ハイキング初心者が知っておきたいマナー6選!心地良く山歩きを楽しもう | 山・ハイキング・クライミング 【BE-PAL】キャンプ、アウトドア、自然派生活の情報源ビーパル
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    2022.03.28

    ハイキング初心者が知っておきたいマナー6選!心地良く山歩きを楽しもう

    女性が竹林をハイキングしている。

    ハイキングではマナーを守ろう

    山で心地よく遊ぶためには、守るべきルールやマナーがあります。

    山では、街とは違う景色を観られる一方で、危険もたくさん潜んでいます。

    ルールやマナーをあらかじめ知っておくことで、山で起こりうる様々なトラブルを防ぎ、楽しいハイキングの時間を過ごせるようになります。

    難しいルールは、ハイキングを始めてから覚えても問題ありません。

    まずは、知っておくべき簡単なマナーからご紹介しますので、出かける際は意識してみてくださいね。

    ハイキングで知っておきたいマナー6選

    ハイキング初心者の方に、ぜひ知っていただきたいマナーを6つご紹介いたします。

    1.挨拶をする

    男性が山頂から町を見下ろしている。

    気持ちよくハイキングを楽しむ秘訣は、挨拶です。

    他のハイカーとすれ違うときは、挨拶をするようにしましょう。

    お互い気分良く楽しむためには、挨拶が欠かせません。自分が挨拶をしなくても、大体の登山者は挨拶をしてくるでしょう。

    挨拶は、自分の存在を相手に知らせる意味合いもあります。

    必死に歩いている人は、前が見えていないことも多いです。

    挨拶をすることで、「あなたの前に、人がいますよ!」というアピールをして、衝突や事故を防ぐことができるのです。

    さらに、挨拶を交わした相手が山頂から折り返してきている場合は、山頂の混雑状況などを聞くことができます。

    情報収集することで、その日のハイキングルートを自分好みに変更することができます。

    2.ゴミは持ち帰る

    ゴミは、必ず持ち帰るようにしましょう。

    一人がゴミを捨てると、それに釣られてどんどんゴミを捨てる人が増え、自然の景観が汚されてしまいます。

    さらに悪化すると、最終的にハイキングや登山を制限されてしまう可能性があります。

    プラスチックやティッシュなどは、なかなか自然に還りません。

    自分も自然を守る一人だという意識を持って、ゴミを出さないようにする、もしくはゴミを入れる袋を持参するようにしましょう。

    3.火の扱いに注意する

    山でカレーを作っている。

    火を使うときは、細心の注意を払いましょう。

    山では、くれぐれも火の扱いに注意しましょう。

    日本の山では、基本的に直火禁止です。

    昨年、山火事のニュースが相次いでいましたよね。

    小さな葉っぱについた火が、森全体を燃やしてしまうこともあるのです。

    ハイキングコース上の休憩スペースでは、火の取り扱いに関する注意事項が書かれていることが多いので、その場所のルールを守って利用するようにしましょう。

    特に、クッカーで料理をするときに使うバーナーは、乾燥した枯葉などの上で使用しないでください。そして、最後に火を消すところまで、しっかり責任を持って管理しましょう。

    4.追い抜くときは急がない

    雪道に男性が立っている。

    急がず安全な場所で追い抜きましょう。

    前にいるハイカーを追い抜くときは、急かさずに、声をかけてから追い抜くようにしましょう。

    ハイキングをしていると、自分よりペースが遅い人に追いついてしまうことがあります。

    かといって、人に合わせてペースを落とすと、余計に疲れてしまいます。

    そんなときは、左右に崖など危険な場所がないことを確認し、前方のハイカーに「こんにちは」と声をかけて自分の存在を伝えてから、追い抜くようにしましょう。

    他のハイカーに抜かしてもらうときは、左右安全な場所で立ち止まってから、相手が通れるスペースを空けてあげましょう。

    5.植物は採取しない

    綺麗に紅葉したもみじが木に付いている。

    きれいな葉っぱや花も、採取せずに写真だけ撮るようにしましょう。

    ハイキング中は、植物を勝手に採取しないようにしましょう。

    自然の宝庫である山には、街には咲いていない花や植物がたくさんあります。

    これらの植物は、その地の生態系の中で絶妙なバランスを保って生息しています。

    自分より後に歩く人たちに同じ景色を楽しんでもらうためにも、植物は採取せずに、写真を撮って思い出だけ持ち帰ってくださいね。

    6.休憩場所は道以外で

    登山者二人がベンチに座っている。

    休憩するときは、邪魔にならない場所を選ぶようにしましょう。

    休憩するときは、登山道・遊歩道以外の場所を選ぶようにしましょう。

    ハイキングに行くと、たまに道で休憩をとっている人を見かけます。

    登山道や遊歩道は、安全に休憩をとりやすいのですが、他のハイカーが通る道を塞いでしまいます。

    ハイキングコースには、展望台など休憩をとるためのスペースが設けられていますので、そこを利用するようにしましょう。

    マナーを守って心地よいハイキングを!

    初めてハイキングにいくときは、マナーやルールがわからず不安なことも多いと思います。

    最低限の山でのマナーを身につけて、心地よくハイキングを楽しんでくださいね!

    私が書きました!
    アウトドアガイド
    さあか
    自然をこよなく愛するネイチャーガイド。ニュージーランド、京都、長野でのアウトドアガイド経験を経て、現在もガイドとして毎日ゲストと共に大自然を満喫中。山で美味しいコーヒーをドリップするのが趣味。年齢や体力に関係なく多くの方にアウトドアの楽しさを知ってもらうため、アウトドアライターとしても活動している。

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