横浜産のおいしさを知る!「横浜・食農体験ツアー」レポート | 日本の旅 【BE-PAL】キャンプ、アウトドア、自然派生活の情報源ビーパル
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    2022.01.10 小浜みゆ

    保土ケ谷区「苅部農園」の畑。

    20211217日(金)、日本旅行は「~横浜の地産地消を多方面から楽しむ~横浜・食農体験ツアー」を開催。自然を感じる収穫体験や食品工場見学を通して、意外と知られていない横浜ならではの食農体験ができる特別なツアーです。都会のイメージが強い横浜中心部で「こんな場所があるんだ!」と驚きの連続でした。

    都心近くにこんな畑があったなんて!「横浜・食農体験ツアー

    添乗員の日本旅行・竹花滉平さん。

    今回のツアーは公益財団法人 横浜観光コンベンション・ビューローの「横浜の創造性に富んだ新たな観光資源の定着」に繋がる事業に対し資金助成を行なう「横浜クリエーションスクラム助成事業」によって採択されたもの。都心臨海エリアと郊外エリアに点在する観光資源と食資源を繋ぎ、横浜ならではの地産地消を体験するツアーです。旅のスタートは西区みなとみらいの「横浜ベイホテル東急」。添乗員の日本旅行・竹花滉平さんたちとともに、出発です!

    ルーフトップバスで移動。

    移動は開放的な「ルーフトップバス」。360度見晴らしの良い空間で、都会的な景色を見ながら目的地を目指します。ベイブリッジも見えて最高の気分!

    神奈川区「岩井の胡麻油」。

    最初の目的地は神奈川区の「岩井の胡麻油」!1857創業の老舗で、胡麻油の工場見学を楽しみます。胡麻油の原料となる胡麻は、99.9%が輸入。創業の地は千葉県ですが1893年貿易が盛んだった横浜へと移り、以来ハマっ子に愛される胡麻油を作り続けています。こだわりは薬品を使わず圧をかけて油を絞る「圧搾法」。風味豊かなのにしつこくない胡麻油は、一度食べると違いがわかります!

    ・岩井の胡麻油
    住所:横浜市神奈川区橋本町2-1-26

    苅部農園の苅部博之さん。

    次に向かったのは保土ヶ谷区にある「苅部農園」。電車で行く場合、横浜駅から相鉄線に乗り、最寄りの「西谷駅」までは快速なら約7分で到着するほど都心部から近い農園です。農園代表の苅部博之さんは江戸時代から続く農家の13代目。「鮮度」「品種選び」「土作り」にこだわり、約100種類もの野菜や果樹を約15の点在する畑で育てています。総面積は約2.5ヘクタール。

    無農薬栽培のみかん。

    みかん、栗、キャベツ、小松菜、ほうれん草、ブロッコリーなど多種多様な野菜を見学。苅部さんの名前にちなんでワイン用ぶどう「カベルネ」を育てたり、横浜では珍しいレモンの栽培に挑戦したりしたものの、うまくいかないことも多いそうです。

    収穫した「苅部人参」。

    横浜で農業をしていることは全国的に知られておらず、苅部さんは「大規模な生産地に負けなくない」という想いで自分のオリジナル野菜を作ることを決意。赤紫の「苅部大根」からスタートし、「苅部ネギ」「苅部人参」を開発しました。今回のツアー参加者は特別に苅部大根や苅部人参を収穫。スーパーに並んでいる野菜ではなく土から自分の手で収穫することで、命の大切さや横浜の自然の豊かさを体感できました。

    採れたてのカブを参加者に渡す苅部さん。

    自身のブランド野菜をはじめ、苅部さんが新しい野菜を作り続ける理由は「農業は楽しんでやったほうが良い」という考えから。自然と向き合い、現実を受け入れなくてはいけないことも多いけれど、試行錯誤する時間がワクワクすると話してくれました。苅部農園では農業や野菜に興味がある人向けの「農業塾」も開催しています。

    直売所「FRESCO」。

    苅部農園の野菜は西谷駅から徒歩2分の直売所「FRESCO」で購入可能。月・水・金の午後2時から6時までの4時間限定の営業で、基本的にはその日の採れたて野菜が並んでいます(3月〜4月上旬まで休業)。

    直売所「FRESCO
    住所:神奈川県横浜市保土ケ谷区西谷町962

    横浜の自然を「食べる」!「地産地消の仕事人」にも注目

    横浜醬油の代表・筒井恭男さん。

    3番目の目的地は神奈川区の「横浜醬油」。1937年創業で戦争にも耐えながら伝統の味を守ってきた老舗です。大量生産はせず手作りにこだわり、包装や梱包まで手作業で実施。数ある商品で、家庭利用の一番人気は「こいくちしょうゆ 金ラベル」です。マイルドな味わいでどんな料理にも使いやすく、手貼りしているというラベルにも愛着が湧く一品です。ごはんにのっけたり、野菜につけたりする「たべるしょうゆ にんにく」もおいしい!

    ・横浜醬油
    住所:神奈川県横浜市神奈川区松見町3-1-6

    農林水産省から「地産地消の仕事人」に認定されている椿 直樹さん。

    夕食は中区に戻り、2020年8月横浜市新市庁舎2階 にオープンした「TSUBAKI食堂」へ。横浜の契約農家から直送される新鮮な横浜野菜を味わえる食堂です。代表 椿 直樹さんは約25年前から横浜野菜の魅力を伝え続けてきた「地産地消の仕事人」。地産地消は輸送コストが抑えられたりCO2排出量が削減できたりとメリットが多く、さらに地元の農家や商店と信頼関係を築いて愛着が湧き、自然と地域活性化に繋がることが魅力と語ります。

    横浜の農家は、住宅地に混在するように畑を持っている傾向があるということも教えてくれました。そのため農薬を散布しづらく、減農薬や無農薬で野菜を作っているところが多いのも特徴のひとつです。

    特別メニュー「横浜野菜しゃぶしゃぶ」。

    TSUBAKI食堂の人気メニューは横浜野菜がふんだんに食べられる「名物!ど根性サラダ」ですが、ツアーでは収穫体験をした苅部農園の野菜を中心とした特別メニューを堪能しました。前菜からはじまり、メインは「横浜野菜しゃぶしゃぶ」。ケール、ブロッコリー、ロマネスコ、あやめかぶ、からし菜など、横浜の豊かな農作物をギュっと詰め込んだようなしゃぶしゃぶです。カラフル人参の爽やかさ、コーンのようなカリフラワーの甘み、旬を迎え甘みを増した白菜……野菜本来の新鮮な味は、驚くほどおいしかったです。

    採れたて苅部大根をその場でスライス。

    苅部農園で先ほど収穫した苅部大根は、椿さんがその場でスライス!カツオ出汁に絡んだ苅部大根はシャキシャキで、採れたての贅沢感を味わえました。

    青葉区産のお米。

    釜炊きごはんのお米は青葉区産!青葉区は、実は筆者の地元。周りに田んぼはあったものの、それを意識して食べるのは生まれて初めてでした。ツヤツヤと輝き粒感がしっかりしたお米は、もはや地方の人気銘柄と変わらないほどのおいしさ!

    ・TSUBAKI食堂
    住所:神奈川県横浜市中区本町6-50-10 横浜市 市庁舎2階

    横浜イルミネーション「ヨルノヨ-YOKOHAMA CROSS NIGHT ILLUMINATION-」。

    最後は横浜らしい夜景鑑賞で終了。2021年12月26日(日)まで開催していた「ヨルノヨ-YOKOHAMA CROSS NIGHT ILLUMINATION-」の光と音が連動するナイトビューイングは街中が連動し、横浜の夜景がさらに輝いていました。

    横浜産の食と自然の魅力をふんだんに感じた日本旅行「~横浜の地産地消を多方面から楽しむ~横浜・食農体験ツアー」。TSUBAKI食堂や苅部農園の直売所「FRESCO」は予約不要、ツアーではなく個人でも行けるので遠出せずにふらっと自然を感じたい時にもおすすめ。新たな視点で横浜の観光を楽しんでみて下さいね。

    私が書きました!
    女子旅ライター
    小浜みゆ
    神奈川県在住の旅ライター。素敵な旅行先を求めて、全国どこへでも飛んでいきます。横浜、神戸、広島、福岡での在住経験があり、国内旅行は47都道府県ほぼ制覇。グランピングや料理が好き。

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