1997年に初代が登場し、欧州を始め日本でも人気を博したマルチパーパスビークルであるカングー。そんな人気の牙城を崩すべく、昨年秋に日本導入されたシトロエン・ベルランゴとプジョー・リフター。この2台は基本骨格が同じですが、キャラクターや乗り心地といった味付けは異なっています。
そんな注目の2台をベースにしたベッドキットが「agre」。プロデュースはRVランド・コンセプトで、既発のカングーベッドキットが爆発的に売れたことでもその出来映えは立証済み。
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シトロエン・ベルランゴ
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プジョー・リフター
ベッドキットは5枚のベッドマットのほか、荷室に簡単にセットができるウッド調のフロアという構成。フロアの左右にはベッドの台座も備わっています。ベッドの展開はセカンドシートを前倒しして、フロアの台座に格納されているフレームを前方に引き出してマットを載せるだけと簡単です。力も必要ないので女性や子どもでもセットができ、3分もあればベッドメイクが完了します。
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5枚あるベッドマットは写真のように荷室にセット可能。オプションでマットのサイドやパイピング、ステッチなどを好みの色から選ぶこともできる(プラス2万2000円)
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フロアは純正のフロアの上に置くだけ。両サイドにはベッドの台座が備わる
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ベッド展開はセカンドシートを倒してフレームを引き出し、マットをセットするだけ
ベッドの素材には難燃基準をクリアした耐久性のあるPVCレザーを採用。ブラックとライトグレーを基本に、オプションで8色のカラーを用意するほか、サイドやパイピング、ステッチの色を2色選んで組み合わせできるなど、多くのバリエーションを用意。ボディカラーや好みの色でコーディネートができるのも大きな魅力となっています。
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リフター用のベッドマットには触り心地のよい上質なファブリックを採用。ベッドサイズはどちらも1800×1200mmで2人旅に対応。ベッド上のクリアランスは650mmあり圧迫感もなし
また、リフター用は上質なファブリックを採用しており、ベルランゴのカジュアルさに比べると上品な仕立てなのが特徴。フロアに関してもベルランゴが明るめの木目、リフターは深みのある木目になっています。ベッドの厚みはどちらも5cmで寝心地も快適です。
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ベッド下には270mmの高さがあり、長尺物も収まる広々とした収納スペースとして利用できる。また、同社が取り扱うポータブル電源「EF DELTA」もすっきりと収まる設計
移動時は荷室に重ねてセットでき、荷台としても活用できて便利。車中泊に便利でお洒落なベッドキット。そんなベッドキットの価格は19万2500円。
リフターやベルランゴのオーナーにはうれしいアイテムと言えるでしょう。カングーのオーナーでも車中泊に興味のある人は、すでに発売されている専用ベッドキットは要チェックですよ。
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カングー、リフター、ベルランゴのプロショップなので、車中泊やカスタムについても気軽に相談できる
問RVランド・コンセプト https://red.agre-c.com/
※構成・写真/伴 隆之