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プロが100年頼り続けた現場の一本

パワー森林香を製造する株式会社児玉兄弟商会は、大正9年(1920年)創業。100年以上にわたり、林業・農業・漁業といった屋外の現場で働くプロたちに虫よけ線香を届け続けてきた老舗です。
一般的な蚊取り線香の約2倍の太さ、格段に多い煙の量。有効成分「メトフルトリン」は同シリーズの森林香(黄)比で2倍配合。それが赤い渦巻き、パワー森林香の正体です。真っ赤な色は草むらで落としても見つかる視認色。1巻で約5〜6時間燃焼可能。現場仕込みの実力が、森や離島、海辺など、場所を問わずキャンパー達に愛されていました。
アウトドアマンの口コミが全てだった時代

「これ、かなり効くよ」
僕がパワー森林香を知ったのは、アウトドア仲間からの一言でした。「詳しいことはわからないけど、みんなコレ使ってるんだよ。かなり効くって」。それだけでみんな、そして僕も買いました。
真っ赤な色と、モクモクと広がる煙を見ていると、なんか効きそうな気がしてくる。煙のマジックにかかっている部分もあると思けど、実際使い始めてから明らかに酒を楽しんでいるときの体中の痒みが変わった。その時の感覚は気のせいじゃないと思う。
プロが100年使い続けているものには、ネット上の口コミやカタログスペックに目を通さなくてもわかる実力がある。フィールドでの口コミは誇張しない。「効く」と言い続けているなら、効くんです!
プロ使用の携帯防虫器の設計

セットで使う専用の携帯防虫器(ケース)、これが実によくできています。ケース内側のギザギザが線香の先端をしっかりホールドするので、キャンプテーブルの下で何回けられても、腰に付けて歩いてもずれない。細かいことのようで、これがないと使い勝手がものすごく悪い。

さらに、本体に1枚をセットしたまま、ケース内にスペアを2枚収納できる。合計3枚。1枚あたり約5〜6時間燃焼するので、夜更かしをしても1泊2日にちょうど収まる計算です。「何枚持っていけばいいんだろう」と考えなくていい。それだけで、地味にストレスが減ります。

虫よけスプレーは個人を守るもの。パワー森林香は「エリアを守る」もの。サイトに着いてリラックスタイムに入ったらテーブル下や足元に置くだけでいい。この一本が、スプレーとは別の方法でで機能してくれています。
富士錦(児玉兄弟商会) パワー森林香
腰に付けて、煙を纏いながら歩く

フィールドを歩きながら、腰の後ろから白い煙がたなびいている。虫は足元から来ることが多いので、腰の高さで煙を漂わせておくと防御範囲がちょうどいい。移動しながら守れる、というのがこのスタイルの核心です。そのために装備されているフックは、小さいながらも大きな力を発揮してくれます。

サイトに着いたらそのままテーブル下や足元に置いて、煙の中に足を突っ込む感じで座る。特に何かを準備するわけでもなく、ただそこにあるのに僕を守ってくれている感じが好きです。
足の指で反対の足を掻きながら、煙の方に足をよせる

キャンプの夜。焚き火の横でチェアに座って、ビールを飲んでいる。足の指がかゆくなって、サンダルの中で足をもぞもぞさせる。そして気づいたら、足をパワー森林香の煙の方向にそっとずらしている。
これが、夏キャンプの風物詩でした。
スプレー、虫よけリングバンド、電動ファン式の忌避器。今は様々な選択肢があります。でも結局、僕は毎年これになってしまう。煙のにおいが服に染み込んで、帰りの車の中で「キャンプ行ってきたな」という匂いがする。それも含めて、パワー森林香の体験だと思います。
「プロ」は色々なテクニックを持っている

「今日はもう寝るか…」そんな時は煙が出ている先端をポキッと折れば、折られた先が鎮火する数十分で使用時間は完了する。これなら「寝るか!」と言ってから延長線で話しが少し長引いても安心だ。
また、煙を増量したいときは、渦巻きの先端だけではなく中心にも火を点けて“ダブルスモーク作戦”を実行する。もっと煙が欲しいときは、ほどよいところで折ってさらに火を点ける…というように、時間を犠牲にして煙の量を増やすブースト機能をよく使う。これらは先人から受け継がれたちょっとしたテクニックだ。

「なんか昭和くさい」と言われることもあります。昨今キャンプ場ではお隣さんとの距離が近くなってこともあり、煙の行き先を気にする必要も出てきています。でも100年以上、林業のプロが現場で頼り続けてきたものが、簡単に負けるはずがない。今年の夏も、よろしく!





