雨のキャンプで焚き火をする方法とは? | 焚き火のコツ 【BE-PAL】キャンプ、アウトドア、自然派生活の情報源ビーパル
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    2020.12.23 セルフビルダー和田の自作で楽しむアウトドアライフ

    私が書きました!
    自然派ライター/セルフビルダー
    和田義弥
    1973年生まれ。旅、アウトドア、DIY、田舎暮らし、家庭菜園などのジャンルで活躍するフリーライター。これまで延べ3年3カ月かけてオートバイで世界一周したほか、自転車ではアラスカ、フィリピンを野宿ツーリング。2011年から茨城県筑波山麓の農村で田舎暮らし。自宅のセルフビルドや野菜づくりなど、できることは何でも手づくりの生活を実践中。著書に「キャンプの基本がすべてわかる本」(枻出版社)、「野菜づくりを基礎から学ぶ 庭先菜園12ヵ月」(実業之日本社)、「ニワトリと暮らす」(地球丸)、「菜園DIY入門」(地球丸)など多数。 http://www.wadayoshi.com

    雨の日のキャンプは好きではない。外遊びを楽しめないし、濡れながらテントを設営したり、撤収したりするのはひどく億劫だ。だから、キャンプに行く日が雨になってしまったら、きっぱりと予定を変更する。

    でも、10代の終わりにオートバイツーリングに目覚め、安いテントとシュラフを荷台に積んで、あちらこちら旅していたときはキャンプをするのに天気なんて関係なかった。旅のキャンプはレジャーではなく手段だ。だから雨でも風の強い日でもテントを張って夜を越した。

    テントの浸水を防ぐには

    その頃に持っていたテントをどうやって入手したかは忘れてしまったけれど、確かなブランド品などではない安価なもので、一人で使うには大きすぎるドーム型テントだったと記憶している。アウトドアライフの経験は浅く、テントの設営もインナーテントのスリーブに2本のポールを突っ込んで立ち上げ、フライシートをかぶせて固定することはマスターしていたけれど、それで形になるので、横着して張り綱を結ぶことはせずに、四隅をペグで留めていただけ。でも、初めて夜中に雨が降りだしたとき、これじゃいけないってことを思い知らされた。

    テントはフライシートによって雨を防ぐが、そのためには張り綱でテンションをかけないといけない。単に被せただけのフライシートはまったく意味がなく、雨に濡れるとインナーテントに張りついてしまって、テントの中に水が染みてくるのだ。

    キャンプ場でテントを設営した場所も悪かった。窪地になっていたのか、水はけが悪い地面だったのか、浸水してしまい、もうおちおち寝ているどころではない。暗闇の中で逃げ場もなく、テントの隅にひざを抱えて座ったまま、ただ雨が止むのと朝が来るのを待つしかなかった。

    ずーっと昔の旅の雨上がりのテントサイトの写真

    それからはちゃんと張り綱を張るようになったけれど、雨が激しいとどこからか水が染みてくる。安価なだけのテントだったから、そもそもの作りが悪かったのかもしれない。何度もそういう夜を経験した。それがトラウマになっている。今ではそれなりに経験を積んで雨の日でも濡れずにキャンプできるようにはなったけれど、雨粒がテントを叩く音には何となく不安を覚える。

    そのうちにテントもそれなりのものを手に入れ、オートバイや自転車の旅ではタープも持ち歩くようになった。タープがあると雨の日でもその下で料理ができるし、焚き火も起こせる。1年のほとんどをキャンプしながら旅していたこともあったから、晴れの日と同じくらい雨の日もある。

    タープは種類もいろいろあるけれどファミリーキャンピングなら、でっかいレクタングラーかヘキサがいいね。開放感あるし、広く使えて、雨でも活動しやすい。

    タープは日よけ、雨除けに必須。焚き火はタープの外で。

    湿った薪で火を起こすには

    雨の日は焚き火にも苦労する。乾いた薪を用意できれば何の問題もないのだが、旅のキャンプではその辺に落ちている木の枝を集めて火を起こす。雨のあとや場所によっては湿った薪しか手に入らない。それでも雨で停滞することになると、ほかにやることがないから、困難なのはわかっていても火を起こそうと試みる。散々、煙でいぶされて、1時間やっても、2時間やっても、着火できなかったこともあったけれど、そんなことを繰り返しているうちにコツをつかんで、今では雨の日でも、湿った薪でも火をつけられるようになった。その方法を教えましょう。

    湿った薪も割ってみると中は乾いていることが多い。

    何はともあれ火を起こすには乾いた薪を用意することだ。湿った薪しかなければどうするか。割ったり、裂いたりするのである。すると表面が濡れていても、中は案外乾いていたりする。それをできる限り細かくする。竹もいい。油分を含んでいるので、多少湿っていても火がつけば大きく燃え上がる。ただし、生木はダメだ。中までたっぷり水分を含んでいるので、細かく削ったところで燃やすのは苦労する。

    着火には着火剤や新聞紙があればいいが、スギの葉は多少濡れていても布などで水気を拭き取れば、ある程度乾くのでいい着火剤になる。

    タープの下で焚き火しても大丈夫?

    次に場所。できればなるべく雨が当たらない場所でやることだ。枝がよく張った大きな木があれば、多少の雨除けにはなる。旅の野宿でどうしようもないときはタープの下でやったこともあるけれど、あまり安全とはいえませんね。これはNG。高価なタープに穴が開いたら悲しいし、最悪のことだって想定できる。そんなリスクを負ってまでタープの下でやるようなことでもないでしょ。

    では、雨除けがなければどうするか。焚き火自体に屋根を作ってしまえばいいのだ。薪を井桁に組んで、上部に薪を並べれば雨除けになるので、その下で着火できる。

    薪を井桁に組んで屋根をかける

    というような方法で乾いた薪を集めて着火し、火を安定させれれば、維持するのは簡単だ。多少湿った薪も焚き火の周りに置いておけば、乾いていくので、それを少しずつくべていけばいい。熾火になれば少しの雨で簡単に消えることはない。

    湿った薪は焚き火で乾かしながらくべる。

    あ、それから雨の日の焚き火で大事なこと。マッチやライターを絶対に濡らさないこと。昔、オートバイツーリングやってた頃、今のように防水がきちんとしたバッグを持っていなかったから雨が降るとよく荷物濡らしていた。それで、いざ焚き火をしようとしたときにマッチも100円ライターもびしょ濡れで途方にくれたことがありました。

    PICK UP
    高評価な「焚き火の本」

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