日本各地の河川で楽しめるアクティビティとして『ラフティング』の人気が高まっています。ラフティングを楽しむには、どのような準備が必要なのでしょうか。ラフティングの基礎知識やよくある質問などをチェックしましょう。
ラフティングとは?
そもそも、ラフティングとはどのようなアクティビティなのでしょうか。「名前は聞いたことがあるけど、実際に見たことはない…」という人も多いかもしれません。
まずはラフティングの概要から紹介します。
ゴムボートで急流を下るアクティビティ
ラフティングは、ゴムボートに乗って急流を下るアクティビティです。日本では30年ほど前から大学の探検部を中心に行われてきましたが、近年ではアウトドアスポーツとしても注目を集めています。
そんなラフティングの魅力としては『日本各地の河川で楽しめること』が挙げられるでしょう。利根川・荒川・長良川といった有名な河川をはじめ、大小さまざまな河川でラフティングが楽しめるため、最近では地域の観光産業にもなりつつあります。
また、一般的にゴムボートの定員は8人乗り程度が多いため、友人や家族と一緒に楽しさを共有できるのも魅力の一つです。
ラフティングの道具や服装
ゴムボートで急流を下るという特性から「特別な道具や服装が必要なのでは?」とイメージする人もいるかもしれませんが、ラフティングは水着とタオルがあれば誰でも気軽に参加できます。
ここからは、季節ごとの服装や、あると便利なアイテムについて詳しく見ていきましょう。
基本の道具と服装
ラフティングに必要となる道具、服装としては、主に以下のようなものが挙げられます。
- ヘルメット
- ライフジャケット
- ウェットスーツ(またはドライスーツ)
- ブーツ・アクアシューズ
- 水着
- タオル
これらの道具に加え、ラフティング用のパドルがあれば準備万端です。
ただし、これらはあくまでも基本の道具と服装です。季節ごとに最適な服装を選択したり、ラフティングのコースに合わせて道具を準備したりすることで、より快適にラフティングが満喫できます。
春秋の服装
春秋の服装を選ぶ際は、レンタル用品の確認が必要です。ウェットスーツを着用する業者であれば、水着や乾きやすい服を準備しましょう。
『ドライスーツ』着用の業者の場合は、ジャージ上下や長袖といった暖かい服装を用意します。これらの上にドライスーツを着用するため、速乾性の低い綿製の衣類はおすすめできません。
風や日差しが気になる人は『パドルジャケット(風除け、日焼け止めに適したジャケット)』も準備しておくと安心です。春や秋といった肌寒さを感じる季節でも思いっきり川で遊びたい人は、ぜひ活用してみましょう。
ただし、ラフティングの業者によってレンタルしているアイテムには差があります。事前にしっかりと確認しておくと安心です。
夏の服装
気温が高い夏は、Tシャツやハーフパンツといった速乾性の高い服装がおすすめです。これらの上に、ヘルメットやライフジャケット、ブーツを着用します。
高い確率で濡れることになるため、水着の上にTシャツやハーフパンツを着用します。日焼けが気になる人は長袖のラッシュガードも準備しておきたいところです。
地域によっては水温が低い関係上、夏場でもウェットスーツを着用するケースもあるので、あらかじめ把握しておきましょう。
あると便利なアイテム
以下のようなアイテムを用意しておくと、より快適にラフティングを楽しめるでしょう。
- 日焼け止め
- 帽子
- 濡れたものを入れる袋
- 化学繊維の衣類(長袖シャツやスパッツ)
どの季節でも強い日差しに照らされることが予想されるため、日焼けが気になる人は日焼け止めを用意しておくと安心です。日焼け防止のための帽子であれば、ヘルメットの下に着用できるケースもあります。
また、濡れたものを入れる袋も用意しておくと便利です。
ラフティングのよくある疑問
一度もラフティングを経験したことがない人の場合、気になるポイントも多いでしょう。
ここからは、ラフティングのよくある疑問を解決していくので、ぜひ参考にしてみてください。
レンタルはできる?
基本的に、ヘルメット・ライフジャケット・ウェットスーツといった服の上から着用するアイテムは、レンタルが可能です。
パドルジャケット・ウェットソックス・ウェットジャケットといったアイテムは必須ではないため、レンタルできるかどうかは予約時に確認しておくことをおすすめします。
泳げないけど大丈夫?
高浮力のライフジャケットを着用するため、泳げない人でも問題なくラフティングを楽しめます。
基本的にボートから落ちることはありませんが、もし落ちてしまってもライフジャケットの浮力で浮いていられるため大きな心配はありません。パニックにならず、ガイドの指示に従って行動しましょう。
子どもも参加できる?
ツアーごとに参加可能な年齢は異なるため一概にはいえませんが、平均して小学1年生からラフティングを楽しめるツアーが多いようです。中には、4歳ごろから楽しめるラフティングツアーも存在します。
ただし、河川の水量によっては18歳未満の参加ができなくなるケースもあるため、事前に規定を確認しておきましょう。
まとめ
野趣あふれる河川で自然を満喫できるラフティングは、アウトドア好きを中心に注目を集めています。安全を重視したコースが大半のため、初心者であっても気軽にチャレンジできるのが人気の理由です。
ラフティングをする際に必要なアイテムの多くは、現地でレンタルできます。水着やタオルを用意するだけで参加できるのは、大きな魅力といえるでしょう。
また、高浮力のライフジャケットを着用するため、泳げない人でも問題ありません。ぜひこの機会に、ラフティングで大自然と触れ合ってみてはいかがでしょうか。