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海・山・川・キャンプで要注意!夏の危険生物 完全防御マニュアル
教えてくれた人

左:植物学者 塚谷裕一さん
東京大学大学院理学系研究科教授。専門は発生生物学だが、熱帯アジアの菌寄生植物の現地調査などにも取り組む。植物や昆虫毒にやられた経験も豊富。著書は『根も葉もある植物のはなし』(山と溪谷社)、『森を食べる植物』(岩波書店)など多数。
右:生物ライター 平坂 寛さん
「生き物の本当の姿は自分自身の目で見て、触れて、確かめてみないとわからない」をモットーに活動。特に「毒の生物」に造詣が深く、ときに刺されてその本質に迫るYou
Tubeが大人気。著書は『刺された! 噛まれた! 危険・有毒虫図鑑』(カンゼン)など。
横綱
マムシ

年間1000〜3000件程度の咬傷事故が起き、5〜10人が亡くなる。水田近くの土手、草原、林道、渓流沿いなどに多く、落ち葉や砂礫がたまった場所では保護色になって気づきにくい。
大関
オオスズメバチ

アカエイ

ヒョウモンダコ

大スズメバチは樹液、アカエイは浅瀬、ヒョウモンダコは潮だまり……。薄着の親子がよく訪れる場所にいる猛毒御三家。スズメバチを含むハチ類の年間の死者は15〜20人とクマやマムシを超える被害。
関脇
カツオノエボシ

オニヒトデ

ゴンズイ

ガンガゼ

ブユ

トビズムカデ

死ぬことは稀だがかなり痛いクラス(オニヒトデは国内でも死亡例がある)。体質にもよるがどれも数日から1週間程度の痛痒さが継続する。カツオノエボシやオニヒトデはアナフィラキシーショックを起こすこともあるのですぐに水から出る。
小結
ハゼノキ

ヤマウルシ

ヌカカ

イラガ類

イラクサ

アンドンクラゲ

ミツバチ

チャドクガ

死ぬことはまずないが痛みや痒みが持続する。ウルシやハゼノキは触れてから発症まで数日空くこともあり、正体に気づけないことも。皮膚が覆われていればある程度被害を防げるので遭遇しそうな場所では薄手の衣類でガードを。
前頭
アカクラゲ

ハオコゼ

イチョウ

センニンソウ

カ

ヒル

静かに仕留めてくるサイレントハンター。あとからかぶれたり腫れたりすることも。アカクラゲは生体の触手で刺すだけでなく、打ち上がって乾いた触手が風で舞いくしゃみをとまらなくすることもある。
番外!
ヤマカガシ

毒は強いが、なかなか咬まれない。
フグ類

食べようとしなければ怖くない。
トリカブト

類似の山菜を食べようとしなければ怖くない。
ドクゼリ

遭遇率低し。花の集まりが球形なのと、タケノコのような塊茎で見分け可。
バイカルハナウド

遭遇率低し。日本では北海道大学の敷地内でしか見られないという説も。
※構成/藤原祥弘 撮影/南阿沙美(人物)
(BE-PAL 2026年8月号より)




