とまらない美味しさ!秋の味覚『木の実と根菜のチップス』
収穫の秋。種実類や根菜類が充実してきました。焼いたり、煮たり、炊き込んだり、色々な調理法で楽しむことができる秋の食材たち。ここでは、栗、ぎんなん、さつまいも、れんこんをチップス、素揚げにして、素材の風味や食感が楽しめるレシピを紹介します。
スキレットさえあれば、誰でも失敗なく作ることができます。野菜を素揚げするだけの調理なので、スキレットのお手入れまで一気にできちゃいます!
揚げ物するならスキレット
コロッケが美味しいお店や串揚げの店、その多くの厨房で使われているのが、鉄製、鋳鉄製の鍋です。鉄製の鍋は蓄熱性が高く、揚げ物をするには最適で、多くの料理人が愛用しています。ご存じの通り、スキレットは鋳鉄製。揚げ物が得意なフライパンなんです。
「揚げ物は油の後始末が面倒、それにスキレットはシーズニングをするのが手間」、という方にも是非一度、試してもらいたいレシピです。
簡単で、美味しくて、手間いらず!おすすめです!!
【木の実と根菜のチップスのレシピ】
【材料】 作りやすい分量(2人分くらい)
- さつまいも 小2本くらい
- れんこん 小2~3節
- 栗 5~6個
- ぎんなん(殻つき) 10~15粒くらい
- すだちやカボス 好みで
- 塩(天然塩) 適宜
- 揚げ油
【準備する道具】
- スキレット
- スライサー(あると便利です)
- ざる(れんこんとさつまいもを乾かす際に使います)
- ペンチやキッチンバサミ(ぎんなんの殻を割るため)
- キッチンペーパー(油ならし用に)
- 新聞紙(保管用に)
- 耐熱容器
- 茶漉し
- 調理用温度計(あると便利です)
【レシピ】
①れんこんとさつまいもはきれいに洗い、皮ごと薄くスライスし、水にさらします。ざるなどを使ってしばらく干し、完全に水気をなくします。
②栗は鬼皮を剥きます。渋皮は剥いても剥かなくてもお好みで。栗は、れんこんやさつまいもより少し太めにスライスすると栗らしい味わいがでます。
※栗は固いので、剥くときにはくれぐれもケガをしないように注意してください。油で揚げるまでに時間がかかる場合は、栗も水にさらしておきましょう。
③ぎんなんの殻をペンチなどを使って割ります。
それぞれの食材をスキレットを使って少量の油で揚げていきます。
④スキレットに1.5センチくらいの量の油を注ぎ入れます。この時、油の量は多くても2センチくらいに留めておきましょう。
栗から揚げていきます。160℃くらいの低温でじっくり揚げていきます。表面がカリッとしてうっすら黄色く色づいてきたら取り出し、油を切ります。時間にしてだいたい2分くらいです。揚げたてに軽く塩を振ります。
⑤次にれんこんを揚げていきます。油の温度は170~180℃、時間はだいたい3分程度です。油の泡が小さくなって、ほとんど泡が出なくなったら取り出し油を切り、揚げたてに軽く塩を振ります。
⑥次はさつまいもです。油の温度は170~180℃で揚げます。時間にすると3分程度で、皮の部分がカリッとして色づいてきたら取り出し油を切り、揚げたてに軽く塩を振ります。
⑦ぎんなんは丸ごと素揚げにします。油の温度は160℃前後です。軽く動かすと薄皮が剥がれます。全体的に色鮮やかな翡翠色になったら取り出し、油を切って軽く塩を振ります。
余った油とスキレットの扱い方
素揚げで使った油は、耐熱容器に濾して移します。
素揚げをしただけの油なので、キャンプ中の料理に再利用したり、廃油としてスキレットのお手入れ用に保管もできます。今回は、油を耐熱容器に移した後、スキレットに残った油をキッチンペーパーでキレイに拭き取ることでシーズニングも完了です!※ただし、焦げ付き等スキレットの汚れが気になる場合は、お湯洗いなど通常のお手入れ後、廃油でのシーズニングをお願いします。
スキレットのお手入れがてら作ってみませんか?
『木の実と根菜のチップス』は、ビールやお酒のつまみとしてはもちろん、煎茶にもよく合います。ひと息ついたくつろぎ時間のお茶請けにもどうぞ。