしさを感じられる村の景色が広がる。

湖の向こう側には、歴史的な教会や集落、町並みなどの景色が広がる。そんな風景に、スイスを感じる。この湖では、4月上旬から10月中旬までクルーズ運行があり、これも人気だ。今回のツアーでは、誰もひっくり返ることなく無事に帰着した。

カヤックのあとは有名料理家が経営する人気のレストランへ

夕食のソーセージとレシュティ

スイス料理のソーセージとレシュティ、地ビールで乾杯!

夕食はインターラーケンのウンターゼーンという場所にある「レストラン・シュタットハウス」へ。この店のオーナーはスイスで有名な男性料理家のレネ・シューデル。

私は豚肉のソーセージとレシュティ、ザワークラウトのプレートを注文。レシュティはスイスの国民食ともいわれるジャガイモのパンケーキのようなもの。細切りにしたジャガイモをフライパンで炒め、表面がカリカリになるまで焼いた料理だ。ただのジャガイモ料理だが、お店によって味も柔らかさも異なる。ここのレシュティはとても美味しく、プレートすべての味のバランスが最高だった!

宿泊した「カールトン・ヨーロッパ・ヴィンテージ・アダルト・ホテル」の部屋

宿泊した「カールトン・ヨーロッパ・ヴィンテージ・アダルト・ホテル」の素敵な部屋。

今回宿泊したのは、インターラーケン・オスト駅から近い4つ星ホテル「カールトン・ヨーロッパ・ヴィンテージ・アダルト・ホテル」。その名の通り、大人のみの滞在に特化した落ち着きのある雰囲気が特徴の宿だ。子どもはだめだが、犬を連れて泊まることはできる。

皆様がスイス旅行をする際のアクティビティのひとつとして、一年を通して楽しめる湖上のカヤック体験をおすすめしたい。スイスの湖畔には、いたるところにキャンプ場もあり、テントやバンガローでの滞在もできる。山、湖、自然豊かなスイスをたっぷりと感じる、癒しの滞在になることだろう。

旅の情報

●スイス政府観光局(取材協力)
www.myswiss.jp

●お得な交通パスの情報
https://www.myswitzerland.com/ja/planning/transport/tickets-public-transport/

私が書きました!
日本山岳ガイド協会認定登山ガイド&スキーガイド・ヨガ講師
西村志津
スイス在住、2児の母。スイスの山岳観光地やアクティビティ、ギア、トレンド、文化をお伝えします!ヨガを通して心と体のメンテナンス方法もお届けし、より快適な山行のお手伝いができれば嬉しいです。美味しいものとカフェ巡りが好き。スイスと日本の架け橋となる活動に努める。オンラインにて「スイスツアー」や「登山者のためのヨガ」を発信中! instagram@seas_yoga_hiking_skiing
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