【漕いで、釣って、食べて】 カヤックフィッシング奮闘記Vol.1 | 海・川・カヌー・釣り 【BE-PAL】キャンプ、アウトドア、自然派生活の情報源ビーパル
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  • 【漕いで、釣って、食べて】 カヤックフィッシング奮闘記Vol.1

    2016.09.11 穴澤賢

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    まったくの初心者が、カヤックフィッシングに挑むもようをリアルにレポートするこの連載。第一回は、なぜ私がカヤックフィッシングをはじめてみたいと思ったのか、その動機と意気込みについて熱く語ってみたい。

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    私が「カヤックフィッシング」の存在を知ったのは、2016年1月に横浜で開催されていた「フィッシングショー」を訪れたときのことだった。安定性を重視し、ロッドホルダーなどが装備された「釣りに特化したカヤック」のブースがあったのだ。聞けば近年人気になっており、各メーカーから様々なタイプの釣り仕様のカヤックが出ているという。

    カヤックフィッシングと聞いて、まず頭に浮かんだのは「転覆とか、大丈夫なの?」という不安だった。と、同時に「好きなところへ行って自由に釣りができる」というのは、なんだかとても魅力的に思えた。なぜならその当時、ある不満を感じていたからだ。

    その話をする前に、私の釣歴について簡単に述べておきたい。今から20年ほど前に「空前のバス釣りブーム」があり、当時は私もブラックバス釣りに熱中ている時期があった。休日の度に何時間も車を運転して、湖に出かけたりもしていた。が、徐々にその熱は冷めて行き、28歳で上京してから15年以上、釣りから離れていた。

    腰越の海と我が家の愛犬「大吉」

    腰越の海と我が家の愛犬「大吉」

    それが2014年の夏に、ひょんなことから鎌倉市の腰越という海のすぐそばの町に引っ越した。毎日、犬の散歩で海を眺めるうち「ちょっと釣りでもしてみるか」という気分になったのがその年の秋の終わり頃だったと思う。

    それまで海釣りはしたことがなかったのだが、「ちょい投げセット」を買ってきて、試しに釣り糸を垂れてみると、キスが一匹釣れた。そのとき竿先に伝わるあのビクビクッという感覚に、久々にドキドキした。そして「そうそう、釣りって、楽しいんだよな!」という記憶がみるみる蘇ってきた。

    向こうに見える江ノ島と我が家の愛犬「福助」通称タヌ吉

    向こうに見える江ノ島と我が家の愛犬「福助」通称タヌ吉

    そこから徐々にのめり込んでいく。まずキスでは物足りなくなり、未経験だったソルトルアーをはじめてみた。キャスト練習をかねて河口でルアーを投げていると、突然ゴゴッ!と衝撃が走り、竿先がグイグイ引っ張られる。「なんだこれは!」と必死にリールを巻くと、60センチほどあるマゴチだった。

    そのブラックバスとは比較にならない強烈な引きは、さらに私の釣り欲を燃え上がらせた。そして、マゴチを釣った翌週、今度は58センチのヒラメを釣り上げる。さらに12月にはスズキも釣り上げた。しかもサイズは80センチのランカークラス。なんとかタモに入れて魚を持ち上げたときは、動揺と興奮と感動で手が震えていた。

    そしてブラックバスとは違い、基本的に海で釣った魚は食べられる。マゴチもヒラメもスズキも実際に食べたが、もう美味いのなんの。自分で釣った魚だと尚更だ。

    はじめて釣り上げたマゴチ、見た目は悪いが味は絶品の高級魚

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