長野修平さんの絶品アウトドアスモーク!焚き火とティピーで燻すフィッシュシャンデリア・スモーク
  • OUTDOOR
  • NEWS
  • SUSTAINABLE
  • CAR
  • CAMP
  • GEAR
  • COOKING
  • OUTDOOR
  • NEWS
  • SUSTAINABLE
  • CAR
  • CAMP
  • GEAR
  • COOKING
  • 料理・レシピ

    2023.10.30

    長野修平さんの絶品アウトドアスモーク!焚き火とティピーで燻すフィッシュシャンデリア・スモーク

    image

    だんだん 飴色になる んだよ

    長野修平さんのアウトドアスモーク術とおすすめレシピ

    「冬は朝起きたらまず火をおこすのが日課。その火でお湯を沸かして暖をとり、木を燃やして出てきた煙で燻製する。なんでも利活用するのが好きなんです」

    と、長野さん。肉を燻すことが多いが、キャンプでなら、時間が短くてすむ魚もおすすめ。

    「魚を丸ごと、シャンデリアみたいに焚き火の上に吊るしてみるのも面白いね」

    煙が効率良くかかるように、焚き火の周りはティピーで囲む。

    「アイヌでは食べ物を保存するために、シャケとかクマの肉をティピーの上部にぶら下げておく。日本の囲炉裏も同じ。上を見ると火棚があるでしょ。あそこに魚や穀物を吊るして、乾燥させたり、燻煙して保存する」
     
    魚を下処理したら、まず上部に吊るして低い温度の煙をあてながら乾燥させる。乾燥してきたら、焚き火の際まで降ろし、一気に温度を上げて熱燻する。

    「まずは外側を乾燥させないと、煙が付着しないから。1時間半から2時間もかければ大丈夫」
     
    ティピーの中にごろりと横たわる。焚き火で暖をとりつつ、一緒に燻されるのもまた一興。

    image

    内臓を取り出し、ウロコを引いてよく水洗いする。

    image

    両側の背骨上と背びれ下に包丁で筋目を入れる(計4か所)。

    image

    15%の塩水に1時間ほど漬ける。あれば卵や肝、白子も一緒に。

    image

    30分ほど低温の煙をあてて乾かしたら、火に近づけ熱燻する。

    image

    煙をかけている間は、入り口を閉め、スモークフラップも閉じてなるべく隙間をなくす。

    シンプル・イズ・ザ・ベスト!

    スモークタイ茶漬け

    タイの出汁に燻煙が滲み出たコク旨な仕上がり。味付けはあえてシンプルに下味の塩分だけにすることで、タイの旨みと香りを存分に楽しむ。

    材料

    タイ燻製の頭とアラ…1尾分
    タイ燻製…半身分
    ご飯…茶碗1杯分
    水、ワサビ…適量

    作り方

    image

    燻製した頭とアラを鍋に入れ、お湯で煮出して出汁をとる。

    image

    熱々の うちに 召し上がれ

    器にご飯を盛り、ほぐしたタイの身を乗せたら、出汁をかける。おろしたてのワサビを添えていただく。

    スッキリ大葉がアクセント

    スモークアジのサンガ焼き

    アジのなめろうをじっくり焼き上げた、南房総の漁師料理、サンガ焼き。燻煙と香ばしい焦げ目が相まり、バーボンがよく似合う。

    材料

    アジ燻製…1尾
    ネギ…½本
    白味噌…大さじ6
    みりん…大さじ1
    酒…大さじ1
    ショウガ…1片

    作り方

    image

    薪を割り杉板を切り出し、長方形に形を整える。四隅にV字型の切り込みを入れ、針金のツルを付ける。

    image

    容器に刻んだネギと調味料をすべて入れ、よく混ぜ合わせる。

    image

    杉板に平らに塗る。あまり厚くなりすぎないよう均等に。

    image

    焚き火にかざして炎で炙り、焦げ目を付ける。

    image

    ほぐした燻製アジを加え、叩きながら混ぜ合わせる。

    image

    木の香り 尽くしの ひと皿!

    大葉で挟みながら、チビチビいただく。ご飯に乗せてもイケる。甘めの白味噌と合わせることでマイルドに。

    燻煙とイタリアンは相性抜群!

    スモークカレイのパスタ トマト風味

    味が濃く、コクがあるカレイはトマト&ニンニクと組み合わせると味が引き立つ。香りも強く出すぎず丁度いい。

    材料

    カレイの燻製…1尾
    ショートパスタ…200g
    パスタの茹で塩…適量
    トマト…1個
    ニンニク…1片
    パルミジャーノチーズ…適量

    作り方

    image

    パスタを袋の表示どおりの分数で茹で上げる。

    image

    トマトは細かめのざく切り、ニンニクはスライスする。

    image

    お湯を切ったパスタにそのほかの材料を全部入れ加熱。

    image

    シェル型パスタがいい感じ

    半身はほぐしてパスタに混ぜ合わせ、残りの半身は燻煙をかけたキモや卵とともにトッピングする。

    ネイチャークラフト作家
    長野修平さん

    木、石、貝などを使った物作りが得意。最近はグリーンウッドワークが楽しい。北海道の山菜料理店で育ち、独自の焚き火料理を数々披露。モーラナイフ公認アンバサダー。

    ※構成/大石裕美 撮影/柏倉陽介

    (BE-PAL 2022年2月号より)

    NEW ARTICLES

    『 料理・レシピ 』新着編集部記事

    冬におすすめ!「かぼちゃとあずきのスパイスカレー」を作って芯から温まろう

    2024.12.14

    冬の朝はこれで温まる! ベーコン、卵、ピーマンで作る「パンに合うみそスープ」【PR】

    2024.12.13

    免疫力アップ!冬のアウトドアとも相性がいい「はちみつ大根スパイスシロップ」の作り方

    2024.12.11

    自衛隊御用達の万能調味料「スタミナ1番」で“スタミナ豚汁”を作って冬を乗り切ろう!

    2024.12.09

    今が旬!アウトドアでも楽しんで欲しい、我が家のラディッシュ(二十日大根)簡単レシピ4選

    2024.12.08

    キャンプで熱燗を飲みたい!作り方や楽しみ方、おすすめグッズを紹介

    2024.12.07

    キャンプの朝ごはんレシピ23選|簡単おいしい!和食やパン、火を使わないメニューも紹介

    2024.12.05

    【佐藤ジョアナ玲子のアマゾン旅 vol.13】珍味が並ぶペルーの市場で買った食材で…人生初の亀ラーメンを作ってみた

    2024.12.04