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第87回 井ノ原快彦のつくりびと
右:井ノ原快彦さん
数々のテレビドラマ、バラエティ番組、舞台などで活躍中。20th Century(トニセン)のメンバー。テレビ東京『出没!アド街ック天国』の宣伝部長も務めている。
中:アウトドアプロデューサー 長谷部雅一さん
アウトドアイベントなどを企画運営する株式会社ビーコン代表。
左:クラフト作家 真島辰也さん
レザーや木などで、なんでも手作りしてしまうDIYの達人。

オープンです!
イノッチのナポリタンは子供のころの試行錯誤の味
井ノ原さん(以下、イ)―今回は連載リニューアルにあたって、あらためてメンバー間の結束を強めるピクニックパーティーです。それぞれワンバーナーでクッキングしながら、いろいろ話していきたいなと。
長谷部さん(以下、長)―イノッチは何作ってくれるんです?
イ―喫茶店もやってることだし、簡単に作れるイノッチ流ナポリタンです!
真島さん(以下、真)―おお、それは楽しみ。
長―イノッチって普段からけっこう料理するんですか?
イ―しますよ〜。というか、子供のころから結構してるんだよね。今回作るナポリタンにしても子供のころから作ってたレシピ。
真―ますます楽しみだなぁ。
イ―親が留守のときって自分で作るしかないから、子供なりにいろいろ研究してたんだよね。ケチャップだけじゃパサついちゃうなとか。それで試しにソースを入れてみたら美味しくできて。今でも覚えてるってことは、相当うれしかったんだろうなぁ。
長―小さいころから工夫する子供だったんですねえ。
イ―長谷部くんはオイルサーディン?
長―ガーリックオイルに浸けてあるやつを使ってます。ウイスキーにめちゃくちゃ合いますよ。
イ―レモン持ってくるあたりがお洒落なんだよなぁ(笑)。それとハーブソルト?
長―ハーブソルトっていろいろありますけど、僕はこのマキシマム一択ですね。
イ―そうこうしてたら、イノッチ流ナポリタン完成です。
長&真―いただきまーす!
長―う、うまーい!!
真―特別な食材は何も使ってないのに、ちゃんとオリジナリティーがある味だ。
イ―中濃ソースを使ってるからかな。ウスター派の人もいるけど、僕は子供のころから中濃ソース。あとは最後にしっかりめに炒めると、喫茶店っぽい味になるかも。
真―食後のコーヒーも入ったよ。
イ―真島さんのコーヒーセット、惚れ惚れするほど完成されてるよねえ。
真―前にこの連載で作ったレコードプレイヤーケースのウッド版なんだけど、必要なものが収まるサイズ感にしてある。
長―ジャストサイズで作れるのもモノ作りの良い所ですよね。
イ―しかも、ドリッパーがセットできるようになってて、さすがマジさん、抜かりない。今回みんなでワンバーナークッキングをしてみてあらためて思ったけど、料理ってすごくクリエイティブですよね。どんなシチュエーションで、誰が食べるのかとか、いろいろと考えながら作る感じが楽しい。
長―それぞれ個性も出ますしね。
真―今回は長谷部さんと食材のオイルサーディンがかぶっちゃったけど、食材が一緒でも完成形はぜんぜん違ったもんね。
長―実は僕のオイルサーディンのつまみなんですけど、食べ終わったら、その油を利用してマルタイ棒ラーメン作るとめちゃくちゃうまいんですよ。
イ―そういうふうにアイデア次第でどんどん膨らんでいく感じも、モノ作りに通じるところがあるよね。屋外ワンバーナークッキングってあんまりやらないけど、家でやるのと違って食材とかも忘れちゃったりするじゃない? 今回なんて炒める油なかったもんね(笑)。でもウィンナーから出る脂とかバターで代用したりして。あるものでなんとかしていくっていうのも、モノ作り感あってすごく楽しかった。
真―たしかに、モノ作りする人には料理好きは多いと思う。
長―今後もたまに企画会議を兼ねてこういうピクニックランチやっていきましょう!
イ―次は潮干狩りとかと組み合わせたり、キノコ狩りしてみたり、食材を採るところからやってみても面白いかも!

当日まで何を作るかは、お互い秘密。「ねえ見て! 長谷部くんピンチ(笑)」

タマネギ、オイルサーディン、レモンを綺麗に並べて……たら、まさかの全落とし!
イノッチ流ナポリタンの作り方

タマネギ、ピーマン、ウィンナーをカット。使っているのは以前連載で自作したカスタムナイフ。鍛造の本格派。
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具材をバターと塩コショウで軽く炒めたら、麺を投入して中濃ソースを。ソースは多めに入れるとコクが出る。
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ケチャップを入れて、具材と茹でた麺によく絡める。最後にふたたび中濃ソースやケチャップで味を調える。
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パスタソースは使わずケチャップと中濃ソースが味の軸。小学生のイノッチが辿り着いたナポリタンの最適解! これがまたうまい!
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シエラカップにイノッチ流ナポリタンを盛り付けて完成。トマトの酸味とソースのコクのバランスが素晴らしい!

コーヒー好きの真島さんは、自家焙煎した豆でドリップコーヒー。自作したボックスや、レザーカスタムしたミルが渋い!

真ん中が長谷部さん作のガーリックオイルサーディン。右が真島さん作のオイルサーディンとトマトのチーズ焼き。
※構成/櫻井 卓 撮影/小倉雄一郎 ヘア&メイク/浅野有紀
(BE-PAL 2026年8月号より)




