山でキレイな写真を撮る方法!広角レンズと望遠レンズ、それぞれの使い方やメリットをご紹介 | 山・ハイキング・クライミング 【BE-PAL】キャンプ、アウトドア、自然派生活の情報源ビーパル

山でキレイな写真を撮る方法!広角レンズと望遠レンズ、それぞれの使い方やメリットをご紹介

2022.02.28

山にカメラを持っていこう

登山を始めると、下界からは決して拝めない景色に、心を打たれる瞬間があります。

登山者の中には、山岳風景を写真に収めることが趣味だという方も多いです。写真を撮るためだけに山に登っている人もたくさんいます。

登山を始めた方の中でも、「SNSで見た、あの素晴らしい山の写真を撮りたい!でも、一眼レフはレンズが多くて、山に持っていくのが大変……。」と思っている方も多いのではないでしょうか?

そんな、悩める登山&カメラ初心者の方に、登山でおすすめのレンズの選び方、そしてそれぞれのレンズではどのような写真が撮影できるのか、ご紹介いたします!

どんなレンズを持っていけばいい?

毎年、多くのメーカーが様々な機能が備わったカメラを発売しています。その分、どれを購入すべきか悩む登山者も多いようです。

筆者は6年前に初めて一眼レフを購入しましたが、本体の軽さ、予算、デザインの好みだけで選びました。

とにかく山に持っていきたくなるカメラを!と、勢いで選んだ初心者向けの一眼レフでしたが、6年経った今でも愛用しています。

操作や各機能は、使えば使うほど勝手に体が覚えていきます。

そのため、まずはデザインの好みだけで選んでも良いので、登山に持参したくなるカメラを購入することをおすすめします。

カメラ初心者の方が、山で思い通りの写真を撮るのに重要なのは、カメラ本体よりも「レンズ」です。レンズが違うだけで、目の前の景色の写り方が180度変わります。

今回は、「広角レンズ」と「望遠レンズ」を比較していきたいと思います。

それぞれの特徴、被写体の写り方、おすすめの撮り方をご紹介します。

「風景」を撮りたいなら広角レンズ

広角レンズは、人間の視野よりも広い範囲を撮影することができるため、非常に雄大な写真に仕上がります。

広角レンズの最大の特徴は、「近くのものは大きく、遠くのものは小さく写る」ということです。

そのため、広い景色を撮影したいときはもちろん、遠近感を出して、目の前の被写体をダイナミックに撮影したいときにも、効果絶大です。

1.雄大さを表現

広い景色も余すことなく撮影できるため、雄大な風景写真を撮ることができます。

山頂のパノラマ風景

山々の間に雲海が広がっている。

山頂からのパノラマ風景もばっちり入ります。

登山の醍醐味のひとつは、山頂からのパノラマ風景。どこもかしこも撮影したくなりますよね。

広角レンズを使えば、遠くまで続く広い景色も、一枚の写真に収めることができます。

山だけでなく、雄大な青空も余すことなく写すことができるので、夏の入道雲や、空にかかる綺麗な虹も写してみてください。

逃したくない水鏡の瞬間

遠くの山脈が湖に映っている。

無風の日は、水面に映る山々を撮影できるチャンスです。

多くの登山道やハイキングコースには、湖や池塘(ちとう)へ抜けるルートが存在します。

風のない快晴の日は、山々が水面に写り鏡のようになることも。

広角レンズを使うことで、横に連なる山脈だけでなく、水面に映る広い空や雲まで写すことができます。

2.目の前のものをダイナミックに写す

広い風景だけでなく、目の前のものに奥行きを持たせて、ダイナミックに撮影することもできます。

幻想的な森林

苔のついた高い木々が並んでいる。

木の高さを表現できます。

幻想的な森林歩きを楽しむときは、木々の高さを表現するのに広角レンズが使えます。

苔がついた根っこや、地面に這う植物の近くにカメラを構え、さらに上向きにカメラを向けることで、より遠近感を出すことができます。

3.遠くの山は小さく映る

広角レンズを使うときに注意したいことは、「遠くの山は小さく写る」ということです。

山頂から、別の山脈や山が見えたときは、その日一番と言っていいほど興奮する瞬間です。

よく、「あれが富士山だよ!」「あそこに槍ヶ岳が見えるよ!」なんて会話が聞こえてきます。

しかし、実際カメラで撮ってみると、目で見ている景色よりも物足りない印象になってしまいます。

そんなときにおすすめなのが、望遠レンズです。

「山」を撮りたいなら望遠レンズ

望遠レンズは、その名の通り、遠くの被写体に的を絞って撮影することができます。

望遠レンズの最大の特徴は、「ズームするほど、遠くのものが大きく写る」ということです。

遠い場所にいる野鳥や山を撮影するのはもちろん、近くにいる人と遠くにある山を対比させて、山の壮大感を出すことができます。

1.撮りたい被写体をばっちりゲット

はるか遠くの被写体まで写すことができるため、臨場感のある写真を撮ることができます。

遠くに止まっている野鳥

大きな鳥が岩の上にとまっている。

近づくと逃げてしまう野鳥も撮影できます。

遠くに止まっている野鳥や小動物を撮るなら、望遠レンズが欠かせません。

野鳥は近づくと逃げてしまうことが多いため、望遠レンズで遠くから撮影します。

筆者は、遠くの野鳥を見たいときに、望遠レンズを双眼鏡代わりに使用しています。

山頂を照らす夕陽

雪山が夕日に照らされて赤く輝いている。

山のふもとからでも、夕陽に輝く山頂を切り取ることができます。

山のある部分だけに夕陽が差すと、幻想的な風景に心を打たれます。

しかし、広角レンズで撮ると非常に小さく映ってしまい、何を撮影した写真かわからない。

このように、明確に捉えたい被写体があるときは、望遠レンズで的を絞って撮影することで、その被写体を強調することができます。

2.被写体と山をかっこよく写す

望遠レンズには、「圧縮効果」と呼ばれる特徴があります。

圧縮効果とは、目の前の被写体よりも遠くにあるものが、圧縮されて大きく写るということです。

さらに、ズームすればするほど、近くの被写体に比べて背景が大きく写ります。

山と登山者

山と岩に座り込む登山者。

背景の山が大きく写るので、山と登山者をバランスよく写すことができます。

このような写真を撮るときのポイントは、近くの登山者から離れて撮影するということです。

登山者の近くでカメラを構えてしまうと、ズームしたときに画面がその人で埋まってしまいます。

被写体からできるだけ距離を保ちつつ、ズームの倍率を変更することで、山と人の対比を調整しましょう。

登山仲間の写真を撮ってあげるときは、自分と相手の安全が確保された場所で、撮影を行ってくださいね。

3.ピントの位置を調整しよう

大きな湖の横を走る車とそびえたつ山。

遠くの山にピントを合わせると、近くの被写体はボケます。

望遠レンズで、距離のある二つの被写体を同時に写す際、ピントを合わせていない側はボケてしまいます。

山を強調したいのか、手前の被写体を強調したいのか、いろいろなパターンで撮影してみると、自分の撮りたいイメージが湧いてくるはずですよ。

スマートフォンのカメラでもOK!

最近のスマートフォンは、一台で広角から望遠まで撮影できるものも多いです。

スマートフォンで撮るときも、ここでご紹介した方法と同じように撮影することで、いつもの写真が全く違うものになります。

色々なレンズや撮り方を試してみて、登山の思い出を素敵な写真に残してくださいね!

私が書きました!
アウトドアガイド
さあか
自然をこよなく愛するネイチャーガイド。ニュージーランド、京都、長野でのアウトドアガイド経験を経て、現在もガイドとして毎日ゲストと共に大自然を満喫中。山で美味しいコーヒーをドリップするのが趣味。年齢や体力に関係なく多くの方にアウトドアの楽しさを知ってもらうため、アウトドアライターとしても活動している。
この記事をシェアしよう!

関連記事

『 山・ハイキング・クライミング 』新着編集部記事

おすすめ記事

【消費税の価格表記について】
記事内の価格は基本的に総額(税込)表記です。2021年3月以前の記事に関しては(税抜)表示の場合もあります。