キャンプで快適に眠るためには?
キャンプ中はいつもと違う睡眠環境になってしまうため、どうしても睡眠の質が下がりがちです。
キャンプを一度でも経験した方は、より快適に眠れる寝具はないか、探したことがあるのではないでしょうか?
自然の中でのんびりできるのがキャンプの良い所なので、せっかくならぐっすり眠って気持ちよく帰りたいですよね。
そこで今回は、筆者がおすすめするキャンプ用の寝具である「コット」の魅力を3つご紹介します。
キャンプ用の寝具の購入を検討されている方は、ぜひ参考にしてみてください。
基本的な寝具はマットかコットの2択
まず、キャンプ用の寝具としては、寝袋のほかに「マット」か「コット」を用意するのが基本です。
上級者になると、ハンモックで寝る方もいますが、初心者のうちはマットかコットを選ぶことになるでしょう。
マットは、地面の上に直接敷いて使用する寝具。
コットは、コンパクトに収納できる簡易ベットのことで、キャンプ場で組み立てて使用するものを指します。
筆者はキャンプを始めた頃はマットを使用していたのですが、様々な理由からコットに乗り換えることを決めました。
乗り換えることになった理由も合わせて、筆者がコットをおすすめする理由をご紹介します。
コットをおすすめする3つの理由
筆者がコットをおすすめする理由は、以下の3つになります。
1.地面の影響を受けない
ひとつめは、「地面の影響を受けないこと」です。
キャンプ場の多くは整備されているとはいえ、寝る場所に小石が散らばっていることもよくあります。そのため、キャンプでは凸凹な地面の上で寝ることが多くなります。
また、当日に雨が降っている、もしくは前日に雨が降っていた場合、濡れている地面の上で寝ることになります。
これらの状況でマットを使うと、「背中に石が当たる」「マットや寝袋が濡れてしまう」など、地面の影響をモロに受けてしまいます。
筆者は普段、床のないテントを使用しています。一度、雨の日にマットを使って寝たことがあるのですが、寝ている間にマットが濡れるのではないかと不安になり、なかなか眠りにつけませんでした。対して、コットは背面部が地面から離れているため、地面の影響を受けません。
繁忙期などでテントの場所を選べないこともあるので、地面の影響を受けないコットのほうが、どの場面でも睡眠の質を保ちやすいと言えるでしょう。
2.底冷え対策ができる
2つめは、「底冷え対策」です。
夏のキャンプは問題ないのですが、春先や秋、冬のキャンプでは底冷えが問題になってきます。
マットを使用して眠るキャンパーは、底冷え対策にシートやブランケット、電気毛布などを何枚も下に敷いて眠るという話をよく聞きます。
対して、コットは地面から離れているため、底冷えの影響を受けにくくなります。
完全に底冷えの影響を受けないわけではありませんが、マットと比較すると、影響を受けにくいと言えるでしょう。
また、寒い時期のキャンプは、想定していたよりも気温を低く感じることが多いです。
底冷えを防ぐことで、寝るときの体感温度を一定以上に保ちやすくなり、より快適な睡眠を実現することができます。
3.寝る用途以外にも使える
3つめは、「寝る用途以外にも使えること」です。
睡眠の質を上げる事とはやや異なりますが、知っておくと便利だと思うので、合わせてご紹介します。
コットはベッドとして使うだけではなく、ベンチや荷物置きとしても使うことができます。
重量も2キロ以下の商品が多く、持ち運びやすいので、好きな場所でくつろぐこともできます。
筆者は、設営・撤収時の荷物置きとして使うことが多いです。コットの上に荷物をまとめてから設営・撤収を行なうことで、大幅な時間短縮につながりました。
コットにはこのように様々な使い道があるため、筆者はマットよりもコットの購入をおすすめしています。
まとめ
今回は、キャンプの寝床にコットを選ぶべき理由について紹介しました。
キャンプで実現したいスタイルは人それぞれですが、初心者のうちはコットのほうが使いやすいと筆者は考えています。
マットに比べて、重量がやや重い、などのデメリットもありますが、それを補える寝心地の良さがコットには備わっています。
まだキャンプの寝床が決まっていない方は、様々な場面で活躍するコットの購入を検討してみてはいかがでしょうか。