初心者でも失敗しない、段ボールと「煙突効果」を使った超簡単「火おこし」の方法 | 焚き火のコツ 【BE-PAL】キャンプ、アウトドア、自然派生活の情報源ビーパル

焚き火のコツ

2021.12.11

初心者でも失敗しない、段ボールと「煙突効果」を使った超簡単「火おこし」の方法

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焚き火

キャンプの楽しみのひとつでもある焚き火。キャンプ初心者の方にとって、苦戦することが多いのが、火おこしではないでしょうか?

今回ご紹介する方法を知れば、誰にでも簡単に火おこしができます。火おこしの焚き付けに着火剤は使用しません。必要なのは、段ボールだけです!

冬は焚き火を囲むのに絶好の季節です。ご紹介する方法をマスターして、焚き火をスマートに楽しみましょう。

火おこしの基本

まずは火おこしの基本知識をおさらいしておきましょう。

火はだんだんと大きくする

段ボール、細い木の薪、太い木の薪

燃えやすいものから火にくべる。

火おこしの基本中の基本は、「火をだんだんと大きくしていくこと」です。

通常、新聞紙や段ボール、枯葉や着火剤などの燃えやすいものを焚き付けにします。

焚き付けに火をつけ、火が消えないように焚き付けを少しずつ継ぎ足します。

次に細めの枝や、細く割った薪をくべ、火を移していきます。

細めの枝に火が移ったら、大きめの薪をくべて、火を移します。

大きめの薪が芯から燃えるまで火が育ったら、火おこしは成功です。ここまでくれば、簡単に火が消えることはありません。

火おこしに適した薪とは?

針葉樹の薪と広葉樹の薪

左が針葉樹の薪、右が広葉樹の薪です。

薪の種類は、大きく分けて針葉樹と広葉樹の2種類です。

針葉樹の薪は油分が多く、火が大きくなりやすい性質があります。広葉樹は油分が少ないため、火がつきにくいです。ただ、木の密度が高いため、ゆっくりと燃える性質があります。

このような違いがあるため、火おこしには、火をつけやすい針葉樹の薪を使用するのが基本です。広葉樹の薪は、焚き火の火を長く維持するのに使用するのがおすすめです。

空気の通り道を意識しよう

先ほど、焚き付けに火をつけて、次に細めの枝や、細く割った薪に火をつけていく、とご説明しましたが、火がついた焚き付けの上にやみくもに薪を乗せても、せっかくつけた火が消えてしまいます。これは、空気の通り道が塞がってしまうことが原因です。

火が安定して燃えるためには、酸素が必要になります。隙間を開けるように薪を組んで、空気の通り道を意識しましょう。

煙突効果を利用して火をおこす

続いて、火おこしの際に知っておくと便利な知識に「煙突効果」というものがあります。

「火おこし器」という道具はご存じでしょうか?火おこし器は、炭に火をつける道具です。

火おこし器の円筒状の本体の下に、焚き付けを入れ、その上に炭を置きます。焚き付けに火をつけて、放置するだけで、簡単に炭に火をつけることができます。

この火おこし器、少ない焚き付けで、驚くほどの火力が得られるのですが、そのわけは煙突効果という現象を利用しているからです。

煙突効果とは、煙突の中に高温の空気がある時に起きる現象のことです。

煙突の中が高温になると、煙突内の空気に浮力が生じます。浮力が生じ、煙突内の空気が上昇すると煙突下部の空気取り入れ口から、外部の空気が大量に取り入れられます。すると、酸素の多い空気が取り込まれ、強い火力を得ることができるのです。

今回ご紹介するのは、段ボールを焚き付けに使用し、さらに煙突効果を利用した簡単火おこしです。円筒状の形状に、段ボールを丸め着火することで、火おこし器と同じように煙突効果が発生し、高い火力を得ることができるのです。

それでは、段ボールを使った簡単火おこしの手順をご説明していきます。

段ボールを使って火を起こしてみましょう

<使用するもの>

段ボール、細い薪、太い薪、斧、ライター

使用するもの。

・段ボール
・針葉樹の薪
・斧や鉈
・ライターやマッチ

1.薪を細く割る

片手で握れる太さの細い薪

片手で握れる細い薪。

斧や鉈などを使用して、針葉樹の薪を細く割ります。片手で握れる細い薪を、12本ほど用意しましょう。

斧や鉈で怪我をしないように十分に注意をして、薪割りを行なってくださいね。

2.薪を組む

井桁の形に薪を組む

井桁の形に組んだ薪。

片手で握れる細い薪12本を、井桁(いげた)の形に組みましょう。井桁の形は空気が通る隙間が多く、高い火力を生み出します。この薪の組み方は、初心者でも簡単に火をおこすことができます。

3.段ボールを丸めて着火

段ボールを円筒状に丸め、焚き火の着火に用いる

円筒状に丸めた段ボール。

段ボールを丸めて円筒状にします。段ボールは、井桁に組んだ薪の中央に収まる大きさに丸めてください。

円筒形に丸めた段ボールの断面にライターで火をつける

段ボールの中心の奥を狙って火をつけましょう。

丸めた段ボールの片側に、ライターで火をつけます。円筒状の段ボールは渦を巻いています。段ボールの中心の奥を狙って火をつけると、着火しやすいです。

円筒形の段ボールに火がつき煙が出てくる

煙が噴き出してきました。

着火が上手くいくと、火をつけた逆側から、煙が噴き出してきます。煙が噴き出したら、段ボールの火をつけた側を下にして、井桁に組んだ薪の中央に差し込みましょう。

4.火を育てる

井桁に組んだ薪の中央に円筒形の段ボールを刺した状態。下部から炎が、上部から煙が出ている

煙が勢いを増し、段ボールの下部から大きな火が上がります。

しばらくすると、段ボールの上部から勢いよく煙が噴き出し、下部から大きな火が上がります。放置しておくだけで、井桁に組んだ薪に火が移りますよ。

火が付いた焚き火に太い薪をのせる。段ボールは黒く灰になっている

より大きな薪をくべます。

井桁に組んだ薪の全体に火が移り、火が安定したら、より大きな薪をくべて、火を大きく育てましょう。

さいごに

井桁に組んだ薪の中央に、円筒型に丸めた段ボールに火をつけて入れ、放置するだけで、安定した火を得ることができます。

驚くほど簡単に火おこしができるので、焚き火初心者の方におすすめです!ぜひお試しくださいね。

私が書きました!
アウトドアライター
のまどう
行く先のあてもないバックパッキング、ソロキャンプ、登山が大好物です。とはいえフラフラは出来ず、最近は子供とのキャンプと自宅に並べたギアを眺めての想像の旅に夢中です。千葉の最南端在住。田舎暮らし満喫中。

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