早く、温かいご飯が食べたい。アウトドアにおける強い味方
風の吹き荒ぶ山頂直下。いつ消えるともわからぬシングルバーナーを両手で囲い、必死に風を避けながらお湯を沸かす。空腹と寒さで、なぜこんな辛い思いをわざわざしにきているのかと頭をよぎる。
お湯が沸いてもまだここからが本番。カップラーメンにしろ、アルファ米のご飯にしろ、お湯を注いでからがさらに待ち遠しく、苦しい時間であったりする。
わずか40秒で準備完了!
しかし、今回はわけが違う。持ってきた食事は「ウルトラランチ」のビバークレーション。パッケージごとよく揉み解し、中身をクッカーに移し変えたら、沸いたお湯を注ぐ。よくかき混ぜ、待つこと40秒。間違いではない、たったの40秒!一気に大人のスパイス香る、本格的な山ご飯の完成だ。
暖かいご飯を一気にかきこめば、さっきまでの悲壮感はどこへやら。やれ山で食べるご飯は最高だとか、これだから山はやめられないとか一気に饒舌になる。
と前置きが長くなったが、”世界最速で食べられる山飯”ではないかと思われるものが、今回ご紹介させていただくウルトラランチのビバークレーションだ。
体にやさしいヴィーガン仕様
ウルトラランチは日本のブランドで、製作者は元々トレイルランニング界で知る人ぞ知る有名人である通称「ドミンゴ」さん。トレラン界隈で大人気のpodcast「100miles,100times」のMCとしてもお馴染みだ。
そんなドミンゴさんが主宰するウルトラランチは、 ヴィーガン(菜食)フードのガレージブランドとして設立された。家畜を育てるときに必要となる大量の飼料や排出されるCO2の問題。そして、世界的な食糧危機を目前に、畜産品に頼りすぎることなく純粋な穀物や野菜を美味しく食べられたら。そんなドミンゴさんの想いを具現化したブランドだ。
気になるお味やスペックは?
今回ご紹介するビバークレーションはフリーズドライのご飯。冒頭にもお伝えしたが、特徴はなんといっても完成までの速さだ。最速40秒で食べられるという山飯を他に見たことがない。また、お湯がなければ水でも調理可能。こうしたところは万が一のときにも非常に嬉しい。
しっかりとした食べ応えがうれしい
もちろんヴィーガン仕様の本製品。ヴィーガンと聞くと物足りないのでは?という印象を持つ方もいるかもしれないが、物足りないどころか結構ガツンとくる満足感に驚く。インド米を使用しているので、日本米のものとは食感などの趣は異なるものの、各種スパイスの効いた大人の山飯といった感じでクセになる美味しさだ。
4種類の味から選べる
現在のところお味は4種類。スパイシーな「トマトキック味」、爽やかで身体がしっかり温まる「ホッター・ザン・カレー味」、芳醇な香りの「ポルチーニクリーム味」、 日本人なら間違いない「海苔茶漬け味」。また一食約80gという軽さも大きなポイント。それでいて、1袋あたりのカロリーは400kcal弱と十分なカロリーを取れるため、ULハイカーや長期の縦走などにもとても重宝されるスペックだ。
アウトドアだけではない、いざというときの備蓄食としても
ビバークレーションは保存期間も非常に長いため、備蓄食の観点からも注目を集めているそう。近年災害の多い日本において、こうした物を御守り代わりに家庭に備えておくのは、自分や家族を守るうえでとても大切な行動だと思う。
なんといっても外で食べるご飯はアウトドアにおける大きな楽しみのひとつ。明るい未来に向けた想いの詰まったMade in Japanのビバークレーション、次の山飯として是非検討してみてはいかがだろうか。
販売元
ULTRA LUNCH
instagram https://www.instagram.com/ultralunch/