ペグが足りない!そんな時は自分でパパッとつくってしまおう!〜枝でペグをつくる方法「TYPE B」〜 | キャンプのコツ 【BE-PAL】キャンプ、アウトドア、自然派生活の情報源ビーパル
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    2021.05.03

    ペグが足りない!そんな時は自分でパパッとつくってしまおう!〜枝でペグをつくる方法「TYPE B」〜


    キャンプあるあるの「ペグ忘れ」や「ペグが足りない」といった事態に、スマートに対処するための枝でペグを作る方法。前回紹介したペグ「TYPE A」につづき、今回は枝の分かれ目を活用した「TYPE B」のつくり方を紹介します。材料の探し方や使う道具については「TYPE A」を参照してください。

    枝のペグ”TYPE B” のつくりかた

    1:枝から素材を切り出す

    TYPE Bは枝分かれ部分の方向と残し方がポイント!

    TYPE Bのペグをつくるには、拾った枝の中からなるべく丈夫で、さらに「枝分かれ」がある部分を選びます。この時に、枝分かれ部分からさらに”木が上に伸びる方向”に長めに素材をとれることが重要になります。必要な長さは欲しいペグの長さ+10cm程度。もしも枝分かれ部分がどちらも長い場合は、どちらか一方の枝分かれ部分を数センチ残して切っておきます。枝を拾う際は、フィールドのルールに従うことを忘れずに!

    2:加工イメージを想像する

    いい枝分かれ部分さえ見つかれば、少ない加工数でペグがつくれる!

    枝を切り出したら、素材を見ながら最終的な加工イメージを先にしておきます。TYPE Bの場合は、写真の様に適度な長さに切り、枝分かれがある方が張り綱を引っかける部分、反対側を地面に刺す部分としてカットすれば完成。こまかい作り方は次の「3」から紹介します。

    3:素材を必要な長さに切る

    迷ったら少し長めにしておくのがポイント

    素材を必要なペグの長さに切り出します。木の太さや強度にもよりますが、長さを決める際は「使いたいペグの長さ+3cm程度」で算出して切り出します。もしも必要本数が分かっている場合は、一気にその本数分切り出しておきます。ポイントは、枝分かれ部分の頭を残すこと。ここを短く切りすぎると、枝分かれ部分が簡単に折れてしまいます。

    4:地面に刺す側を削り出す

    ナタでスパスパッと4面を削り出すピラミッド型や、さらに角を削る八角錐型でもOK

    ペグが地面に刺さりやすくなるように、枝先を鉛筆のように削り出します。丁寧に、綺麗に削る必要はありませんが、なるべく枝先の360度全体を削り、円錐の様な形に削るとまっすぐに地面に刺さってくれます。面倒くさがって片面だけ鋭く削るなどをすると、差し込む際に位置がずれてしまうので注意。

    枝の中心が尖っていると、地面にまっすぐ刺さってくれる

    5:ペグの”頭”を削り出す

    ペグの上部(枝分かれ部分)の頭を削ります。削り方は、頭の中心が一番高くなるような半球状に削ること。こうすることで、ペグをハンマーや石などで叩き入れた際にペグの中心にしっかりと力が伝わり、まっすぐとペグが刺さりやすくなります。この工程は、枝が太いとより重要な作業になります。

    半球状に頭を削り終わったところ

    完成!

    枝分かれを活用することで、あっという間にペグがつくれちゃいます!ただし思い通りの素材に出会えるかどうかはフィールドと運次第…。必要なペグの長さや太さ、そして枝の形状をよく見て「TYPE A」と「TYPE B」の方法を併用して臨機応変にペグづくりをしていこう!

     

    私が書きました!
    アウトドアプロデューサー/ネイチャーインタープリター
    長谷部雅一
    1977年4月5日生まれ。有限会社ビーネイチャー取締役。家族がいるのにもかかわらず、ソロキャンプ、ソロ登山、ソロ旅などなど、お一人様遊びをこよなく愛する風来坊なネイチャー系会社の役員。仕事の範囲は広く、プロジェクトの企画・コーディネート・運営の他、研修講師、ネイチャーインタープリター、場作りの仕掛け人も務める。著書『ネイチャーエデュケーション』(ミクニ出版)、『ブッシュクラフト読本 自然を愉しむ基本スキルとノウハウ』(メイツ出版)など多数。その他雑誌連載、テレビやラジオなど、アウトドア、幼児教育を主として多数のメディアにて活躍中。

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