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国産レモンで始める、冬仕事
寒さが増すこの時期に、旬を迎える国産レモンを使った調味料を仕込みませんか。レモンのほかに特別な材料は必要ありません。普段使っている、さしすせそ調味料=砂糖・塩・酢・醤油・味噌にレモンの皮や果汁を加えるだけ。日々の料理に少しずつ使える、台所の冬仕事です。

分量は目的に合わせて記載しています。砂糖漬けは、レモンの水分を引き出してシロップにするため、甘さの好みに応じて調整しやすい量で。塩レモンは、仕上がりを安定させるために重量比で。酢や醤油は、料理に合わせて使いやすいよう、適量としています。
レモンの砂糖漬け
レモンの砂糖漬けは、甘さが酸を包んで、味の角をまろやかにしてくれます。デザートだけでなく、和え物やドレッシングなど、甘みを少し足したいときにも重宝します。

【レモンの砂糖漬けの作り方】

【材料】
- 国産レモン 1個
- きび砂糖(はちみつなど好みのもの) レモンの3倍量
<作り方>
(1)レモンをよく洗い、皮ごと細かく刻みます。

(2)清潔にした保存容器に砂糖、刻んだ皮、果汁を入れて混ぜます。
(3)砂糖が完全に溶けて、味がなじんだら冷蔵庫で保存します。
【おすすめの使い方】
- ヨーグルトやチョコレートにトッピングして
- ドレッシングに
- キャロットラぺや白和え
- トーストに添えたり、のせたり
- 白湯やコーヒーなどに溶かして
塩レモン
塩の力でレモンの香りと酸味が穏やかになり、下味や仕上げに使いやすくなります。少量加えるだけで味が決まるのも、塩レモンの魅力です。

【塩レモンの作り方】

【材料】
- 国産レモン 1個
- 自然塩 レモンの重量の10%
<作り方>
(1)レモンをよく洗い、皮ごと乱切りにします。
(2)清潔にした保存容器に、塩、レモン、塩、レモンと交互に入れます。

1日に1度、瓶を逆さまにしたり、上下に振って塩を溶かします。冷暗所、または冷蔵庫で1か月以上、長く置くほど味わい深い塩レモンになります。
【おすすめの使い方】
- 蒸し野菜や焼き野菜に
- マリネやお漬物に
- 混ぜごはんやおにぎりの具に
- 焼き魚の下味や仕上げに
- 肉料理の下味に
※用途に合わせて、そのまま、または刻んで使います。
レモン酢

レモンの酸味を酢と合わせると、不思議と角の取れたやさしい味へと変化します。あと味が軽く、毎日の料理に無理なく使える調味料です。
【レモン酢の作り方】

【材料】
- 国産レモン 1個
- リンゴ酢(好みのもの) 適量
<作り方>
(1)レモンをよく洗い、皮ごと輪切りにします。

(2)清潔にした保存容器に、レモンを入れ、ひたひたになるまで酢を注ぎます。冷蔵庫で数日、置きます。
【おすすめの使い方】
- 酢の物や和え物に
- 南蛮漬けや甘酢あんに
- ドレッシングやたれのベースに
- 水や炭酸水で割って
※レモンは取り出して刻み、調味料として使っても。
レモン醤油

醤油のうま味に、レモンの香りを重ねることで、味に奥行きが生まれます。強く主張する調味料ではありませんが、あと味が重くならないのが魅力です。
【レモン醤油の作り方】

【材料】
- 国産レモンの皮 1個分
- 醤油 適量
<作り方>
(1)レモンをよく洗い皮を薄くむきます。

(2)清潔にした保存容器に入れ、醤油を適量注ぎ、冷蔵庫で数日置きます。
【おすすめの使い方】
- 冷奴や湯豆腐
- きのこのソテーに
- 和え物の隠し味に
- 焼き魚の仕上げに
- お刺身やカルパッチョに
味噌レモン

味噌のコクに、レモンの皮の香り、そこへ少量の煮切りみりんを加えて軽やかに仕上げた合わせ味噌です。
【味噌レモンの作り方】

【材料】
- 国産レモンの皮 1/2個分
- 味噌 80g前後
- みりん 小さじ2強
<下準備>
- みりんは小鍋に入れ、中火でひと煮立ちさせます。
- アルコール臭がぬけたら火を止めて冷まします。
<作り方>
(1)レモンはよく洗い、皮を削るか、薄くむきます。

皮を細かく刻みます。
(2)ボウルに味噌と削ったレモンの皮を入れ、煮切りみりんを加えてよく混ぜます。
(3)清潔な保存容器に入れ、冷蔵庫で2~3日置いてなじませます。
※すぐに使ってもいいですが、少し寝かせると香りが落ち着きます。
【おすすめの使い方】
- ふろふき大根、蒸し里芋
- 田楽
- 焼きおにぎり
- 野菜スティックや蒸し野菜のディップとして
- 和え衣として
気になるものだけでも、仕込んで
旬の国産レモンが出回る冬に、いつもの「さしすせそ」に、ほんの少し季節の素材を足すだけで、料理の表情は変わります。一気に作る必要はありません。気になったものだけ、レモン1/2個分など、少しずつ仕込んで、日々の料理に加えてみてください。







