ソト遊びグルマの注目モデルをレビュー!
「Cクラス ステーションワゴン」ってどんなクルマ?

1985年から日本での販売が始まった「190」が元祖。当時は最も小さなメルセデス車で、モデルチェンジした1993年から「Cクラス」という車名を用いている。代々ステーションワゴンもラインアップされてきた。5世代目となる現行のステーションワゴンは全長4,785ミリ、全幅1,820ミリ。日本の道路事情において使いやすく、それでいてホイールベース(前後車軸間の距離)が長い設計ということもあり、十分な居住性を誇る。
今回試乗したのは、車名の末尾に「スポーツ」を冠したモデル。人気の高いオプション装備「AMGラインパッケージ」を標準装備し、高級感とスポーティな印象を高めている。さらにサスペンションやシートもスポーツ仕様の装備となっているのが特徴だ。
高級なつくりに秘められた本質的な機能に注目!

現在、メルセデス・ベンツには「Aクラス」「Bクラス」といったコンパクトモデルがラインアップされ、「Cクラス」はミドルクラスに相当する。前述のように日本でも扱いやすい絶妙なサイズ感は、荷室を広くとったステーションワゴンでも変わらない。
もともとステーションワゴンは角ばったセダンの後部に大きな荷室が付き、積むことに特化した道具的価値観が人気の理由でもあったが、現代はステーションワゴンにおいても流麗であることがトレンド。「Cクラス ステーションワゴン」も角のとれた美しいスタイリングで、とても都会的な印象だ。
それでも荷室の機能はしっかり確保されていて、後席をたたまずとも奥行きがあり、荷物多めのアウトドアパーソンにはたまらない空間となっている。
奥行きのある荷室がソト遊びの行動範囲を広げる


ガラス面が広く、周囲の状況を把握しやすいのは、すべてのメルセデス車に共通する特徴。柔らかく風合いのあるナッパレザーを用いたステアリングホイール(これも「スポーツ」の標準装備)は手触りがよく、シートの位置や角度を体に合わせて調整して運転しているときのフィット感も抜群だ。
エンジンは1.5リッターの4気筒ガソリンターボ。これに、エンジンの補助や電装品の給電に貢献する、「ISG」と呼ばれる発進モーター兼発動機を搭載し(いわゆるマイルドハイブリッドのこと)、走り出しから滑らかで力強い。スポーツサスペンションを装備しているといっても、決して乗り心地が硬いわけではなく、むしろ街乗りではまろやか。路面の衝撃を巧みに吸収して、同乗者に不快な気分を味合わせることのない上品さは、メルセデスが長年磨いてきた技術なればこそ。郊外のキャンプ場に向かう過程で山道に遭遇したときは、スポーツサスペンションが前後・左右の踏ん張りをドライバーに意識させないレベルでこなし、気持ちよく走れる。
“いいモノを長く使う”考えに則したつくりのよさ

山道だけでなく、高速道路も安定感は絶大だ。これは、高い速度域で走ることを前提としたメルセデス車の伝統であり、ロードクリアランスはSUVにかなわないものの、重心は低め。長尺物を積むことが多く、何よりも荷室の奥行きの長さを重視する人、セダンタイプの乗用車と同じ感覚で運転できることを好む人にとって、このクルマは愛おしい存在だ。
SUVとステーションワゴンのどちらかを選ぶかはライフスタイルと好みの問題であって、優劣をつけるべきではなく、メルセデス・ベンツはそれぞれをベストなラインアップで提供しているのだ。高級車ブランドとしてあまりにも有名なぶん、ソト遊びに使うのは場違いではないかと思うかもしれないが、決してそんなことはない。万人にフィットする使い心地は愛着につながり、“いいモノを長く使う”アウトドアパーソンの流儀に則したものだ。
それに、複数台を所有していないかぎり、愛車は家族も使うもの。むしろフィールド以外での普段使いこそ生活の中心になるのだから、安全技術の面においても常に先をいくメルセデス車に乗ることは、家族にとっても幸せにつながるはず。そんなかっこいいパパにおすすめしたい。
(車両協力=メルセデス・ベンツ日本)
【Mercedes-Benz C 200 Stationwagon Sports(ISG搭載モデル)】(モデルコード【MP202502】)
- 全長×全幅×全高:4,785×1,820×1,455ミリ
- 最小回転半径:5.2m
- 車両重量:1,730kg
- トランスミッション:9AT
- エンジン:直列 4 気筒ターボ 1,494cc
- 最高出力:150kW(204PS)/5,800~6,100rpm
- 最大トルク:300Nm/1,800~4,000rpm
- 燃費:14.8km/L(WLTC モード)
- 車両本体価格:¥7,610,000(税込み)
問い合わせ先
TEL: 0120-190-610








