雪中キャンプはもちろん、温泉で温まったり、薪ストーブで料理を楽しんだり……。冬キャンには冬ならではの楽しみがある。というわけで、寒いウィンターシーズンを満喫できる、とっておきのキャンプ場を紹介します!
源泉100%の天然温泉でぽかぽか~
設備充実でウィンターキャンプを満喫!
ならここの里キャンプ場
モデル料金 3,400円〜
住所:静岡県掛川市居尻179
電話:0537(25)2055
営業:通年
予約:6か月前より
テントサイト:約100
その他の宿泊施設:30棟
温水洗浄便座あり
バリアフリー
温水が出る
器具による焚き火OK
ペットOK
コテージなどの宿泊棟あり
Wi-Fi利用可能
DOCOMO au SoftBank

フリーサイト。木々に囲まれた林間エリアは炊事場、トイレも近く、落ち着いて過ごせる。
清流、原野谷川沿いに広がる、46,800平米の広大な敷地に整備された、山あいの静かなキャンプ場。テントサイトは車の乗り入れが可能で、フリーサイトと区画サイトの2か所に分かれている。フリーサイトの南側は林間広場に面した広々としたエリア、北側は林間エリアになっている(2021年4月からは林間区画サイトに変更予定)。区画サイトには電源が備わっているので、ホットカーペットなどを持ち込めば、寒い冬もテント内で暖かく過ごせる。また、炊事棟ではお湯が使えるので洗い物も安心。さらに嬉しいことに、場内には温泉施設『ならここの湯』がある。とろみのある湯で、湯上がりはポカポカ、肌がツルツルになると評判だ。
冬のテント泊は心配という人には宿泊棟もいい。エアコン、キッチン、冷蔵庫、洋式トイレ、お風呂などを完備した別荘のようなコテージから、ウッドデッキ付きバンガローまで、さまざまなタイプがそろっている。門松づくりなど、季節を感じられるイベントのほか、森林回帰館には虫、魚、植物などの本が並ぶミニ図書館も設置されている。自然遊びが好きなファミリーにオススメだ。

いい湯だな~♪
『ならここの湯』には男女別内湯と露天風呂が備わっている。大人510円。小人300円。10時~21時営業。
テントサイトはフリーサイトと区画サイトの2タイプ。
2020年3月に完成したウッドデッキ付きバンガロー(A11-15)。デッキの前は原野谷川が流れる。6,700円~。
原野谷川は浅瀬もあり、水遊びに絶好。
スノーキャンプならおまかせ!
調理室では温水も使え寒い時季も快適!
札幌市定山渓自然の村
モデル料金 500円〜
住所:北海道札幌市南区定山渓(豊平峡ダム下流国有林野)
電話:011(598)3100
営業:通年
予約:2か月前より
テントサイト:24
その他の宿泊施設:20棟
温水洗浄便座あり
バリアフリー
器具による焚き火OK
コテージなどの宿泊棟あり
キャンプ用品一式のレンタルあり
DOCOMO au SoftBank

1月には完全に雪に覆われる。本格的な極寒雪中キャンプ体験をしたい人はぜひ!
雪があるのに雪中キャンプができる場所が意外に少ない北海道だが、こちらは開業した22年前から通年営業。1月には白銀の世界に!気温マイナス15度Cという環境で、本格的な雪中キャンプを体験できる。料金もリーズナブルで、テントサイトは500円(定員5名)、小屋付きのテントサイト(特別)は1,000円(定員10名)、モンゴルのゲルを模したストーブ付きのテントハウスは3,900円(定員7名)、コテージは4,700円(定員5名)。冬季は野外炊事棟では水は使えないが、イベントなどで使用する調理室を開放していて、温水が使える。森の観察会やスノーシューツアーなど、スタッフがガイドしてくれる体験プログラムも豊富。冬ならではの、北の大地の豊かな自然を体感したい。
ゲル風のテントハウス。3,900円。床はフローリングでストーブも設置されている。
冬季は調理室を開放。温水が利用できる。

楽しい~
スノーシューツアー、森の工作会、銀河の会など、体験プログラムも豊富。日程等、詳細は問い合わせを。
*新型コロナ対策として、テントサイトやテントハウス、コテージの利用を制限しています。
併設の温泉施設に入り放題!
人気のソロストーブのレンタルもOK!
おとなしの郷
渡瀬緑の広場キャンプ場
モデル料金 5,800円〜
*入浴料込み
住所:和歌山県田辺市本宮町渡瀬45-3
電話:0735(42)1777
営業:通年
予約:随時(フリーサイトは予約不可)
テントサイト:約40
その他の宿泊施設:10棟
ネット予約可能
温水が出る
器具による焚き火OK
ペットOK
コテージなどの宿泊棟あり
キャンプ用品一式のレンタルあり
DOCOMO au SoftBank

フリーサイトは事前予約不可。車の乗り入れはできないが、バイクは乗り入れOKだ。
ユネスコ世界遺産に登録されている熊野古道にほど近い、四村川のほとりにある小さなキャンプ場。利用料には、併設する公衆浴場『渡瀬温泉センター おとなしの郷』の入浴料が含まれていて、営業時間内なら入り放題だ。テントサイトは区画のオートサイトが3サイトあるほか、車の乗り入れ不可の区画サイトが7サイト、フリーサイトが約30サイトある。規模はさほど大きくないものの、レンタル品の品ぞろえには驚かされる。全国的に有名な地元和歌山県のアウトドア・セレクトショップ『オレンジ』の協力の下、キャンプ好きの仕入れ担当者が使い心地を確認してそろえたとか。ソロストーブ、ユニフレームのファイアグリルなど、通好みのラインアップになっている。
炊事場にはカマドが付属している。
泉質は重曹泉。皮膚の表面を柔らかくして肌をなめらかにすることから、「美人の湯」といわれる。入浴可能時間は13:00~20:30。

人気アイテムレンタルOK!
レンタル品も豊富。品ぞろえがマニアック!
※モデル料金は大人2人+子供2人で利用する際の目安です(税込み)。
※構成/松村由美子
(BE-PAL 2021年2月号より)
\人気連載『ほんとうに気持ちいいキャンプ場100 2021~2022』が2021年3月23日発売に/
BE-PALの目利きが選んだ、ほんとうに気持ちいいキャンプ場を全国から100か所ご紹介!今回はソロキャン料金も表記しています!本格的なアウトドアシーズンを前に、キャンプライフの参考図書にいかがですか?(小学館刊 1540円)